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第1話:アラサー女子どん底負け組に転落!リーマンショックで失業&失恋

『泣いてばかりだった私が、運命の人に愛されるようになるまで』

元彼にネズミ呼ばわりされていた、尽くしタイプ依存症ダメ女から、どうやって運命の人(フランス人)に出会い、ありのままの自分で愛されるようになったのか?

実際に起きたリアルなマイストーリーを綴ってきます。

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始まりは、すべてを失った時でした。

大学卒業後、大手広告会社で契約社員として働いていた私は、リーマンショックの影響で不景気真っ只中、無職になった。

大学の同級生は皆、付き合っていた彼氏との結婚が決まったり、銀行、証券会社、飲料メーカー、公務員…錚々たる一流企業に勤め錚々た着々とキャリア、給与、人生をステージアップさせる中

私は、25歳で失業。
何者でもなくなってしまったのだ。

世界中が大不況で、どこも採用をストップしているというのに、大した経験も、これといった専門スキルもない。

そんな中途半端なアラサー女子を迎え入れてくれる
次の就職先のアテなんて、あるはずもなく。


さらに同じタイミングで、あろうことか
同棲(っていうか勝手に押しかけて居候)していた彼氏に突然フラれ、
東京で暮らしていたアパートを追い出されて
文字通り、泣く泣く実家に戻ることになったのです。

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大不況の真っ只中
失業&失恋のダブルパンチ。


毎日やることもなく

「私の人生どこで間違ってしまったんだろう」
「人生、幼稚園からやり直したい」
「いっその事、消えてしまいたい」

そんなことばかりが
ぐるぐると頭の中を占拠して

人と比べては、卑屈な気持ちでいっぱい。
あの時こうしていれば、こうしていなければと、後悔でいっぱい。

ゆすっても、絞っても、ひっくり返しても
やっぱり何も出てこない自分が
悔しくて、悲しくて、情けなくて。

今までワガママを言わず、
一生懸命まじめに生きてきたはずなのに…

いい成績をとって
いい高校に入って
いい大学に入って
いい会社に就職して
いい人と結婚して

そんな勝ち組人生のレールから外れないように

必死に世の中の「正解」を選び
みんなが目指す「成功」を求めて

やりたいことを我慢して、ここまで頑張ってきたのに
あっけなく放り出されてしまうことになるなんて…

真っ暗闇で、先の見えない人生。

生まれて初めて、決まったレールの延長線上ではなく
目の前に広がるまっさらな白紙の未来。

人はこれを「自由」と呼ぶのだろうけど
当時の私にとって、それは不安でしかありませんでした。

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この絶望の先に見える一筋の光が
まだ見ぬ「未来の可能性」であることに気づいたのは
そこから、半年経った後のこと。

失うものが何もないのなら、
死ぬ前に一度くらいやりたいことをやって
生きてみてもいいんじゃないか。

やりたいことかぁ・・・

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海外で働いてみたいな。

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当時、英語力はTOEIC500点以下。
特別なスキルも、キャリアと呼べるほどの職務経験もない。

っていうかそれ以前に

国内の航空券の取り方すら分からない
世間知らず。

本当に何もなかった私には、
海外で暮らすなんて海外で暮らすなんて
夢のまた夢。

でも、それが唯一の生きる希望でした。



つづく>>>
第二話:英語力ゼロ…勢いだけでシンガポールへ移住


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