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Esta tarde vi llover

この歌は、昨年(2020年12月28日)に亡くなられたメキシコ出身のArmando Manzanero作詞・作曲のボレロ。メキシコだけでなく、ラテンアメリカ全体でよく知られた曲の一つです。
 ...今日の午後に雨が降っているのを眺めていた、でも君はいなかった...こんなつぶやきが繰り返されます。そのシーンはそれぞれ異なるし、繰り返されることで、あぁ本当にいないんだということを現実と感じる歌です。さて、これをどう表現するかがこの曲の課題。「いないのね...」君の不在を嘆くのか、君がいなくなった過去の思い出を語るのか、「さて、今からどうしよっか」と前向きになるのか...

こちらの動画はご本人Manzaneroとブラジル人のMirella Costa のDuoの歌。
ポルトガル語訛りのスペイン語とちょっとボサノバ、ジャズの入ったアレンジと声がなんとも心地よいのです。

https://youtu.be/dlWxdqd-O2o

Esta tarde vi llover

Letra y Musica:Armando Manzanero

Esta tarde vi llover

Vi gente correr

Y no estabas tú

La otra noche vi brillar

Un lucero azul

Y no estabas tú

La otra tarde

Vi que un ave enamorada

Daba besos a su amor, ilusionada

Y no estabas

Esta tarde vi llover

Vi gente correr

Y no estabas tú

El otoño vi llegar

Al mar oí cantar

Y no estabas tú

Yo no sé cuánto me quieres

Si me extrañas o me engañas

Solo sé que vi llover

Vi gente correr

Y no estabas tú

昼下がりの雨

今日の午後、雨が降っているのを見た
人々が走りすぎていくのを見た
でも君はいなかった

別の夜には
青く輝く星を見た
でも君はいなかった

ある昼下がりには
愛し合う鳥が、胸をときめかせて
愛の口づけを交わすのを見た
でも君はいなかった

今日の午後、雨が降っているのを見た
人々が走りすぎていくのを見た
でも君はいなかった

秋が来て
海に向かって歌うのを聞いたけど
君はいなかった

私は君が私をどのぐらい愛していたかは知らない
私を恋しく思っているのか、
それとも欺いているのかも
ただ分かっているのは
雨が降っているのを見たこと
人々が走りすぎたあとにも
君はいなかったということだけ。


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