もぐ

つたないですが、そのまんまわたしです。

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机の上のカロリーメイト

なんでもない日に出勤できなかった。無遅刻無欠席の真面目が取り柄なのに。涙が止まらなくて、布団から起き上がることができず、行きたくないとごねて休んだ。申し訳ないなぁよりホッとした自分がいることに驚いた。 次の日、遅くまで残っていたらたまたま先輩と話すことになった。「なんかもう全然朝ご飯食べらんなくて。食べろって生徒には言ってるんですけど」って笑いながら話していたのを、その先輩は聞いていたらしい。「さっき朝起きれなくて泣いたりご飯食べられてないって言ってましたけど、それ、もう限

    • 時間を買う

      病院に行った帰り、気になってたお店に行こうとしたら駐車場が満杯で断念した。薬を追加されただけでも萎えたのにツイてない。でも、どこかで外食をしたくて、地元のお気に入りに行くことにした。 ひとり?と聞かれて1と指をだす。カウンターに案内されて、いつもどおりデジタル時計兼熱中症指数付きのそばに座る。大好きなベーコンピッツァのセットにする。ここのお店の好きなところは石焼き窯が店内にあって火がパチパチと音を立てているのだ。パチパチ燃えている間に数学の本を読む。 ほーん。 ふむ。 ハ

      • あれこれ

        ハイパー楽しくても、ずーんとしてても、1日は過ぎてゆく。 もう少しで付き合って1年経つという。正直こんなに長続きするとは思っていなかった。久々に人とお付き合いしていたので一緒に過ごしてて戸惑うこともあった。これから先一緒になりたいから何でも分かり合えると思っていたけれど、そんな簡単にはいかないのが世の中で。でも、ずっと一緒にいたいからと、揉めたら話し合ってお互い納得する形をとってきた。 どうしても気持ちの浮き沈みがあって、沈んだ時には一緒にいられない、やっぱりいちゃダメだ

        • たべるということ。

          彼はデートの時にときどきご飯を作ってほしいと言う。一人暮らしが長く大して料理をしないため、何気ない料理を家で食べるのに憧れがあるらしい。 最初はカレー。次はキーマカレー。風邪の日の卵雑炊。チャーハン。ピーマンのナムル。生姜焼き。肉じゃがとトマトとしらすのポン酢和え。ジャーマンポテト。鯖と野菜のそぼろ。 作り置きおかずを含めればこの4ヶ月で割と作った気がする。 カレーはだいすきで、作ったこともあるらしいのだが2時間はゆうにかかったらしい。以来レトルトでさくっと…2時間なんて

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        机の上のカロリーメイト

          好きになったのも好きになってもらえたのも。

          通院月一にできる!って思っていたら、すこぶる落ちた。前半はとてもよかったのだ、薬がいらないと思えるくらい。でも後半はじわじわとメンタルがやられて、蟻地獄のごとくずぶずぶとハマり抜け出せなかった。 思わずLINEの最中に愚痴をこぼすと「電話しようか?」と言われた。でも涙が止まらず、待ってもらってもいい?と聞いたら、「いいよ、落ち着くまで待つよ」と。結局泣き止めず、でも寂しいからLINEでもいい?と聞くと「LINEで話そう」と返事が来た。ふと病気のことが不安になり、こんなんだか

          好きになったのも好きになってもらえたのも。

          まさか。

          先輩の誕生日を祝った帰りの車だった。 「俺は、もぐ先生のこと好きだよ」 去年振られているから、友だちとしてなのかそうじゃない人としてなのか分からなくて、返事に詰まった。 「去年は8つも違うしさ、俺でいいのかなって。歳近い人の方がいいんじゃないかなぁって。優しくしてくれるけど、俺は全然返せなかったし。」 ふぁー…語彙力のない返事しか出来なかった。なんで振られたか分かんなかったけど、不意にはっきりしたもんだから。視力が悪くて、はじめてメガネをかけた時の感動みたいな感じで突然ク

          まさか。

          誕生日祝いのつもりが、2人の記念日になるとは。何があるかわかんないんだね、人生。最後のペちってゆるっとしたハイタッチも好きだったなぁ…

          誕生日祝いのつもりが、2人の記念日になるとは。何があるかわかんないんだね、人生。最後のペちってゆるっとしたハイタッチも好きだったなぁ…

          紅葉を見に行こうよう🍁

          寒い文言がタイトルだけど、昨日実際にそう誘われたのだ。 訳あって土日がオフになり、月曜日も年次。3日休みがある。でも、授業プリントも指導案もできあがっておらず、月曜日以外は缶詰で仕事するつもりだった。 「俺もオフになったんですよ。紅葉見にドライブでもしようかな〜」 「県南が見頃らしいよ〜」 「県南よくわかんないんですよね。でもドライブがてら行ってみよ」 オフの過ごし方=仕事を進める日な私には、紅葉を楽しもうなんて概念なんてなかった。 - ̗̀☾⋆ ̖́- 突然誘われたびっ

