見出し画像

串揚げ大好き

20年来の友人がいる。今は大阪で陶芸の道を進んでいる。

新潟の串揚げ屋さんが彼の作品をお使いいただいていると聞いた。これは行かねばなるまい。

画像1

行って驚いた。ネットで大阪の友人の品を見て気に入ったので注文したという。知り合いではなく、ナマズさんが縁をつないだのである。

画像2

僕はウズラに目がない。卵焼きの串揚げというのも美味しいものである。

素敵な話である。食事というのは「栄養を摂るだけのもの」とは思わない。人と人とをつなぐのである。昨今のチェーン店に行きたいと思わないのはそのせいだ。家族のために料理をつくる事も僕にとっては絆を作るものと思っている。

そして、驚くべきことはこの串揚げである。僕は串揚げのが大好きなのだ。大阪に半年いて新世界は僕のダンジョンであった。多くを学んだ。

画像3

大阪のものは厚めの衣に素材のエキスを吸わせてその衣を食べる。それはそれで一つの味わいだ。しかし、みなそれを真似る事はない。

大阪の串揚げが、「衣を食べる」とすると、こちらのお店は素材そのものを味わう。パン粉自身が細かく引かれて、ドロはほぼ無く、薄いスカーフのようである。これには驚いた。

ホルモンの串揚げを頂いたが、素晴らしいものである。一昨年、お祭りの屋台でホルモン揚げを食べてから時折挑戦するが上手く行かなかったので、これには驚いた。上手に下処理ができている。鶏皮も、ときおり揚げるのであるがこう美味しくはならない。弟子入りしたいものだ。

肉も野菜も素材の美味しさが、最大限引き出されている。魚にまでたどり着けなかった。

画像13

ナマズさんもお腹いっぱいのようであった。17:30~19:15ー>19:47青山発新発田行きに乗れた。

画像14

ああ。楽しかった。ありがとうナマズさん。

画像12

お店のスタッフの方も気持ちいい、店長は特に修行はしていないと謙遜するが、居酒屋さんの叩き上げだとお聞きした。それこそが修行なのだ。自分の理想を求め、人生を生きる。時給で使い回される事は苦痛だ。誰かの奴隷になるということだから。そしてジャンプしたのだ。

僕は自分が独立した頃のことを思い出していた。

僕はお店さんに行くとスタッフの方々を眺めるのが好きだ。これはチェーン店でも同じ。時給で使い回されて、マニュアル通りの仕事しろと言われているにしても、自然とその人となりは出てくるものだ。

僕がチェーン店を嫌うのは、僕の払った金が、そこで頑張るスタッフに入っていかないのである。時給で働かせられ、どんなに頑張ってもお客さんの感謝はお金として渡せないのだ。どこかの誰かを大金持ちにするために商品など買いたくはない。そこで生きる彼らと人生をともにしたいのだ。
こちらの記事にコメントさせていただいています。大昔は、食事はそれ単独でサービスされていなかったような気がする。本格的に「食堂」という食事の提供形態は随分あとのはずだ。無論料亭は有ったが、お寺や神社の外部施設渡韓g萎えたほうがいい。今や、お寺や料亭は、葬儀場に席を譲っている。その時代は、宿代に食費が込みになっていたはずだ。映画では、「板さん(シェフ)呼んでくれ」と言って呼んでお金渡したりするシーンを見る。つまり食堂の方があとから生まれたのではないか、そしてチップというのは宿屋での食事に対しての評価が残っているのではないかと思った。今度、昔買って隠しておいた柳田全集読んでみたいなあ。食文化を見つめるというのは面白い。時代のメンタリティがそこには表現されている。そしてこちらの記事の本質的な問題提起は、経営者は豊かになるが、社員は時給でタダ働かせられるだけと言う格差の問題である。個人が、その人なりに評価されない昨今の風潮に対して怒っているのだと思った。

画像15

皆その場で必死でお客に向き合う姿が素敵だ。3人でフル回転である。見ていて泣きそうになった。

若くても落ち着いた店長、頭の回転が早い青年、落ち着いて客の言葉を理解する女性スタッフ。笑顔が素敵だった。多分あの子が支配者である(笑)。

こんなご時世だと人は言うだろうが、穏やかに見えても、沖に出ればいつも海は大荒れだ。僕も負けずに頑張ろうと思った夜であった。

画像11

画像7

新発田に戻り、一軒馴染みの店によって、格差の話で盛上がり、人の話しの「あげ足」ばっかとって、偉ぶるる爺さんと大喧嘩した。足は揚げ物にしても美味しくない(笑)。

家に帰って10時を過ぎていた。妻がホタルイカを茹でてあった。人の料理も美味しいものだ。

画像11

スクリーンショット 2021-03-26 11.26.40

画像6

最寄り駅は新潟から3駅目の「越後線 青山駅」歩くと丁度よく酒がうまい。東京からでも歩いてすぐである、ちょっと新幹線も乗るが。

画像5

花咲地図

画像10


#串揚酒場 はな咲く

#陶芸倶楽部おばた

#幸運な病のレシピ #素材から食事を作る #商品化された食事 #生活習慣病 #糖尿病 #食事療法 #家族というシェルター #グローバリズム #笹川三作 #百年しばた

#DNAは細胞のプロトコル #人は心で食べる #ファスティング #関係性の病 #うつ #統合失調症 #拒食症 #過食症 #依存症 #DV #セックスレス #DSM -5 #心の病







厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。