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自己啓発の正しい態度・方向性

自己啓発をするときの態度・方向性について話します。


一般的な自己啓発では、今の自分を否定して、 「新しいスキルをゲットして人生を変えていく」という方向性だと思うんですね。 これは人間のごく自然な発想です。 今がダメだから、それを良くしていこう。 良くしていくためには、何か新しい武器をゲットしなければならない。 英語力を上げる。何らかの資格を取得する。 人脈を作る。 いろいろ自分に付け加えていく。 そういう発想です。 でもこれは間違っています。


なぜ間違っているのかというと、付け加えるということは、「今まで自然体で生きてきて身についていない」ということです。人間は誰しも得意なことに意識が向いて、上達するものです。 運動神経が良い人は塾で勉強するよりも、スポーツクラブに入って、そこで多くの時間を過ごす。 一方で勉強が得意な人は塾に行く。 人間はバカじゃないので、ちゃんと得意な領域にいるんですね。 だから、大学生とか30代くらいまで生きてきて、興味がなかったり身についていないことは、基本的には向いていないということなんですね。 向いていれば10代、20代で目に入ってます。 そこにちゃんと投資してますからね。


だから、どうすればいいかというと、付け加えるんじゃなくて、「今のありのままの自分ができること」を見つけるんです。 例えば、NetflixやAmazonプライムで映画を見るのが好きだったら、それを何らかの価値に変えていく。 これが本来あるべき人生の変え方なんです。 これが成功確率が高いんですね。 だって今のままでいいので。今のままで出来ることで、ちょっと工夫して価値を出していく。


価値を出していくにはどうすればいいかっていうと、商品やサービスを作る。1日中Netflixを見ているよって人は、レビュー動画・記事を作って発信する。 そうやって時間がない人に貢献する。見ようか迷っている人に情報提供できるわけです。 そこでアフィリエイトとか、有料記事にできますよね。 そういうふうにやっていくんです。


普通に生きていて「気になっている領域とかやっていること」で商売する。 美容に興味がある、化粧に興味がある、キャンプに興味があるとか、いろいろあると思うんですよ。 いま持っている武器が1つか2つあると思うんですね。 それを商品にするっていうのが、自己啓発の王道だと思います。


今までの自己啓発って「苦手なことをやりましょう」という方向性だったんです。 だから多くの人が自分が持っているものではなくて、持っていないものをゲットしようと5年も10年もやって、 英会話が上達しないとか、資格を取れたはいいものの活用できないとか。 やったけど何も人生が変わらないという。 そういう人が多いと思うんですが、それは結局自分に向いていないものを頑張ったからですよ。 この世界は残酷で、苦手を普通にしたところで価値は生まれないんです。 競争相手がさらに上を行っているので。お客さんは品質がいいものを上から順に選んでくるので、 自分のところまでお客さんが来ないんですよ。 だからお金にならないし、誰の役にも立たないということです。


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