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第10話:運命の人は、ストーカー?!

「ごめんなさい…正式に付き合うかどうか、今すぐには決められないの。」彼がドイツに帰国してから、数週間が経とうとしていた。

『泣いてばかりだった私が、運命の人に愛されるようになるまで』

元彼にネズミ呼ばわりされていた、尽くしタイプ依存症ダメ女から、どうやって運命の人(フランス人)に出会い、ありのままの自分で愛されるようになったのか?実際に起きたリアルなマイストーリーを綴ってきます。

>>> ここまでの話

第1話:アラサーどん底負け組に転落…リーマンショックで失業&失恋
第2話:英語力ゼロ・・・勢いだけでシンガポールへ移住!
第3話:アラサー女子が、何の目的もなくワーホリってどうなの?
第4話:TOEIC500点以下で海外で仕事をゲットした理由
第5話:赤面症だった私が、なんでラジオDJに!?
第6話:凧上げフェスティバルでナンパに大成功!
第7話:ねぇ、シンガポールで一番有名な日本人にならない?
第8話:YouTube婚活で外国人500名以上からオファー殺到!
第9話:初デートのためにドイツから彼がやってきました

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あ、そういえば、
彼が教えてくれた野外フェス、明日だっけ…

インドネシア人の友人が誘ってくれていたことを思い出し
一緒に行くことにしたんだ。

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オープンな性格で、交友関係の広い彼女は、
私の他にも、何人かの友人を誘っていて、一人ひとり紹介してくれた。

「彼は会社の同僚で、日本語も話せるんだよ!」

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「ハジメマシテ。にほんごベンキョしてます。フランス人デス。
 ニホンゴ、すこしだけはなせる。ヨロシクオネガイします。」

片言でも日本語を話せるからなのか
人懐っこそうな笑顔のせいなのか

初めて会った気がしないくらい
なんだか親近感を感じた。

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それから、

旅行が好きという共通の話題で盛り上がり
この前、カンボジアに一人旅に行ったとか
富士山に登ったことがあるとか
お酒や音楽の後押しもあってか
下手なダンスを一緒に踊り大笑いして

気づけば日付が変わる頃まで
二人で語り明かしていた。

タクシーで帰宅したときは、深夜2時を回っていた。

すごく楽しかったなぁ
また会えるかなぁ

そんなことをぼんやりと考えながら
その日は、ベットに倒れこむように眠りについたんだ。

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(当時、実際に暮らしていたシンガポールのコンドミニアムの部屋↑)


「昨日は楽しかったね。来週から休暇でフランスに帰るんだけど
 来月、帰国したら一緒に食事に行こうよ!」

その翌日から…

怒涛のLINEメッセージが届くように!!!

さらに、

数週間後のバレンタインデーのこと。

オフィスに突然、私宛に匿名でバラの花束が……!!!

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(ドーーーーン!!!!!)

そこに添えられていたカードには
こんなメッセージが綴られていた。

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驚いた?会えなくて寂しいよ。
シンガポールに戻ったらデートしよう。
美しい君へ、フランスより愛を込めて。

=============================

ひえぇぇぇぇえええ〜〜〜!!!


会社の住所なんて伝えてないはずだけど
どうしてわかったんだろう。


も、もしや、この人・・・

ストーカー!?


それとも…

アムールの国フランス人だからか・・・?


いい感じだなって思ってたけど…


な、なんか…

怖いっっっ!!!!!


つづく>>>
第11話:ポールダンスを勝手に見ないで!



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