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「財布を無くした」という筆舌に尽くしがたい失態を受けて、ノリスケ氏はいよいよビジネスパークに篭りたくなっているという。「こんなはずじゃなかった!」同氏は怒り心頭に発している。
だいぶ前に出したエッセイが「佳作」を受賞した模様。ノリスケ氏は複雑な表情で通知の便箋を眺めた。それと、一月に出した短編小説もどきの公募は、もどきらしく、箸にも棒にもかからない結果となった。この現状を受け止め切れないノリスケ氏は当分の間、ビジネスパークに籠ることを関係者に漏らした。
「はいからさんが通る 後編」が見たくて、レンタルビデオ店をウロウロする。
しかし、全く置かれていない。「なんちゅうこっちゃ!」と叫ぶ。
しかも、当作品のジャンルは「女の子」とある。
「「プリキュア」と「ハローキティ」しか無いではないか!」「なんちゅうこっちゃ!」
私は再び叫んだ。
この自粛生活。他人の様子をSNSでうかがって時間を浪費するか、いっそのこと全部のSNSを閉じて自分の生活に浸るか。要領良くできない自分の無能さに呆れるばかりである。
考えすぎるほど息苦しい世の中よ
指遣いがやたらとエロいベーシストである友人が就活に悩んでいる。noteにてしばし拝見致した。
安心しろ。余も就活で悩んでいる。
余はこれまで就活に備え、入念に個性を磨いてきた。
しかし、個性の鍛錬は、歪んだ価値観を助長させ、まともな人間を直視できないほど、ひねくれた人間に転化させてしまった。おそらく、余が放つありったけの「個性エネルギー」は会社の鉄筋コンクリートをことごとく粉砕するであろう。