sakuradrops
日々の出来事。
恋とか愛とか、私の思う恋愛のいろいろを、自分の過去の経験を交えて、つらつらと書き綴ってみました。
毎回少しずつ進む、連載系の短編妄想小説です。
夏。ギラギラと照りつける太陽と流れ落ちる汗。 肌に纏わり付く熱と湿度。 心地よいとは思わない。しかし、不快とも違う。 気怠さは不埒な感情を纏って本能に忍び寄る。 頭上からの熱光、足下からの熱蒸。 照りつけられ、煽られ、焼かれ 体はただの肉塊のように感じる。 冬の寒さは、人肌を、人の温もりを欲しくなる。 安らぎと癒やしを与えてくれる、人肌の温かさと心地よさ。 夏の暑さは、安らぎと癒やしではなく、ただの欲を求めたくなる。 体の熱、肌の湿度、滴る汗。 内側から溢れ出る業の行
誰もいない部屋で過ごすって、やっぱりつまらない。 ツイッターやインスタグラムで、面白い投稿や画像を見るといつもは息子たちに見せて、一緒に笑い合ったりする。 それも出来ないし、食事も無言。 テレビを観て笑っても、笑い声は私のだけ。 狭い家だけれど、こういう時ってとても広く感じる。 ひとりでいたって、やることはなくならない。 掃除機掛けたり、洗濯したり、食器を洗って、お風呂掃除。 別にサボってもいい。実際、家事を全部することはなく、やらないものもあるし、簡単に済ませるものもある
今日から日曜日の午後まで、家に一人。 息子たちは、夫の実家に強制連行。行きたくないのに無理矢理に。 息子たちが大きくなって、一人で自分の事を出来るようになってからは、私は同行しなくて済んでいる。それは助かっているが、息子たちは本当に気の毒で仕方ない。 私が力ずくでも、夫に刃向かって息子たちの意思を通してあげられたらいいのに… 怖くてそれは出来ない。夫のあの次から次へと溢れ出てくる、あの人を貶める罵声は本当に心が萎える。本当に恐ろしく感じる。 言葉や態度も、十分暴力に値する攻撃
離婚や別居を考えるようになって、部屋の事を考えるようになった。 今の生活では、転居も部屋の模様替えも出来ない。 夫の領地にモノが溢れていて、その領地は家族の空間にも日々浸食してきている。 部屋が散らかっていて落ち着けないとか、夫は言いやがりますが、おまえのモノをどうにかしろと毎回心の中で吐き捨てている。 通信会社、カード会社、その他もろもろの郵便物、年賀状、車の雑誌など、なんでもかんでも保管する。うちは大豪邸ではない。しがない、賃貸の公団住宅。息子たち個々にも部屋を割り当てる
私は離婚をしたい。 すぐには無理だと思う。絶対に揉める、泥沼の離婚調停… 私と別れることは嬉しく思うだろう。しかし、離婚すれば息子たちは夫の側にはいかないと思う。息子たちは夫を父親として尊敬していないし、むしろ嫌悪している。恥ずかしい人間だとさえ思っている。 息子たちが私の方についてくれば、夫の姓を継ぐ者がいなくなる。 夫の実家の代々の墓を継ぐ者、守る者が居なくなる。 夫にとっては、それは絶対に避けなければならないこと。 夫の実家、特に父親に責め立てられるから。 夫の実家
私は書くことが好きだ。 今はしていないが、若い頃は20年近く日記を書くことを習慣にしていた。 恋をしているときは、不思議と書くことが多く、1日の分量も長文となったものだ。 長男が生まれてしばらくは、育児日記を書いていた。 しかし、睡眠不足や産後の体力の衰えなどで、日記をつけている時間があるなら、1分1秒でも眠りたかったと思うほど疲れる日々を送っていた。そして文字を書くと言うことからどんどんと遠のいていった。 日記は今も習慣にはなっていないが、記録として手帳にメモしたり、ツイ
あぁ、もう夏休みなんだ。 ふと思った。 息子たちが中学生くらいまでは、夏休み、冬休み、春休みの実感はあった。 夜更かし、朝寝坊当たり前。ほぼ一日中家に居る。 学校ない日って、こうなるよねぇって。 それが、次男が高校に入学した時にはコロナ禍になっていて、学校もほとんど休校状態で高校生になった実感も感じられない日々。今でこそ、登校は普通になったが、夏休みと在宅授業の区別があまり感じられない。 大学生の長男も、授業は不規則なので平日でも家にいる日もあれば、ちょっと登校して授業
私の夫婦の関係は、初めから失敗だった。 一緒に暮らすことで、幸せにはなれなかった。 一緒にいる時間が温かく穏やかに過ごせる関係。 それが、私の理想の関係。 夫婦じゃなくてもいい。相手を必要な存在と思い、 支え合い慈しみ、時には少し離れたところからそっと見守る。 依存ではなく、一人の人間として自立しつつも、一緒にいることで満たされる関係。 私が欲しいのは、そういうパートナーと、時間と空間。 たぶん、そういう理想的な関係を普通に築きあげている人たちもたくさんいると思う。 そ
