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本を読んで考えたこと

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本との出会いで感じたこと、考察したことをまとめてみます。生活実感と結びつけた形で、カスタマイズした読書体験をシェアしたいです。
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#読書の秋2021

【読書note】『保育の質を高める』を読んで考えたこと

仕事での必要性から、下記を読了。

現在2歳6か月の子の育児中ということもあり、能動的に読んだ。仕事でも家庭においても、フィードバックが多くなりそうな一冊。

かつてから、「サービス」として保育や教育をとらえる視点には懐疑的だった。保育や教育といった分野に消費者マインドや資本主義社会の比較競争主義をそのまま持ち込むことに対しては感覚的に危機感を抱いてはいたが、本著を読んで、それが論理的かつ具体的な

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【読書note】

【読書note】

途中になっている本。

新しい仕事が始まってしまったので、なかなか完読できなさそう…

ひとまず記憶が新しいうちに、半ばの感想を。

育児スタイルを概ね4つに分類し、各国時代別にエビデンスベースで分析している本著。

「自ら選択している」と思い込んでいる子どもとの関わり方が、実は時代や文化背景や経済状態などの影響がかなりの大部分を占めるという考察に、目を開かされた。

転職前に、休職中含めたこれま

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【読書note】登園拒否と、「反ペアレンティング」

【読書note】登園拒否と、「反ペアレンティング」

本日、読了。

読んでいる間に、何度か養老孟子氏の「子どもは自然」という言葉を思い出した。

本書では、子育てする親(保育者)を

木工職人 VS 庭師

というスタンスで説明しているが、私自身の日々の実感や、今後子育てにおいて起こるであろうあれこれを想像するに、育児と庭師のしごとはかなりの部分が似通っているかもなぁと思う。

よい親というのは、子どもを頭がよくて幸せで成功する大人に育てる親ではな

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