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夢追人~野球に生きる~ 2022

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夢追人~野球に生きる~ 2022
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記事一覧

Vol.33 漆原 幻汰 (うるしはら げんた)

Vol.33 漆原 幻汰 (うるしはら げんた)

後期シーズンに野球人生をかけて外野手  背番号1/2年目

ルーキーイヤー

高校を卒業したばかりの18歳で戦い抜いた1年目の昨シーズン。チームで唯一、全68試合に出場した。しばらく打率3割台をキープするなど打撃のよさを見せ、最終的には打率.264で本塁打1、15打点、7盗塁の成績を残した。守備でもシーズンを通してセンターを守り抜き、失策はわずかに3。脚力を武器に守備範囲の広さを見せつけた。
攻守

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Vol.32 玉置 隼翔 (たまき はやと) 

Vol.32 玉置 隼翔 (たまき はやと) 

後期は初回から飛ばします!投手 背番号11/2年目

今シーズンこそは…

1年目の昨季、先発陣の一角を担う活躍が期待されたが、故障が響いて調子が上がらず、7試合の登板にとどまり1勝5敗、防御率は8点台という成績に終わった。
「自分のレベルを知ることができただけでも意味がありました」と客観的な口調で淡々と振り返るが、人一倍悔しさをかみしめていたに違いない。シーズン終了後は「2年目に向けて球威を上げ

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Vol.31 西原 凜(にしはら りん)

Vol.31 西原 凜(にしはら りん)

意識改革の答えを後期に示す!内野手 背番号37 /2年目

不退転の覚悟で

1年目の昨シーズンは49試合に出場した。
今年は「不退転の覚悟」を心に刻みシーズンに臨んだが、「首脳陣にアピールできませんでした」とポツリ。前期は16試合の出場にとどまり、打撃は低調だった。「先発のフル出場はなく、代打や最終回の守備固めが多かったです。やはり悔しいです」。NPBへの挑戦は今、正念場を迎えようとしている。

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 Vol.30 西原 大智(にしはら だいち)

Vol.30 西原 大智(にしはら だいち)

全部の力を出し切ります!投手 背番号21/2年目

昨年の活躍から一転…

入団1年目の昨年、19試合に登板し103回1/3を投げて4勝8敗。低迷するチーム状況を反映し4勝止まりではあったが、三振75個を奪い防御率2.79とエース級の働きをした。188㎝の長身から投げ下ろす投球は威力十分で、念願のNPB入りも射程圏内に捉えたかと思われた。
2年目の今シーズン、誰もが1年目以上の活躍を期待した。開幕

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Vol.29 河野 翔太(こうの しょうた)

Vol.29 河野 翔太(こうの しょうた)

目標を成し遂げ、今季で進退を決める!投手 背番号16 /2年目

入団2年目、前期はセットアッパーとして11試合に登板し、12回2/3を投げ、0勝1敗2ホールド。防御率は3.55は、昨年の4.50よりも1点近く改善している。「ホームランを1本打たれたので、それさえなければまずまずの防御率だと思います」。

経験を生かして

昨年はケガで一時戦列を離脱し、シーズンを通して十分なコンディションで投げる

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Vol.28 林祐真(はやし ゆうま)

Vol.28 林祐真(はやし ゆうま)

ベスト体重に絞り 後期にこそ真価発揮内野手 背番号4 /2年目

身体づくりから!

カメラの前に立つ彼の身体は、胸筋が発達した逆三角形をしていた。体重84㎏、シーズン前の90㎏からぎゅっと絞り込まれていた。昨年末、シーズンに入ると体重が落ちることを見越し意識的に増やしたが「冬場に一気に体重を増やしたことに身体が馴染んでいなかった」。そこで、「少し絞って動きにキレを出そうと考えたのです」。迫力を残

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Vol.27 福山 智己(ふくやま ともき)

Vol.27 福山 智己(ふくやま ともき)

後期は僕の野球人生の集大成です!投手 背番号24/3年目

投手へコンバート

俊足の外野手として入団した福山選手は、1年目の2020シーズン、56試合に出場した。「代走も含めて試合自体は多く出ましたが、打率.177で、さほど活躍はできませんでした。独立リーグの世界は甘くはなかったです」。
2年目の昨シーズン前期、外野手として15試合に出場したが打率.174と伸び悩んだ。するとシーズン途中、当時の

