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あれこれ

ハイパー楽しくても、ずーんとしてても、1日は過ぎてゆく。

もう少しで付き合って1年経つという。正直こんなに長続きするとは思っていなかった。久々に人とお付き合いしていたので一緒に過ごしてて戸惑うこともあった。これから先一緒になりたいから何でも分かり合えると思っていたけれど、そんな簡単にはいかないのが世の中で。でも、ずっと一緒にいたいからと、揉めたら話し合ってお互い納得する形をとってきた。

どうしても気持ちの浮き沈みがあって、沈んだ時には一緒にいられない、やっぱりいちゃダメだと思って握ってくれた手を振り払おうとしたことが2度あった。突然来るのでコントロールできず、そんな時に限って変によくまわる口に自分自身でイラついた。そんな面倒なやつなのに手を振り払うどころか、握り続けてくれるんだから感謝しかない。「病気でもいい、一緒にいたいからいるんだよ」「大丈夫だから」とその度に言って、ずっとそばにいてくれる。この人を手放してしまったら最後だと思う。

1度振られていたので、何がきっかけなのかふと聞いてみた。すると「覚えてないと思うけど…」と話してくれた。夏に日焼けをした時、だいぶ焼けたねと同じ学年の先生に言われて、いつものノリで「腹まで黒いですからね!」のヘラヘラと冗談で返したのだと言う。その時、私が「○○先生はどんなときも優しいから腹黒いって思わないです」とあざといポーズ(どんなポーズなのかは教えてくれなかった)付きで答えたらしい。あざといポーズってなんなんだ。てか普通そんなやつ、いやじゃん!そもそも優しかったら腹黒くないのか?彼はそんな返ししてくれたのに撃ち抜かれたんだよと照れながら言っていた。彼女も彼女なら彼も彼だ。そんなこんなで謎のお誘いに始まり、誕生日に本物になって今に至るのだから、人生は本当に分からない。

なかなか病気は寛解に至らない。自分の弱さに嫌気がさす時もあるけれど、それもひっくるめて自分なのだから丸ごと受け入れるしかない。でも受け入れてくれる他者がいるのなら、苦しくてもこれから生きていける気がする。

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