葉が青々と生い茂る新緑の真っ直ぐな並木道を歩いている私。 車の通らない遊歩道のような道。 道の先に稲妻が煌めき、雷が落ちた。 雷鳴もせず、ただ綺麗な閃光が、進む道の先の方に落ちた。 一瞬、怖いなと思い一歩下がって様子を見たけれど、まぁ、大丈夫そうだなと先へ進む私。 雷が落ちたというのに、落ちた場所ってどんな風になっているのだろう? そんな事を考えながら、怖がる風でもなくどんどん進んでいく。 そんな夢だった。 雷を落ちる夢は、吉兆両方の意味があるらしい。 私は、目が覚め
書きたい書きたいと思えば思うほど 頭の中がこんがらがった鉄条網のよう。 グルグルチクチクと思考に攻撃をしてくる。 刺激を与えるのでは、傷つけてくる。 思考の傷から流れた涙と血の滴から 何かが生まれればいいのに。
昨日、久しぶりに長男と一緒に外出した。4連休、ずっと家に閉じこもっていて、リビングを占領している夫が鬱陶しく、別室に閉じこもっている私たち。気分転換でもしなければ、体も心も縮こまってしまう。 昼食も食べたかったので、長男も誘ってみたら思いのほかすんなり一緒に付き合ってくれた。 欲しいと思っていた限定カラーのボールペンのセットを買うこと、好きな作家さんの新作が出たのでそれも早く欲しかった。あとは、お昼を食べて、ちょっとお茶でもして、時間を潰して夕方、帰りたかった。 お昼に何
多少の体調不良と元来の虚弱体質で、健康優良児とは言えない私だが、結婚してからは出産以外での入院もないし、20年ちょっとの間に、病院へ行ったのもほとんどない。 まず、子どもたちの医療費は別として、私の医療費を夫が出し渋るので、多少の不調は病院も我慢せざるを得なかった。 今年に入って、健康診断の結果が急激に悪くなり、「要経過観察」「要精密検査」の嵐。自分でも、あの赤字で印字された恐怖のパワーワードには驚愕した。 それから程なくして、体のあちこちが痛くなり、自力でなんとかするには
何度かここでも、匂わせていますが、私の夫はしょうもないモラハラ夫です。家でだけならば、私が辛抱すればいいことだけれど、よそ様に対しても食って掛かる迷惑人間の度合いが日に日に上がって来てる。 その他、大きな声では言えないけれど、違法な事もちょこちょこやらかしている。まだ、子どもが小さい時に、子どもの前で堂々とそれをやっていた。 不幸なことに、こいつは捕まらない。大罪という訳ではなく、公になれば恥ずかしい位の本当に軽微な違法行為。ちっちゃい小悪党。天罰が下ればいいと私も息子たちも
昨日、見た夢はとっても不思議だった。 昔、お付き合いしていた人のお店の店長として私が働き始めるという。 多くはない、アットホームな数の従業員さんたちの前で、私が新任のご挨拶してました。 いや…お別れしたし、お互い家庭があるし、昔の女に会うのも嫌だろうし ましてや、同じ職場で上司なんて、どれだけ気まずい事だろう。 これは、絶対嫌な顔されて、完全無視されるだろうなと暗い気分になっていた私。 ひょっとしたら、私がストーカーまがいにいろいろと情報収集して、勤め先を調べ上げて、この
私の夫は、俗に言う『モラハラ夫』だ(と思う)。 妻である私を、常に下に見て馬鹿にしたり、貶めるような事を平気で言う。 そして、私の言うことに対しては、どんな事であろうと一言目に否定の言葉を口にする。 そうすることは、私や他の正論を言う人たちの気持ちを折る、最良でクールな戦略だと思っている。 奴は、そうすることがカッコイイ、俺は頭が切れる男だと思っているらしいが、とんだお笑い草野郎だ。 昨日、こんなことがあった。 夫が、自分の布団を干した。その際に、マンションで禁止されている
女性は恋をすると瞳がきらきらと星が輝くって、最近何かで目にすることがあった。 これは、以前からよく聞くことで、女性なら一度は漫画や小説やエッセイ、 そして、恋愛系ドラマなどで見聞きしたことがあると思う。 そして、恋をしたときに、それを実感した経験があるのでは? かくいう私も、遠い昔にそんな感じの経験をしたことがある。 好きな人が出来ると、身なりや美容、仕草や言葉遣いにも気を配り、 いろいろと努力をした。 好きな人が好きなもの、趣味などについて、自分が興味がなくても どんな