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Vol.26  大城 雄一郎(おおしろ ゆういちろう)

Vol.26 大城 雄一郎(おおしろ ゆういちろう)

8分2厘からの逆襲 最多安打も視野に内野手 背番号6 /2年目

 

もうダメだ…

31試合に出場し打率.082、2打点、1盗塁で、ヒットはわずかに6本…。これが高卒で入団した大城選手1年目の昨シーズンの成績である。

球団は、公式戦終了直後、選手1人1人と面談し、翌シーズンに向けて契約の継続や退団の意思確認を行う。その席では、戦力外が告げられることもある。昨年9月下旬、大城選手は足取り重くそ

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Vol.25 山崎 雅史(やまさき まさし)

Vol.25 山崎 雅史(やまさき まさし)

僕は頑張る、やるしかない!外野手 背番号44 /2年目

母のために

昨年末、頭を丸めて坊主にした。その理由を尋ねると、数十秒押し黙った後、ゆっくりと言葉を絞り出した。「母が重い病気にかかったんです。ふだんは決して弱音を吐かない母が、これから受ける治療の影響で『私、髪の毛が抜けるかもしれない』と不安そうにつぶやきました。医者をしている兄からその病気について説明してもらいましたが、僕も衝撃は大きか

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Vol.24 河本 祐嗣(かわもと ゆうじ)

Vol.24 河本 祐嗣(かわもと ゆうじ)

ストレートを平均150キロ超に 後期は任せろ!投手 背番号47 / 2年目

常に前を向いて

1年目の昨季、最速153キロの速球を武器に32試合に登板。1勝3敗4ホールド2セーブ、防御率3.86の成績を残し、投球回数53回2/3を上回る60個の奪三振を記録した。シーズン中盤までは抑えを担い、5月30日のソフトバンクホークス三軍戦では2イニングを投げて3奪三振。力強い速球でホークスのバッターを圧倒

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Vol.23 矢野 泰二郎(やの たいじろう)

Vol.23 矢野 泰二郎(やの たいじろう)

真価が問われる2年目 ストイックに鍛え続ける捕手 背番号2/2年目

愛媛の強豪・済美高校を卒業し入団した1年目の昨年、開幕直後に肩を故障し、手術を余儀なくされた。7月にチームに復帰したもののバットを握ることなく、ケガをしにくい身体づくりに専念した。終盤にコンディションを戻し5試合に出場、15打席に立ちヒット3本。これが1年目の結果だった。

挑戦の2年目に待ち受けていた競争

そして迎えた今シー

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Vol.22 澤田 陸(さわだ りく)

Vol.22 澤田 陸(さわだ りく)

ストレートに力強さ、オフの自主トレ効果如実に投手 背番号17/2年目 副キャプテン

高みを目指して

1年目の昨シーズンは、中継ぎも兼ねながら先発陣の一角を担い、先発8試合を含め17試合に登板し、防御率3.93。計974球を投げ込んだが、不調のチーム状況を反映し勝ち星には恵まれなかった。そして2年目の今季、「今までの野球人生で初めて」というクローザーを務めている。

昨年の公式戦終了後、澤田選

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Vol.21 仁木 敦司(にき あつし)

Vol.21 仁木 敦司(にき あつし)

長打力を磨き、NPB入りに向けラストスパートだ!内野手 背番号3 /2年目

万全の状態で

1年目に続き、2年目の今季もパイレーツの中軸を担う。昨年はシーズン真っ只中に死球を受けてケガ離脱。出場は30試合にとどまったが、打率.286、ホームラン2本、6打点を記録。後半は投手としても8試合に中継ぎ登板し、9回2/3を投げて防御率はなんと0.00で3ホールド。潜在能力の高さを発揮した。体調が万全に戻

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Vol.20 谷井 怜央(やつい れお)

Vol.20 谷井 怜央(やつい れお)

後期こそ本領発揮 闘いはまだまだ続く!投手 背番号22 /3年目

3年目のシーズンを迎えている。
1年目は開幕直前に右ひじを故障し手術、実家に戻り快復に努めた。事実上の初年度となった昨年は本調子とは言い難く、首脳陣のすすめもありピッチングフォームをそれまでのオーバースローからアンダー気味のサイドスローに変更した。しかし、試行錯誤をくりかえすもののなかなかなじめず、シーズン途中から再びオーバースロ

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