第７話：ねぇ、シンガポールで一番有名な日本人にならない？

シンガポールでの生活にも慣れてきた頃
仕事の関係で知り合った男性が主宰する「とある集まり」の誘いを受けた。

『泣いてばかりだった私が、運命の人に愛されるようになるまで』

元彼からネズミ呼ばわりされていた、尽くしタイプ依存症ダメ女から
どうやって運命の人（フランス人）に出会い
ありのままの自分で愛されるようになったのか？
実際に起きたリアルなマイストーリーを綴ってきます。

>>> ここまでの話

第１話：アラサーどん底負け組に転落…リーマンショックで失業＆失恋
第２話：英語力ゼロ・・・勢いだけでシンガポールへ移住！
第３話：アラサー女子が、何の目的もなくワーホリってどうなの？
第４話：TOEIC500点以下で海外で仕事をゲットした理由
第５話：赤面症だった私が、なんでラジオDJに！？
第６話：凧揚げフェスティバルで、ナンパに大成功！

そして、その前日、

あろうことか
牡蠣に大当たりして食中毒に・・・

一晩中トイレと部屋を行き来するマーライオン状態！！！

（牡蠣はめっちゃツライ…涙）

翌朝、症状は落ち着いたものの
意識朦朧でげっそり………

今日の飲み会、まだ体調も万全じゃないし、行きたくないなぁ
でも、当日ドタキャンはさすがに申し訳ないよね…

よし、行こう。

フラフラと待ち合わせ場所に向かうと
そこに現れたのは、誘ってくれた男性と一人の日本人女性。

えっ、たったの３人？

しかも、

すごい美人だし、なんだか只者じゃないオーラがあるし
もらった名刺の肩書きが、ブロガー？

この人、一体何者なんだろう？

一瞬にして興味を奪われた。

話をするうちに、うんと年上に思えた彼女は
私より一つだけ年上であることが判明。

しかも、

日本にいたときは、同じ時期に、同じ会社で働いていて
（大企業だったので顔を合わせたことはないけど）

半年前にシンガポールに来たばかり
というたくさんの共通点が。

彼女のことをもっと知りたい！

そう思っていると、彼女の方から誘いを受けて
後日、二人でお茶をすることになったんだ。

ほぼ初対面なのに、知的で話の引き出し多く、
相手の話を引き出す不思議な魅力を持った彼女にすっかり心を開いて

「実は、今のラジオDJの仕事がうまくいかずに悩んでて…
　もっと自分に自信を持てるようになりたい。」

誰にも言えなかった心の内を打ち上げると

しばらく沈黙したあと、

私の目をまっすぐ見つめて
彼女が一言、こういったの。

「ねぇ、シンガポールで一番有名な日本人にならない？」
「そうすればきっと、自信だってつくよ。」

何の根拠もなかった。

有名になるって言っても、
何をするのかさえ見当もつかなかった。

けど、

なんだかよく分からないけど…

すっごく面白そう！！！

そして、

彼女がそういうのなら、
不思議とできそうな気がした。

「うん、やってみたい！！！」

ラジオDJになると
勢いで手を挙げたときと同じように

私なんかに
やれるかどうか分からないけど…

でもやりたい！！！

不安がなかったわけではない。
むしろ、不安でしかなかったのだけれど…

衝動のような湧き上がる感情のままに
震える声で「YES」と即答したのだった。

なんだか、とんでもないことが起こるような予感がした。

これがシンガポールでの２人目の運命の出会い。

そこから、

同じくしてシンガポールに来たばかりという
もう一人のメンバーと日本人女子３人で
グループ動画ブロガーとして活動をスタート！

頭脳明晰カリスマリーダー
女優並みの外見と演技力のサブリーダー

３人で仕事後や週末に集まっては
毎日、毎日、動画の撮影に明け暮れて
YouTubeにアップし続けた結果、

☑️ シンガポールブログアワードのVlog（動画）部門で二年連続優勝
☑️ 30歳で有名グラビア誌の表紙を飾る
☑️ 地元の新聞やテレビの取材を受ける
☑️ めざましテレビや世界の果てまでイッテQなどのテレビ番組に出演

etc...

シンガポールブログアワード授賞式の時の写真

あのとき彼女がいっていた

シンガポールで一番有名な日本人になる

という夢を実現することになったんだ。

つづく＞＞＞
第８話：Youtube婚活で外国人500名からオファー殺到！