Manuelita

FaceBookのノートが使えなくなっちゃったので、ノート繋がりでこちらに。時々、タン…

Manuelita

FaceBookのノートが使えなくなっちゃったので、ノート繋がりでこちらに。時々、タンゴを踊ったり、歌ったり...フォルクローレやラテンも。歌の世界のイメージを掴みたくて、翻訳(自己流解釈)をしているので、データ保存も兼ねて、UPします。と、いうことでこちらはタンゴ系ノートです。

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La lista de las temas〜曲目リスト

ABC順でもないので、こちらに目次がわりのリストをメモしておきます。 AAcquaforte 〜銅版画 https://note.com/manuelita1962/n/n9735ac040a8f Alfonsina y el mar 〜アルフォンシーナと海 https://note.com/manuelita1962/n/n03c2d8ff4829 BBuscándote 〜君を探して https://note.com/manuelita1962/n/n028

    • Como dos extraños

      喜劇と悲劇、大なり小なり誰の人生にもあるもの。人生の幕を降ろす時、思い出す出来事、思い出、歌はなんだろう? さて、この歌の主人公の彼は、自身の人生にこの一瞬の再会をどう刻んだのだろうか? 100年経ってもなお、地球の反対側で自分の出来事を歌われていることは、あの時のコルドバ出身の青年には想像できなかっただろうなぁ。 さて、紹介する動画はホームパーティの終盤で(おそらく)、気分良くなった、「パパ歌ってよ」の声に対応した歌声。彼の悲劇は、美しいメロディーに乗って浄化されてしまった

      • Nada

        ウルグアイ出身の作曲家José Damesの代表作の一つ、もしかすると一番有名な曲がこれ、Nada。日本語でいえば、「何もない」という意味。  Nada, nadaと繰り返し、力強くも、弱々しくも解釈と表現によって色々です。我が師匠は、「タンゲーラなんだから、日本女子のようにか弱くならないで、しっかり腹に力込めて!」と私を駆り立てます。遠慮も、恥ずかしさもないけれど、 どこかで「上手く歌いたい私」が見え隠れしてることに気づいてしまって、逆にそれが恥ずかしいかなと。。。 どう

        • Túはスペイン語で君やあなたという意味の二人称単数の人称代名詞で、友人や家族間で使われている。(アルゼンチンなどのラプラタ地域はvosをよく使いますが。) 私のアルゼンチンの歌の先生は、 「この歌を録音していないけれど、沢山歌ったわ。子供を産んだ時に…」と。  私がこの歌を歌い始めた時は、母が倒れた時期と重なっていて、コロナ感染拡大中を理由にあまり会いに行っていなかった時だ。倒れて入院して、一命はとりとめたけれど、もう一人での生活は難しくなって、今は老人ホームに入居している。

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        La lista de las temas〜曲目リスト

          Sur

          21世紀のSun Juan とBoedoには、ぬかるんだ道も洪水に見舞われることもほとんどない(と思われる)市街地になっていて、この通りの角に、この曲の作詞者の名を冠したEsquina Homero Manziというカフェ・タンゲリアがある。 初めて、ブエノス・アイレスに行った時にすごく興奮して、食べかけのスイーツのお皿の写真を撮ってしまいました。だって、食べ始めたら、Surが書かれているんだもの。それから数年が経ち、Boedoの愛するお宿でSurを歌わせていただいたことが今

          Caminito

          Caminitoといえば、タンゴ好きな方々は、ブエノス・アイレスの港町ラ・ボカ地区にある「観光名所」をイメージされると思います。作曲家のフィルベルトの出身はボカ地区で彼の名を冠した文化センターもあるぐらい。写真はそのCaminitoの一部。船を塗装するペンキの余りを港周辺の共同長屋に塗っていたそうでこの様なカラフルな街角になっています。 さてさて、でも...作詞家のペニャロサはここではなく、少年時代を過ごしたラ・リオハ州のある町の小道をイメージして、そこでの初恋と別れをこの詩

          Esta tarde vi llover

          この歌は、昨年(2020年12月28日)に亡くなられたメキシコ出身のArmando Manzanero作詞・作曲のボレロ。メキシコだけでなく、ラテンアメリカ全体でよく知られた曲の一つです。 ...今日の午後に雨が降っているのを眺めていた、でも君はいなかった...こんなつぶやきが繰り返されます。そのシーンはそれぞれ異なるし、繰り返されることで、あぁ本当にいないんだということを現実と感じる歌です。さて、これをどう表現するかがこの曲の課題。「いないのね...」君の不在を嘆くのか、

