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瞳の中のミルキーウェイ
女性は恋をすると瞳がきらきらと星が輝くって、最近何かで目にすることがあった。
これは、以前からよく聞くことで、女性なら一度は漫画や小説やエッセイ、
そして、恋愛系ドラマなどで見聞きしたことがあると思う。
そして、恋をしたときに、それを実感した経験があるのでは?
かくいう私も、遠い昔にそんな感じの経験をしたことがある。
好きな人が出来ると、身なりや美容、仕草や言葉遣いにも気を配り、
いろいろと努力をした。
好きな人が好きなもの、趣味などについて、自分が興味がなくても
どんなものなのだろうと調べてみたりもして、結果、自分の趣味や関心も
広がったりして、毎日がキラキラと輝いて見えた。
恋をすると言うことは、そういう感情自体が、美容であり、おしゃれであり
学習であり、自己啓発なのだと思う。
憧れの人に好いて貰うために、大好きな彼氏の為にもっと素敵な女性になりたいという一途でけなげな思いのために、女性は自分のステップアップに日々努力を惜しまない。
恋をするって、素敵なことだと思う。
特に、この年になり恋愛とは無縁になってくると、何に関しても、努力すると言う気持ちや、胸躍るようなときめきが薄らいで、鈍感で怠惰になってしまう。
専業主婦なので、外出もほぼしないし、家族以外との会話や出会いもほぼない。そう考えると、ご高齢者の方たちのほうが、いろいろなサークルに入ったり、ご長寿会のような会合などで、いろいろな人たちと繋がりコミュニケーションをとっている分、心も肉体的な健康も、健全に保っていると思う。
人は感情が無になったときに、人生が終わるのだと思う。
肉体的には生存し、日々を過ごしているとしても、感情のなくなった人は
ロボットと同じだ。
怒り、妬み、嫉み、自己憐憫などの負の感情は、それにとらわれてしまえば
毎日が辛く不快で生きにくいと思う。
必要なのは、感動したり、喜んだり、感謝するという事。
それがあれば、毎日の同じ事の繰り返しの中でも、楽しいことを見つけられる。
おいしいもの、かわいいもの、きれいなもの…世の中には、いろいろな小さなワクワクがそこかしこに散らばっている。
そういうものを、意識せずに目にしたとき、人の目は自然と輝く。
特に女性は、かわいい、きれいに対する触手は敏感。
なんでも「かわいい~♡」って言う、昨今の女性たちは、感情を受け入れる為の扉がいつでも開かれているのだと思う。
そういう人たちを見習って、男女問わず、年齢問わず、いつでも心の扉を開いておこう。
不倫とか婚外恋愛に走るのでは、ちょっと趣旨が違ってしまうのだけれど…
恋は異性に対しての感情だけではない。同性の素敵な人に憧れる気持ちも恋だと思う。大切なペットだったり、熱烈に応援しているアイドルや芸能人だったり、趣味の道具やコレクションアイテムだったり。
何かしら、好きなものを憧れるものがあると、人の心は枯れることはない。
人生に退屈したり、諦めるのではなく、ワクワクする何かを見つけよう。
そうしたら、きっと、あなたの瞳の中にもキラキラときらめくミルキーウェイが現れるのでは?
感情を枯らしてはいけない。
年をとっても、乙女であれ!少年であれ!
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