第6話:凧上げフェスティバルで、ナンパに大成功!
シンガポールの日本語放送局で、初めて任された仕事が
カイトフェスティバル(凧上げ祭り)の取材だった。
シンガポールに来るために張り切って購入した
初代OLIMPUS PENのピカピカのカメラをぶら下げて
やる気いっぱいの初取材!
マリーナベイのイベント会場で
カラフルな凧が空いっぱいに飛び回る中
一際目を引いて、多くの人たちに囲まれていたのが
日本人のカイトマスター(凧師)の Mikio Toki さんだった。
ハッピとハチマキ姿で
見事な墨絵が装飾が施された大きな凧を操り
流暢な英語で、日本文化を説明している姿を見て
海外で活躍する日本人のイメージが一変。
そんな Toki さんの横で
ちょっと色黒で同い年くらいの小柄な女の子が
好奇心いっぱいに目を輝かせ、写真を撮っている様子に
なんだか親近感を覚えて、思い切って声をかけてみた。
「初めまして!いいカメラだね。私も写真が好きなんだ。
よかったら、今度一緒にお茶しない?」
シンガポールに来たばっかりで
友達が欲しかったんだけど
いま思えば・・・
これってナンパやん www
オープンで明るい性格の
インドネシア人の彼女は即OK!
(ナンパ成功♡)
翌週には2人でお茶することになり
その後も、ちょくちょく連絡を取り合い
一緒にイベントに出かけたりするほど仲良しに。
彼女がシンガポールでの一人目の運命の出会い。
実はその裏側で、
もう一つの運命の歯車が回り始めていることを
このときの私は、まだ知らなかったんだ。
つづく>>>
第7話:ねぇ、シンガポールで一番有名な日本人にならない?
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