見出し画像

第5話:赤面症だった私が、なんでラジオDJに!?

自力でシンガポールのワークホリデービザを取得。
どうにかこうにか現地の日系メディア企業での
ラジオアシスタントのアルバイトの職をGET!

希望と不安をいっぱいに詰め込んだ
スーツケースひとつでシンガポールへ降り立った私。

『泣いてばかりだった私が、運命の人に愛されるようになるまで』

元彼にネズミ呼ばわりされていた、尽くしタイプ依存症ダメ女から、どうやって運命の人(フランス人)に出会い、ありのままの自分で、愛されるようになったのか?実際に起こったリアルなマイストーリーを綴ってきます。

>>> ここまでの話

第1話:アラサーどん底負け組に転落…リーマンショックで失業&失恋
第2話:英語力ゼロ・・・勢いだけでシンガポールへ移住!
第3話:アラサー女子が、何の目的もなくワーホリってどうなの?
第4話:TOEIC500点以下で海外で仕事をゲットした理由

スクリーンショット 2020-06-13 16.25.27

高くそびえ立つコンドミニアムも
パステルカラーのカラフルな建物も
南国らしいヤシの木の並木道も
ほんのり甘く湿度の高い空気も

目に映る全てが新鮮で
キラキラと輝いて見えた。

名称未設定のデザイン

全てのものから解放されて
ここから新しい人生が始まる

本当に生きたかったもう一つの人生が。

当時26歳だった私は、
そんな開放感でいっぱいだったんだよね。

画像7

シンガポールの生活にも少しずつ慣れ
地元の日本語放送局で
ラジオアシスタントとして働き始めた一ヶ月後
運命を変える事件が発生。

放送局で働いていたラジオDJが
突然失踪してしまったのだ。

海外の小さな小さなラジオ放送局。

日本のようにプロデューサーがいて
ディレクターがいて、音響の人がいて
多くのスタッフで番組をつくるのではなく

音源編集から、取材、選曲、ニュースの選定、
そして、当日の朝の生放送まで、
全てをたった一人で行うワンマン放送。

スクリーンショット 2020-06-13 16.25.45

(機械に熱がこもらないよう冷蔵庫のように寒い地下のスタジオ)

ラジオDJという華やかなイメージとは裏腹に
早朝4時、まだ空には星が輝く時刻に一人スタジオ入りして
冷蔵庫のように寒くて薄暗い地下の放送局から
全て一人で生放送番組を届けるという、かなりのハードワークだった。

そんな小さなラジオ放送局にとって
突然、人が辞めてしまうというのは大事件なのだ。

全員が体力ギリギリで
何とか毎朝の生放送を回しているという緊急事態。

そこで、

たまたま新しくアシスタントとして
アルバイト入社した私に白羽の矢が立つことに・・・

っていうか

棚から牡丹餅が落ちてくることに!!!!!

画像6

「あのさ、冗談半分本気半分で聞くんだけど、DJやってみる気ある?」

大ベテランの先輩DJさんからの
あまりに突然の打診に驚きつつ

「は、はいっ!全力でやります。やらせてくださいっ!」

気づいたらそう答えていた。


目立ちたがりのくせに、人前で話すことが大の苦手
その上、極度のあがり症+赤面症!

そんな私にラジオDJなんて務まるのか…

勢いよく手を挙げたものの
内心張り裂けるほどの緊張で
心臓のバクバクが止まらなかった。

勢いよく上げたその声は、
きっと電波にのせる前から震えていたと思う。

でも

でも…

やってみたいっ!!!


その翌日から、スパルタトレーニングを受けて
二週間後に朝の生放送デビュー。

スクリーンショット 2020-06-13 16.26.05

(地下のスタジオは、シンガポールなのにめっちゃ寒い!)

スクリーンショット 2020-06-13 16.26.28

(なぜか金髪に・・・遅くやってきた反抗期?!)

画像8

(人生初のイベントMC)

アシスタントから、ラジオDJとしてデビューしたことで
アルバイトから、正社員として雇用していただけることになり

ワークホリデービザから、就労ビザに切り替わったことで
6ヶ月間の滞在予定が、そこからまた2年間、
シンガポールで暮らせることになったのだ。

人生って、本当に何が起こるかわからない。


>>>つづく
第6話:凧上げフェスティバルで、ナンパに大成功!

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?