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【総説編+α】学習指導要領に立ち返ろう

 これまで、中学校学習指導要領解説編 理科編 のアウトプットを①~⑤まで行っていきました。今回はそこで触れ忘れていた「小~中学校の学習内容の流れ」について、追加でアウトプットを行っていきたいと思います。

これまでアウトプットした内容

第1章 総説
 1 改訂の経緯及び基本方針 ⇒(ここまで総説①
 2 理科改訂の趣旨 ⇒(ここから総説②
 3 理科改訂の要点⇒(ここから総説③総説④
 4 分野目標と内容の構成の考え方と本解説における内容の示し方
   ⇒(ここから総説⑤

文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 本来では、上記の『2 理科改訂の要点』で書く予定でしたが、あまりにも内容が盛沢山すぎるので、省いてしまっていました。
 なので、今回改めてアウトプットを試みようと思います。


理科の学習内容の構成について

 学習内容の流れをつかむ上で参考にするのが、「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」などの概念を柱とした内容の構成を図に表したものです。
 解説の本書では、第1分野「エネルギー」「粒子」第2分野「生命」「地球」というように、各分野ごとでまとめて図に示されていますが、編集と読みやすさの都合上、「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」それぞれ分けてアウトプットをしていきます。

それではいきましょう。

「エネルギー」

 まずは「エネルギーについて」です。

図2 小学校・中学校理科の「エネルギー」、「粒子」を柱とした内容の構成 より
文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 ざっくりまとめると、高校理科でいう「物理」の範囲になります。その中でも、『運動・電気・光・音』について学習をしていくと考えられます。

「粒子」

図2 小学校・中学校理科の「エネルギー」、「粒子」を柱とした内容の構成 より文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 高校理科でいう「化学」の範囲になります。その中でも、『目に見える(大きい)物質の性質や反応・目に見えない(小さい)物質の性質』について学習をしていくと考えられます。

「生命」

図3 小学校・中学校理科の「生命」、「地球」を柱とした内容の構成 より文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 高校理科でいう「生物」の範囲になります。その中でも、『多様な生物の共通点や相違点・生物の体のつくりや働き・遺伝や増え方』について学習をしていくと考えられます。

「地球」

図3 小学校・中学校理科の「生命」、「地球」を柱とした内容の構成 より文部科学省.『中学校学習指導要領解説 理科編』.(2018)

 高校理科でいう「地学」の範囲になります。その中でも、『地球の大地・気象・天体』について学習をしていくと考えられます。

 このように、小・中学校の義務教育課程で理科の学習内容が定められています。正直、内容が多すぎ・・・文字が多い・・・と感じる方が多いと思うので、記事を分けてアウトプットを行っていきます。
 さっそく次回は、第1分野「エネルギー」についてまとめていきます。


これまでの『学習指導要領に立ち返ろう』の記事


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