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もしかしたら、わたしエッチな子なのかもしれません①
8月某日
tinderにてマッチ
女子データ
ゆずか/24歳/児童施設職員
不自然に大きな目に両端を削り取ったような細い顎、不自然に紅い頬と唇
明らかに加工された写真は、きっとほとんど原型を留めてはいないのであろう
加工アプリを介して世に蔓延る量産型女子
個性の死を目の当たりにしたすけは、それでもその加工前を推察し、抱けるレベルであると判断した
すけ「ちょっと待って、プロフィール画像に天使
漆黒の闇の中でスケベした話②
電話でSEXを匂わせてゴハンに誘ったアポ
勝率はかなり高いと思うが気になる点がいくつか
①顔写真を全く確認していない
②話していて全く楽しくない
それでもすけはアポに向かう
どんなアポであっても経験という養分
新しい女子と「SEXしたい」というダイレクトな欲望が行動へと掻き立てる
待ち合わせ場所に到着
有名なランドマークを待ち合わせ場所にしたため、多くの人が待ち合わせのために集っている
漆黒の闇の中でスケベした話①
出会い系サイトハッピーメール徘徊中
一通のメッセージが届く
「はじめまして」
うーん、一言メッセージ、、
経験上、短文でメッセージを返してくる女子とは相性が悪かった
ここでは便宜上それらを総称して「短文女子」とする。平気で「うん」「そうなの」等の一言で返事をする。会話する気はあるのか。話題は提供してもらって当たり前みたいな姿勢が前面に出てて本当に苦手
確かにこの出会い系の世界
圧倒的に女性
僕たちはあの日、見えない花火の音をずっと聞いていた③
地図アプリを開いてすけは硬直する
会場まで40分、、?
え?、、最寄駅でこんなに遠い?
すけ「ごめん、、なんか会場までちょっと歩かなきゃいけないっぽい」
みなみ「え、そうなの?」
すけ「うん、、調べ不足だった、ごめん」
みなみ「ぜんぜんいいよ、ちょっと歩こうよ」
よかった
彼女が寛容な子で本当に助かった
途中からでも花火が見れればきっと満足してくれる
そんな呑気な甘いことを考えてい
僕たちはあの日、見えない花火の音をずっと聞いていた②
あんたたち付き合ってんの?
側からみたらそう言われるような甘い甘いやりとりを毎日重ね
ついには女子側からアポ打診がくるという展開
しかもしかも初デートが花火大会というトリッキーな設定
結果を残すことができたのか
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アポ当日
愛知県にある岡崎駅という駅で待ち合わせ
18時
改札前で彼女を探す
あ、、
プロフィール画像とほぼ一致
やった
僕たちはあの日、見えない花火の音をずっと聞いていた①
私は病に侵されている
段階はSTAGE4
非常に重篤である
病の名は「方向音痴」
命に別条はなく、身体を蝕んでいるわけでもないが
とにかく進行を妨げる
目的地を遠ざける
めんどくさいことこの上ない厄介な病
効果的な治療法はなく
いまのところ不治の病となってしまっている
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昨年7月某日
出会い系サイトYYCにて掲示板に対してメッセージが届く
服部平次が刺さる女子【23歳JD即】②
服部平次ばりのエセ関西弁を繰り出し
なんとかかんとか23歳の女子大生とアポを取り付けたすけ
いざ出陣
待ち合わせ場所に着くと
予め聞いておいた彼女の特徴を探した
いた
恐らく彼女だ
待ち合わせの相手を探すような素振りもなくスマホを触って俯いている
すけ「こんばんは、みささん?」
みさ「あっ…こんばんは」
顔を上げる
うんプロフィール画像と現物のギャップは想定内
すけ「はじめまして
服部平次が刺さる女子【23歳JD即】①
今回は最近出会った女子大生とのやりとり
お楽しみください
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8月某日
tinderで23歳の女子とマッチ
名前は「みさ」
うんプロフィール画像は可愛い
いつものようにテンプレート文を送信
すけ「ちょっと待って
プロフィール画像に天使が写ってるのかと思ってスマホを持つ手が震えています」
20分後返信
みさ「爆笑 お兄さん面白いですね笑笑」
なんでこんな子が出会い系にいるのか不思議な天使女子【旅行代理店25歳即】③
すけ「この部屋でいい?」
nana「どこでもいいよ」
ラブホテルのロビーで部屋を選ぶ二人
タッチパネルを押すとカードキーを受け取った
部屋に入るとシャワーも浴びずに、お互いの唇を貪りあった
ちゅっちゅぱ、、ちゅっちゅ
可愛い子の唇ってなんでこんな美味しいのか、、
そんな気持ち悪いことを考えながら彼女の身体をまさぐる
すけ「おお」
nana「なに?」
なんでこんな子が出会い系にいるのか不思議な天使女子【旅行代理店25歳即】②
アポ当日
なんと
車の渋滞にはまり30分の大遅刻
我ながらまじでクソw
すけ「車が一向に進まない、ほんとにごめんなさい」
とLINEする
nana「ぜんぜんいいよ、気をつけてきてね」
穏やかに返信してくれるものの
遅刻した時点で勝率半減
しかも30分なんて遅刻の限度超えてる
ようやく待ち合わせ場所に着き彼女らしき人に全速で駆け寄る
すけ「ほんとごめん」
深々と頭を下げる
nana