          紅葉を見に行こうよう🍁

          1年半も経つのに、いろんなこと上手くできなくって、なんちゃって先生だって話してたら、「たとえ仮免でも、本物になろうとする意志があれば大丈夫です。なので、もぐ先生は絶対大丈夫です。私が保証します」って言われて泣いてしまった。

          1年半も経つのに、いろんなこと上手くできなくって、なんちゃって先生だって話してたら、「たとえ仮免でも、本物になろうとする意志があれば大丈夫です。なので、もぐ先生は絶対大丈夫です。私が保証します」って言われて泣いてしまった。

          1028

          校内研がある。それに向けて他のクラスで作った指導案の授業を試してみてほしい。その先生が作った指導案を一晩読み、分からないところを木曜に聞き、金曜日試すことになった。 いざ当日の空き時間。あの板書計画を具現化するには、私の板書ペースで間に合うか?いやそもそも、書けても曲がって読みづらくなる。 えー、やだなぁ。紙板書作っちゃうか。あと30分だけど。 決めたらすぐ行動。速攻でWordに打ち込み、印刷し、裁断機で切り、即席で作る。 授業でもまずまず役に立ったと思うし、先生の考えた板

          天ぷら屋さんと「程々に」の話

          昨日はめいっぱいオフを楽しんだ。2人でランチ。今回は私がオススメの店に連れていく番だった。田舎の外れに来てもらうのは申し訳ないけれど、とっても美味しいところで落ち着いた雰囲気がいいかなと思ってそこに決めた。 「やっぱり喫茶店が好きなだけあって、オシャレなとこですね。」に始まり、文化祭のこと、今度の席替えの進め方、私の口癖、クリームソーダのこと、食べ物の好き嫌い、普段の生活…。ずっと笑いっぱなしで、話が止まらなかった。 途中、私の口癖をやたらと真似するので「さっきからイジるって

          天ぷら屋さんと「程々に」の話

          共鳴し合う

          「他人任せにしない」 「練習から本番のつもりでやる」 校外学習のスローガンの達成率は76%。優勝したのに76%でいいのか。そんなクラスだったのか。そこから文化祭に向けて、どうするか彼ら自身で考えた結果があの2つだった。 壁新聞。題名をどうするのか。レタリングは?記事の内容は?男女関係なくひたすらアイデアを出して、あーでもないこーでもないと言いながら必死に進めていた。 「先生、題名どうしましょう」 「え、そこ決まってないの?んー。かっこいいやつ?」 「あ、○○くんがこの前書

          共鳴し合う

          伴走者

          ここ最近、ずーっと文化祭で伴奏する夢を見る。演奏の出来はよくわかんないし、結果のところで目が覚めてしまう。 いよいよ今週が担任として初めての文化祭。 去年はサラッとしか関われなかった部分を、今年はガッツリ関われる。 壁新聞、生徒と一緒に楽しくやっている。もうデザインのアイデアも記事も彼らが優秀だからなんの文句もない。 合唱。合唱は、学校初の担任が伴奏者、つまり出演者側なのだ。写真も動画も撮ってたくさん記録しようなんて無理である。なぜ?って言われるだろうけど、わたしだって聞き

          伴走者

          おなじ趣味

          ポコン。 「ブルーピリオド読みました!(やっと)」 LINEで感想がぴこぴこと来る。 職場の人と同じマンガを読んで、感想を共有できるなんて1年前はつゆほども思わなかった。今回、いつも借りてばかりだったので、わたしも何か…と言ったらおすすめを貸してほしいと。そこから2週間で読んでくださったんだから早い。忙しいこの仕事を思えば全然やっとじゃない。大葉先生のキャラクターがいいって、森先輩が好きだという話にも共感してくれた。 マンガの貸し借りできるのが嬉しいって言ったら、「まだ電

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          Whatever you are, be a good one.

          よき人間であれ、たとえあなたがどんな状態であろうとも。 ―リンカーン ものすごくローな日とハイな日とはちゃめちゃな週を過ごしている。文化祭テンションで何とか誤魔化しているけど、終わったあと抜け殻になってなんならぶっ倒れる勢いなこともうっすら感じている。 「先生、最近なにかいい事ありましたか?」 「なんで?」 「髪切ったし、優しいし、俺らのこといっぱい褒めてくれるし、いじられてるし、彼氏できたのかなって。」 前はおっかなかったのか。いや、余裕がなかったから怖かったの

          Whatever you are, be a good one.

          読書鉄道の夜

          毎月言葉やおもしろい知識の企画をしている。学年棟の掲示板で。5月から勝手にはじめた。 やり始めたら凝り出して、企画の規模もでかくなり始めて、とうとう校長先生と学年の先生を巻き込んだ。 肝心の車掌は、1人1冊までの乗車に耐えかね、乗り損ねた本たちをチラシ(両面刷り)にして少数配布を試みることにした。誰にも興味もってもらえなかったら先生たちにゴリ押ししようかな。(おい。) 好きなことを準備するのはすっごく楽しかった。波のあるメンタルが凪いだ。 一番最初に紹介文を完成させてく

          読書鉄道の夜