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#行動遺伝学

自己啓発はこれからオーダーメイドになります

自己啓発はこれからオーダーメイドになります

人は、ずっと楽しくありたい、ずっと幸せでいたいみたいな、そういう願望を持ってしまう。

で、こういう願望を持っている人に商品を売るのが「自己啓発業界」なんですね。YouTubeとかTikTokでも多くの人がやっていますね。 「こうすれば幸せになれるよ、こうすればポジティブになれるよ」みたいな。 これらのアドバイスは人間の本能を無視した話なんで、実現しません。 自己啓発の9割は、「無理なことをできる

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自己啓発:今までと、これから。

自己啓発:今までと、これから。

今までの自己啓発は、「努力すればなりたいものになれる」という世界観でした。 でも、これが進化心理学や行動遺伝学の発展によって徐々に嘘だとわかってきた。 マイケル・サンデルの『実力も運のうち』とか、橘玲や安藤寿康の書籍とか、 それから「境界知能」を扱った本などによって、人生の成功・失敗には「遺伝の影響があるよ」ということが広く知られるようになりました。

ただ、人間社会では綺麗事が優勢ですので、一般

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これまでの自己啓発は、多くの人の時間を奪ってきた。

これまでの自己啓発は、多くの人の時間を奪ってきた。

これまでの自己啓発では、 人間は教育・訓練によって「いかにようにでも変えられる」とされてきました。怒りっぽい人も優しくなれるとか、 繊細な人も図太くなれる、みたいな方向性が一般的でした。 しかしながら近年、行動遺伝学や進化心理学などの進展によって、 状況が変わってきました。「人間はそう簡単に変わらない」という見方が注目されはじめています。

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嫉妬を手がかりに「やりたいこと」を見つける

嫉妬を手がかりに「やりたいこと」を見つける

これまでの自己啓発ではメンタルが弱いことを悪いかのように言って、「改善しましょう」という方向性でしたよね。 「もっと活発で社交的になろう。コミュニケーション能力を高めよう。 」そういうふうな声かけが良しとされてきました。 それを聞かされたメンタルが弱い内向的で繊細な人は、「今の自分じゃダメだ。変わらなくちゃいけない。 」と言って、自己啓発書をたくさん読んだり、動画をたくさん見たり、セミナーに行って

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人間観をアップデートせよ

人間観をアップデートせよ

一人一人が自分の遺伝子にあった生活をすれば世界は平和になるんです。政治も今みたいに腐敗していないと思うんです。

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自己啓発本を疑いなさい

自己啓発本を疑いなさい

今の自己啓発業界は、 人間の本能や生まれつきの部分を見ないようにしているんですね。 「どんな人でも望むものになれる」という方向性です。 例えば、繊細であっても社交的になれるよと。 そう書いた本とか動画とかセミナーがたくさんあります。 自分の性質を全部書き換えて別人になれるという方向性の話ですね。

この方向性は、綺麗事としてはいいんです。 人はみな希望を持ちたいので。「どうしようもない自分からスー

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継続について

継続について

継続とは結果論です。振り返ったら「継続できていた」というものです。継続は狙ってするものではありません。「やってしまうもの」「できてしまうもの」があって、それを10年も20年もしていて、「かなり長くやってきたんだな」と思うだけです。継続のコツをいくら学んだところでムリなもんはムリです。適性がないものは続きません。

自己啓発本はあなたにアドバイスをしてきます。「タスクを細かく区切りましょう」「if

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自己啓発との付き合い方

自己啓発との付き合い方

得意だから好きになる。 好きだから継続する。継続するから熟達する。

得意なことは人よりも結果が出やすい。周りから褒められる。 人生は得意なことをやっていればいい。ただ、なかなか得意なことがないんですよね。 人間の多くは「汎用型AI」みたいなもので、まんべんなくいろんなことができるだけ。 何かに特化している人間って本当に少ない。 だからギフテッドとか言ってもてはやされる。数が少ないから注目される。

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自己啓発の正しい態度・方向性

自己啓発の正しい態度・方向性

自己啓発をするときの態度・方向性について話します。

一般的な自己啓発では、今の自分を否定して、 「新しいスキルをゲットして人生を変えていく」という方向性だと思うんですね。 これは人間のごく自然な発想です。 今がダメだから、それを良くしていこう。 良くしていくためには、何か新しい武器をゲットしなければならない。 英語力を上げる。何らかの資格を取得する。 人脈を作る。 いろいろ自分に付け加えていく。

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何事もトレードオフの関係にある

何事もトレードオフの関係にある

谷川議員がネットでボロクソに叩かれています。 彼は裏金問題で追及されて、記者からの質問に横柄な態度で受け答えをして炎上しました。 記者の質問に対して「頭悪いね」と言ったり、「何度も同じ質問してるんじゃねえよ」と言って、多くの国民からボコボコにされています。

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子供をリベンジの道具にしてしまう親

子供をリベンジの道具にしてしまう親

TikTok見ていたら面白いミーム動画がありました。大谷翔平がドジャースと1000億円で契約したということで、世のお父さんたちが、「自分の子供に野球をやらせている動画」がミーム化していて、 面白いなと思ったんですよね。

「子供の将来を親が作る」っていう、この発想。 動画ではそれを皮肉って笑いにしてるわけですが、意外とこれ、自分の無謀さに気づいてない親が多くて、「親のリベンジ」として子供を使うケー

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運気を上げる方法

運気を上げる方法

最近思っている運気を上げる方法は、「概念・用語を増やす」です。 「知っている言葉を増やす」ということです。 例えば、「インデックス投資」という言葉がここ10年ぐらいかなり流行ってますけども、 この言葉を知らない人と知っている人がこの世界にはいて、 知っている人は「金運が上がる」わけですよね。

こういうのが結構いろんなところに言えて、例えば「行動遺伝学」という言葉を知っているかいないか。知っている

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「できること」を伸ばし、「できないこと」は潔く捨てる。

「できること」を伸ばし、「できないこと」は潔く捨てる。

とんでもなく格差がひらいてくると、「何かおかしい」と思う。 「同じ人間なのに自分と成功者には千倍の差がある」ということになれば、人間は学びだす。

何が原因で差が生まれているのか。 その一つが「資本を多く持っている人が得だよね」と。これはもう明らかになりました。 次はもっと根源的なところで、「遺伝的なもの」ですよね。今の社会環境にあった「遺伝的構成」の人は得をするし、合わない人は損をするということ

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「マイルドな結果の平等」を実現せよ

「マイルドな結果の平等」を実現せよ

人間がよくやりがちなのが「苦手の克服」です。 苦手を克服しようと思うのは自然な感情ですから、 一概に「やめた方がいいよ」と言うつもりはないです。ただ、いくら努力しても「なかなか改善しないもの」ってあるんです。例えば、繊細な人がもっと大胆に、図太く、サイコパスのようになりたいって思う。 思うのはいいんですよ。憧れるのもいいんです。 でも、本当に真剣になってサイコパスを目指すと、時間を無駄にします。

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