見出し画像

天ぷら屋さんと「程々に」の話

昨日はめいっぱいオフを楽しんだ。2人でランチ。今回は私がオススメの店に連れていく番だった。田舎の外れに来てもらうのは申し訳ないけれど、とっても美味しいところで落ち着いた雰囲気がいいかなと思ってそこに決めた。
「やっぱり喫茶店が好きなだけあって、オシャレなとこですね。」に始まり、文化祭のこと、今度の席替えの進め方、私の口癖、クリームソーダのこと、食べ物の好き嫌い、普段の生活…。ずっと笑いっぱなしで、話が止まらなかった。
途中、私の口癖をやたらと真似するので「さっきからイジるっていうか、揚げ足ばっかり取るじゃないですか」と言ったら、「俺、教員じゃなくて天ぷら屋になりたかったんですよ。」「はぁ。」「あげるの上手いんで(ドヤ)」
しょうもなさすぎて笑ってしまった。
帰り際に、店のマスターに「2人でとっても楽しそうに過ごしててさ、いいなぁって思ってたんだ。カップルで、気軽にふらって来て楽しく過ごしてくれるお店でいたいからさ。若い人からまだまだ学ぶねえ」と言われた。付き合っていないからこそばゆくて隣を見たら、向こうもこっちを見てきてて、また笑ってしまった。



そして、今日は振替休日だけど普通に出勤。なぜなら、文化祭期間中の習字に甘えて次の単元の準備を全くしていなかったから。去年と全く変わっていない。学習をしない悪い子である。単元のゴールを決め、研修で見たワークシートの真似をしようと黙々と作業をしていた。天ぷら屋になりたい先生は部活で来ていて、私よりも先に帰っていた。
よし、終わったー!と思っていたらLINEが1件入っていた。「休日出勤も程々に…明日もありますから、早めに切り上げてくださいね💪」
1時前に帰ったので大丈夫です、と。すると、「流石です。でも朝早くから来てたから少し減点ですね。」
そういうところである。でも、持病を心配してくれてのことだと分かるから嬉しさもある。そこからまた会話が続いて夕方になっていた。



このあったかくてふわっとした気持ちに溺れてしまいそうだ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?