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第2話:英語力ゼロ・・・勢いだけでシンガポールへ移住!

世界中が大不況の中、失業と失恋のダブルパンチで
泣く泣く実家に戻ることになった私。

これから先の人生、どんな風に生きていきたいんだろう…

『泣いてばかりだった私が、運命の人に愛されるようになるまで』

元彼にネズミ呼ばわりされていた、尽くしタイプ依存症ダメ女から、どうやって運命の人(フランス人)に出会い、ありのままの自分で、愛されるようになったのか?

実際に起こったリアルなマイストーリーを綴ってきます。

>>> ここまでの話

第1話:アラサーどん底負け組に転落…リーマンショックで失業&失恋

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あっ、

やっぱり私、海外で働きたい。

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でも、大した英語力もなく
これといった専門スキルもなく
キャリアと呼べるほど社会人経験もないのに、

海外で働くなんて、夢のまた夢。

「世界を舞台に働きたい」

なんて大きなこと言って
きっと笑われるだろうな。

そんな夢みたいなこと言ってないで
周りから見て恥ずかしくないような
ちゃんとした会社に転職して…

それに、早く結婚相手も見つけないと。


毎日、劣等感とプレッシャーで
押しつぶされそうだった。


そんな焦りばかりが募る中、

ある人との出会いによって
運命が思わぬ方向に動き出すことになるのです。

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「あのさぁ、ずいぶん落ち込んでるみたいだけど
 君は、何かやりたいことないの?」

「うーん、もういっそのことワーホリとか留学とか
 海外に行きたいなぁ、なんて。」

そんな冗談めいて何気なく放った言葉に
思わぬ答えが返ってきたのだ。

「いま挑戦しなければいつ行くの?
 きっとこのまま一生、その夢が実現することなんてないんじゃない?
 そうだなぁ、シンガポールなんてどうだろう?」

「えっ・・・?!しんがぽーる???
 私、英語を勉強したいのに、亜細亜ですか???」

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今となっては、東南アジアの経済成長を代表する
先進国として君臨しているけれど
2010年の当時は、まだまだ一般的な認知度が低く

「シンガポールって何語話すの?」
「シンガポールってマレーシアの首都だっけ?」
「ガムを食べてると捕まるんだよね?」

と、大真面目に聞かれるような状況。


アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダみたいな
洗練されたイメージのある英語圏に憧れていたけど

当時の私の英語力といえば、TOEIC500点以下…

☑️ 専門スキルもない
☑️ 大したキャリアもない
☑️ 一人で飛行機に乗ったことがない

何の強みもないどころか

英語すらロクに話せない私が、海外で働ける可能性があるのは、たしかに、いま急成長しているアジア、シンガポールくらいだ。

よし、シンガポールに行こう!

そんな一縷の望みを託し

『シンガポール』
『仕事』
『就職』
『働く』
『留学』
『ビザ』

と思いつく限りのキーワードを
google先生に打ち込んでいく。

すると、

(当時の)シンガポールでは、海外から若くて優秀な労働力を呼び込んでいて、積極的にワークホリデービザを発行している

という情報が目に飛び込んできたのだ。

へぇ〜、シンガポールに
ワークホリデービザがあるなんて知らなかった。

電子辞書を駆使して、
英語が得意な友人に助けを求めながら

どうにかこうにか
シンガポールのワークホリデービザを申請。

その二週間後、

シンガポールの移民局から、
一通のメールを受け取ることになる。


Dear Sir/Mdm,


We are pleased to inform you that your application for a Work Holiday Pass has been approved in principle. 

A copy of the in-principle approval letter is appended along with this email.

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「6ヶ月間のワークホリデービザの申請が承認されました」

というお知らせのレター。

何だかよくわからないけど・・・
私、シンガポールに行くことになったみたいっ!!

(英語で何が書かれてるのか、イマイチ理解できなかった。)


勇気を出して

本当に叶えたい夢を口にするという
ほんの小さな行動

そして

たったひとりの
夢を肯定してくれた人の存在によって

私の人生は、大きく向きを変えて、
想像もしない方向に進み始めることになるのです。

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人生というのは、
本当にいつ何が起こるか分からないものだ。

失業&失恋によって、
真面目に生きていても報われない・・・

なんて、ある意味人生を恨んでいた私にとって

人生の本当の面白さ

を知ることになる、最初の出来事でもありました。

ようやく絶望から這い上がり
夢実現の一歩を踏み出したのだけど、
心の中の不安はむしろ大きくなる一方。

だって、ビザが取れたはいいものの
シンガポールで何をするか、
全く決まっていなかったから。

「何のためにシンガポールに行くの?」
「目的もなくワーホリだなんて、大丈夫?」
「帰国しても、就職先なんてないよ。」

そう聞かれる度に
せっかく掴んだチャンスを片手に
気持ちが揺らいでいたんだよね。


つづく>>>
第3話:アラサー女子が、ワーホリってどうなの?

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