メモ②

・何もする気が起きない。今まさに、これほど虚無を感じることはないと言い切る自信がある。しかし、虚無は虚無なのだから、感じるも何もないんじゃないの?と言われそうだが、今の私の感情を形容すると、やはり虚無である。

・締め切りの書類もそこまで迫ってないし、何がここまで私を虚無にさせるのか、甚だ疑問であるが、ここ「note」ではその辺りをさらけ出そうと思う。と思ったけど、そのようなものは自己完結しないと意味が無いと思うので、ここでさらけ出すのやめにしよう。まどろっこしくてごめんなさい。

・文章を書くのが好きなら、いろいろな文体に挑戦しなさいと大学の師から仰せつかったが、結局そんなことができるほど、器用ではないということを気づくのに時間は掛からなかった。

・いまは不思議である。いつもと同じように文章を書いているだけなのに、少し脱力して、ゆったり書いている気がする。文字数が多くなるデメリットがあるが、書いていて全く疲れない。ルーズリーフの醍醐味の一つ「スラスラ書ける〜」が今このスマホ画面に起きているかもしれない。気持ちいい。

・感情とそれに反する感情がぶつかり、高度な次元へと止揚する。確かこれはヘーゲルの弁証法だったかな。テーゼとアンチテーゼがぶつかり、アウフヘーベンが起こり、ジンテーゼになる。確か高校時代の黒板にそのようなことが図示してあったような気がする。

・今までの人生、偉人のように「あの時は〜」と言えるほど何もなせてはいないが、あらゆる感情の交錯は積み重なり、私史が出来上がりつつある。

・最近好きな単語は「沃野」「惰眠」「混沌」。私の妄想と夢想を言語化するのに一役買っている。これからもよろしく頼みますよ、かわいい単語たち。

・「最近、私の中でバズりつつある作家の一人で、大変お世話になっており、一回はまってしまうとそこから抜け切れないという無限ループを引き起こしてしまう、京都を舞台の中心として小説を描く奈良県出身の森見登美彦さんの本を読むのが最近の日課である」というように、ブログを書く際、第一文の主部が長いと、読んでいて胸焼けをしてしまうと感じたのは、親が法事帰りに持って帰る弁当の天ぷらを盗み食いした時以来だろうか。

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