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昔はもっと大変だった、のパワーワード~休職中日記②~


昭和世代のトラウマ発言


私はメンタルを保つためにアロマを焚いて、ハーブティーを飲み、大好きな椎名林檎の曲を流して、しゅくしゅくとメンタル安定のために努力していた。




そこで母からの電話が鳴った。


最近は休職したわが子のことが心配なのかよく電話がかかってくる。


「私のころの時の方がもっと大変だったよ~!」


でた。


課長が常に言ってたことと同じパワーワード。


聞いただけで涙がこぼれてきた。何度も聞いてきたからもはやトラウマだった。

大嫌いな昭和世代の言葉だ(私も昭和生まれだけど


そんなこと言われてもそもそも今は令和だし、時代が違うし育ちも違うからなにもかも違うわけで、それを言われるとすごく弱い人間だと責められている気がするし、じゃあ、どうすればいいの?ってなる。


それを言うことで自分はそれを乗り越えてきたんだよ、というアピールと、目の前の目下の者に対しての自分も耐えてきたんだからあなたも耐えなさいという圧力に感じてしまう。



旦那にラインで愚痴を言ったら、救われたのでnoteに記しておきたい。


昔と今と自己実現について


私「会社辛かった話から、お母さんの時代はもっと辛かったぞーって言われた。もうそのパワーワード聞きたくない。課長と同じじゃんって思う。」


旦那「なるほど。笑

昔の人から見たら甘えにみえちゃうのは仕方ない。けど、俺はこんなに辛かったんだからお前も我慢しろはどうかな、と思う。同じように辛い目に合えばいいってもんじゃない。」


私「それくらい、、、って思われるんだろうけど、若い子たちの自殺が増えてる中、メンタルとは?なんだろうってなる。育て方なのか、日本の生活が変わったからなのか。

昔より若い人がメンタル弱いのは確かだし自殺率も高い。けどなんでこうなっちゃったんだろうね。」

豆腐メンタル


旦那「生活というか社会が変わったのよ。昔の人よりメンタルが弱いわけじゃないよ。生活スタイルが変わったの。」


私「そうかー」


旦那「昔の人はね、家族とか地域とか小さなコミュニティで生きてたのよ。結婚相手とか、職場とか、ルールとか、家族に決定権が強かったの。

だけど、いまは家族や地域で決めていた事を国家と市場が管理するようになったのよ。昔よりもルールが厳格化されて息苦しい世の中になったって昔の人よく言うでしょ。」

家族


私「うん」


旦那「んで、ルールを厳格化するだけだと市民は反発するから国家お父さんと市場お母さんはあるものを用意したのよ。

自由に生きていいですよー、国家と市場が面倒みるんでーっていったの。

だから俺らはどこに住もうが誰と結婚しようがどんな仕事をしようが許される。家族に決定権はないのよ。

そのかわり誰も守ってくれない。パワハラセクハラはダメ!っていうのは大きな国家や市場があるからで、嫌なもんは嫌だってハッキリいい世の中にはなってる。

なってるかわりに将来のこともどうやって生きるかも自分で決めないといけない。

だからうちらは選択の自由のかわりに将来に対する責任も自分でみないといけない。そもそものシステムが変わってるから、メンタルが今と昔どっちが強いかなんて比べられないのよ。」

自由の女神



私「そうよね」


旦那「自由に生きれる。けど選択肢が多すぎてどうすればいいかわからない。けど異議を唱えることはできるし、唱えろと言われる。言ったから言ったけど、結局この先どうすればいいのかわからない。(私が病休に入ったことや、上層部にパワハラで訴えたことです)

○○(私)が今辛いのはこの辺じゃないかな

悩みの根源がお母さんが言ってる部分とそもそも違うんだよ」


私「うん。先が不安。あと恐ろしく自分に自信がない」


旦那「なんでもできるはなんでもできないと一緒、だから自信がなくなる。

かと言って誰かから面倒をみてもらうだけじゃ不安は払拭できない。

自分の中になにか一つ柱を見つけないと今の世の中は生きづらいんよ。

だから自分が好きなものを見つける。

それを探求してみる。

探求してもまだ好きだって思えるなら、それがお金になるか考える。

毎日何分でも何時間でもそのことに真剣になればちょっとだけ生きやすくなれると思うのです。



私「ありがとう」


私の自己実現の旅は続く。


休職中という許された時間、落ちているばかりでなく、自分の何かを模索していきたいです。


読んで頂きありがとうございました。




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