病や障害の受け入れについて ー ①

 おはようございます。

 昨日は引っ越しの準備をある程度済ませ、病院の作業療法士さんや心理士さんが主催される『リラクゼーション』のプログラムで「足浴」に参加してきました。
 天気が良かったので屋上で風にあたりながら、ぼくは柚子のアロマオイルを垂らし、良い香りの中で足の血行を良くしたり友人や支援職の方々とお喋りして癒されました。
 リラクゼーション後は、眠たくなって2時間近く眠っていましたが22時までには眠り3時50分には起床しました。

 今日は『病や障害受容(障害の受け入れ)』について紡ぎます。
 結論から言えば、あくまで私見ですが病や障害の受容をしている方のほうが治りが早いと思います。完全寛解までは行かなくても部分寛解や完治までは行けると思います。(※精神疾患や障害は場合によって再発率が高まりやすいです)
 その自己受容に加えて、家族や周囲の方も病や障害について受容してくれていると、より前向きに治療・加療出来て治りがより早くなると、ぼくは思っています。

 

 ぼくの障害の受容について

 ぼくは初めてうつ病と診断されたときは2012年の冬、クリスマスの時期でした。
 常勤講師として公立中学校で勤務していたのですがオーバーワーク気味や一番の理由は熱中しやすいタイプのため仕事を家に持ち帰り睡眠を削ってまで仕事をしていました。
 まさに寝ていない自慢という状況でした。その後、静かに心身をむしばみ、全く眠れない日が1週間、10日近く続きました。
 
 やっと自分自身の体調の変化や、不眠、不安感、抑うつ、焦燥感、恐怖感を感じて少しでも気持ちを落ち着かせるため真夜中に散歩しながら、家族に電話で相談し、家族も僕の亡くなった父も双極性障害(当時は躁うつ病)を患っていたため、すぐに理解し駆けつけてくれ、住んでいる地域の精神科を標榜する病院へ通院することに決まりました。

 発症して最初の頃だったため、今までの中でも一番恐怖感を感じていたし、なにより常勤講師として、ずっと目標にしていた教育への道が志半ばで折れてしまったことが一番受け入れられずに、あまりにも辛い経験でした。
 
 今年の年末で発症して11年が経過します。「上り下りの日々」でこの約10年の中で母が末期の脳腫瘍を患い在宅介護や看取り、その後にそのまま同居する祖母が認知症を患い、全く心にゆとりが生まれず睡眠のリズムも崩れていたり、ストレスを買い物やお酒でしか緩和出来ずに、双極性障害とは診断はされていませんでしたが浪費や気分変調が見られ、ぼく自身のなかで診断は受けていないけれど双極性障害なのではないかと、ずっと思っていました。

 亡き母の約1年の在宅介護や看取りが終わり、亡き祖母もグループホームに入所させましたが1年の中で気分の波や特に季節の変わり目は気分の変調がしやすく、2015年の3月、2016年の3月と現在受診している精神科へ「うつ病」の患者として入院をし、治療や病院が提供するリワークプログラム(復職支援)を約3か月受講するなど、うつ病の治療を前向きに受け入れることは出来ていましたし、リワークに通うことで病識や認知行動療法を筆頭に自己理解を深めていくことが出来たのは大きかったです。

 結局、その後も気分の波はあるものの、「躁エピソード」については自身にとって楽というか心地よく主治医に伝えていませんでした。それが悪化への道の大きな一つの要因です。
 躁エピソードが出ているときは元気で明るく何事にもエネルギッシュな自分が本来の自分だと認識が強まります。だから、場合によっては躁期に勝手に服薬や通院を辞め悪化や再燃する患者が多いと聞きます。ぼくの場合は治療自体は辞めていませんでした。

 入院を2回したり発症してから年数を重ねるごとに転職の回数も重ね、障害者手帳や医療・福祉サービスの受給を主治医に相談はしていましたが主治医はぼくが元々は教育の道を目指し、現役で保育、福祉の道で働いていたため仕事上や今後のキャリアで不利にならないためにも、手帳の交付や医療・福祉サービスの受給にはなかなか許可は出ませんでした。

 2019年の春までにジワジワと躁転し周囲や家族に迷惑をかけたりエネルギッシュになり「まちおこし」などを主催したりと、過活動で一気に10㎏以上体重が減少しましあ。
 ほぼ家族から強制的に入院を勧められ、まちおこしなどイベントも何とか終わらせた上で、ぼく自身も心身の消耗が激しかったため、初めて双極性障害の躁転だと自身も受け入れて、主治医からも発症して約8年かかり『双極性(感情)障害I型』と診断を受けたました。
 そこから抗うつ薬などから一気に薬の内容が変わり、抗うつ薬を無くして気分安定薬と睡眠薬がベースになり、主治医も手帳の交付や障害者雇用などの医療・福祉サービスの受給を認めてくれるようになり変わっていくことになります。

 本当は、一気に書き上げようと思いましたが、病や障害受容(障害の受け入れ)をしてから変わっていったこと、リカバリーストーリーについては、また後日に紡ぎたいと思います。

Carpediem!(今日というこの日を生きていこう)


この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,825件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?