私たちの心は繋がっている!潜在意識の仕組み
言葉にはしていないのに、表情にも出ていないのに、なぜか雰囲気や印象で相手の喜怒哀楽を感じとれることってありませんか?
自分が感じとった相手の雰囲気や印象が、「合っているのか」「間違っているのか」は別として、
私達は、自分の周りにいる相手の雰囲気や印象を、感覚的に捉えることができますよね。
これ実は、いわゆる「空気を読む」になるんですね。
では、なぜ私達は、言葉を発せられなくても相手の「雰囲気」や「印象」を感じとることができるのでしょうか。
今回は、言葉なしに相手の「雰囲気」や「印象」を感じとることができる正体である「潜在意識の仕組み」についてお話します。
潜在意識の特徴
前回の記事で、自分の現実を創っているのも、自分の願いを叶えるのも、その正体は自分の「潜在意識(無意識)」とお話しました。
前回の記事はこちらから ↓ ↓
したがって、自分自身を創っているのも、自分がいる世界を創っているのも、潜在意識(無意識)の仕業ということなんです!
潜在意識の特徴のひとつとして、表面上で行われている「言葉のやりとり」(顕在意識)の言語部分を超えて、無意識下で相手と非言語で情報のやりとりをします。
冒頭でお話した、言葉を発せられなくても相手の「雰囲気」や「印象」を感じとることができるのは、
自分と相手の潜在意識が、無意識の領域で非言語での情報のやりとりをしているためなんですね。
ここでおさらいですが、潜在意識とは「無意識の領域で持っている思考回路や価値観」のことを指します。
私達が普段、何かを考え判断したり、選択したりと表面上で働いている顕在意識とは異なり、潜在意識は私達の無意識下である水面下で働いています。
潜在意識で認識していることが相手に伝わっている
では、潜在意識が行なっている「無意識の領域での非言語情報のやりとり」とは、いったいどんなものなのか。
例から見ていきましょう。
◆重い女になりたくないから、連絡だって必要最低限しかしないし、相手に甘えない
上記のように、心掛けている女性。
でも実は、潜在意識(無意識下)で相手に「なんで連絡くれないの?」と思っていたり、「なんでもっと会ってくれないの?」と思っています。
すると…!
この場合、「いい人なんだけど、この人と一緒にいると、なんか落ち着かない…。」「一緒にいたくないな…」というような雰囲気や印象を、相手が感じてしまうんですね。
私達は、無意識の領域である水面下で、相手の潜在意識と非言語で情報のやりとりをしています。
そのため、良くも悪くも潜在意識で思っていること、考えていることは、相手に筒抜けとなって、
その結果、相手が雰囲気や印象として感じてしまう、ということなんです!
無意識のうちに、相手の潜在意識と非言語情報でやりとりをしている背景、なんとなく理解できたでしょうか?
次は少し難しい例です。
◆「次のプロジェクトで成功を収めたら昇進できるよ」と上司に言われたものの、その成功では昇進できない気がする…
上司から「昇進できる」と、しっかり言葉で伝えられているのに、
「いや、本当は昇進なんてできないのではないか」「プロジェクトを自分に全て任せるための綺麗事なのではないか」と、
なぜか不安や不信感を持ってしまい、そわそわしたとします。
今回の例では、不安や不信に思った要因は2つ。
1つ目は、上司の潜在意識に刷り込まれた情報を受け取っている場合。(相手の潜在意識の情報)
2つ目は、自分の過去の記憶や思考癖から、不安や不信感を持っている場合。(自分の潜在意識の情報)
では、この不安や不信感はどこから発生したものなのでしょうか?
この場合、相手の潜在意識の情報から発生したものか、はたまた自分の潜在意識の情報から発生したものなのか、確認する必要があります。
相手の潜在意識の情報なのか、自分の潜在意識の情報なのかを見極めるポイント
まずは、
①会社の体制を俯瞰して見る
もしかしたら、上司自身もしくは他の人で「プロジェクトの成功と引き換えに昇進」と言われたのに適わなかったなど、何らかの過去があり、
上司の潜在意識に何かしらの情報(不快な記憶や思考癖からできた価値観)が刷り込まれているかもしれません。
今回の例では、自分が不安や不信に思ったのは、上司の言葉がきっかけですが、
「上司の言葉」そのものを見るのではなく、上司の言葉の背景(後ろ)にある「会社の体制」を俯瞰して見てあげることが重要となります。
つまり、視点をずらして見たとき「会社の体制」に何らかの違和感や不快感があるときは、
相手の潜在意識の情報から不安や不信感を持ってしまった、ということ。
自分の見るべき対象を「上司の言葉」から「会社の体制」に視点をずらすことで、
「上司の潜在意識の情報を非言語情報として受け取っていたのか」を判断することができます。
少し話が逸れますが、
日本の企業は「我慢を強いて業績を上げる」ことに囚われていて、高度経済成長期の成功体験モデルを採用している昭和体質の企業がほとんど、といっても過言ではないですよね…。
東証一部に上場している誰もが知っている大手企業こそ、そのような考え方が根強く残っているのではないでしょうか。
会社そのものを俯瞰して見たときに、見えてきた体制が「本当に自分が望んでいる働き方」ができる会社なのか、
吟味することも「本来の自分」取り戻すためにとても大切なことです。
このように、自分の不快感を俯瞰して見てあげることで「本当になりたい自分の姿」というのも、自ずと見えてきます。
次に、
②自分の過去の記憶や思考癖を俯瞰して見る
会社の体制、体質に問題はなく、上司の潜在意識も言葉(顕在意識)も一致していて、嘘偽りなく話しているのにも関わらず、不安や不信に思っている場合、
その感じている不安は不信感は、
自分が過去に刷り込まれてしまった情報や過去の記憶から作られた思考癖によるものです。
つまり、自分の潜在意識の情報から不安や不信感を持ってしまった、ということ。
自分が過去に刷り込まれてしまった情報や過去の記憶から作られた思考癖の解除方法については、
これらの記事に書かれています。↓ ↓
潜在意識=非言語情報ということを押さえておこう!
潜在意識というのは、非言語で情報のやりとりをします。
言い換えれば、私達の「言葉」というものを良くも悪くも理解することができない情報媒体だと、今回の記事で覚えておいていただけると幸いです。
「人の心は繋がっている」という言葉って、私達の「潜在意識下での非言語情報のやりとり」を表しているんですよ!
そして、
相手から肯定的な言葉をかけられているのに、相手はいい人だと思うのに、なぜか不快な気持ちになったり、相手から離れたい!と思うときには、
相手の潜在意識(無意識の領域で思っていること)と顕在意識(言葉や行動として現れているもの)に、必ず不一致が生じています。
そのため、潜在意識と顕在意識を一致させることは、自分の望んでいる現実を創るうえでとても重要なことだということも、ぜひ頭の片隅に留めておいてくださいね!
最後に、思考癖の解除方法について、本記事でも取り上げたかったのですが、読んでいるみなさんの混乱を避けるためにも今回は割愛します。
今回の記事内容ついて整理できたタイミングで、「心理学のあれこれ」マガジン記事を読み直すことで、潜在意識の仕組みについてより理解が深まっていきますよ♡
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