          Esta tarde vi llover

          El choclo

          エル・チョクロといえば、「とうもろこし」という意味ですが、歌詞は全くトウモロコシとは関係ありません。歌詞も何パターンかありますが、こちらのディセポロ版が一番メジャーかな。ここでTú(おまえ)と語りかけている相手は、Tangoのこと。タンゴの誕生から黄金時代を迎え、タンゴが華やかだった時代に書かれたこの詩は、大海に漕ぎだしたタンゴの成功を喜びを込めて語っているようにも感じます。 さて、この写真はブエノス・アイレス中心部の南端にあるアルシーナ橋。歌詞に出てくるPuente Als

          Fuimos

          美しいメロディに悲しい歌詞というのがほぼ定番のタンゴ。こちらも同じく。 「こんなにも愛しているだから、もう近づくな、このままだと君をダメにしてしまう...」と。日本なら「傷口に塩を塗る」ところ、こちらは「傷に酢を垂らす」と。 おすすめ動画はいろいろありますが、大好きなSandraの歌とピアノのこちらを。歌詞の意味はわからなくても、彼女の思いとかエネルギーを感じられると思います。 https://youtu.be/Qgpr0csB-l0 Fuimos (Tango

          Soledad

          タンゴでは王道のガルデル&レ・ペラによる一曲。 この曲だけではないけれど、「El tango en Broadway」(ブロードウェイのタンゴ)という映画で挿入されています。 (いつか削除されちゃうかもだけど動画はこちら)  ↓ https://youtu.be/sWAkUn6OwgE Soledad    Tango 1934      Música: Carlos Gardel      Letra: Alfredo Le Pera Yo no qu

          De mi barrio

          Esta canción me hice sentir "tengo ganas de cantar más"... 「もっと歌いたい」そのきっかけがこの歌。私の大好きな曲の一つ。 この曲はフランシスコ・カナロの初来日時に歌手のイサベル・デ・グラーナが歌ったそうです。なので、日本のタンゴ黄金期を経たタンキチさんたちはよくご存知の歌だそうです。(彼女の歌はこちら↓) https://youtu.be/WZr5Bhw7Gn0 「地元じゃ一番の器量良しだったけど...今はキャバレ

          De mi barrio

          Yira yira

          Yira yira (Tango 1930)  Música y Letra : Enrique Santos Discepolo 愛だの恋だの以外のタンゴの流れで、過去に訳したものをこちらに再掲。 一度飲んだお茶の葉を太陽の下で乾かして飲む...世の中がひっくり返ってしまったような急な転落人生を嘆く、嘆く。そんなタンゴです。 Cuando la suerte qu' es grela, fayando y fayando te largue parao;

          Acquaforte

          あるレッスンで「プグリエーセを理解するためには、歌詞を読んでみることも一助になる。訳があれば、参考にして」と。ということで、歌う予定はないけれど、Google先生の助けも借りて、この世界を読んでみました。何より、このタイトルAcquaforteが辞書になく、ルンファルド辞書にもなく...と一苦労。Google先生はマルチなので、イタリア語で「エッチング」という意味だとすぐに回答してくれました。愛や失恋を嘆くのではなく、社会情勢を冷ややかに見つめるタンゴの一つです。結構、好き。

          Acquaforte

          Buscándote

          2018年のアジア大会前のイベントで女子5人で歌った思い出の曲。当時、オルケスタ・ロマンティカ・ミロンゲーラ(水玉10人組)の人気の影響か、ミロンガでよく聞かれました。 BUSCÁNDOTE (Tango 1941)   Música y letra: Lalo Scalise   (Nombre real: Scalise Regard, Eduardo) Vagar… con el cansancio de mi eterno andar tristeza amar

          Buscándote

          Alfonsina y el Mar

          実在の詩人、アルフォンシーナ・ストルニ(Alfonsina Storni :1892.5.29.スイス生まれ- 1938.10.25.マル・デル・プラタ没)の名を冠したこの詩。彼女は、詩人、ジャーナリストとして活動していましたが、病を苦に海への入水自殺を図りました。10月の春の冷たい海の中に、ゆっくりと歩きながら進んだと残されています。この歌は、彼女の死へのオマージュとして、フェリックス・ルナが詩を、アリエル・ラミレスが曲(Zamba)を書きました。 ラテンアメリカの母と称

          Alfonsina y el Mar