だいぶ前に出したエッセイが「佳作」を受賞した模様。ノリスケ氏は複雑な表情で通知の便箋を眺めた。それと、一月に出した短編小説もどきの公募は、もどきらしく、箸にも棒にもかからない結果となった。この現状を受け止め切れないノリスケ氏は当分の間、ビジネスパークに籠ることを関係者に漏らした。

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