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恋愛

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恋とか愛とか、私の思う恋愛のいろいろを、自分の過去の経験を交えて、つらつらと書き綴ってみました。
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私の心に住むあなた

私の心には、同居人がいる。 大好きだったのに、結ばれる事のなかったあの人。 そんなあなたを、忘れられずにいる未練がましい女。 きっと、この同居人はずっと一緒なんだと思う。 私の記憶から、あの人が消えるまで… 何をしてくれる訳でも、助けてくれる訳でもないけれど、私がこの先も進んで行く為に、気持ちを強く持たせてくれる。 だから、逢えなくても、話せなくても、なんの繋がりがなくてもいい。 このままずっと、陽炎みたいに、私の心に住み続けていて欲しい。

期待するより、期待させるオンナ

惚れた弱みとはよく言ったもので、どうしても好きの熱量が大きい方が苦悩も苦労も多くなる。 好きが高じて、相手に尽くしすぎてしまうという事はよく聞く話。世話を焼きすぎて、恋人と言う関係ではなく、保護者と子どもになってしまう。 その上いつのまにか、その尽くしに、見返りを求めて、相手に何かを期待してしまったりしている。そんなことを続けていれば、ときめきとかキラキラが失われ、恋と言う魔法が解けてしまう。 尽くされる側はと言えば、自分の為にいろいろとしてくれることは、嬉しくもあり、あ

…だけでいいの

ただ、少しの会話がしたいだけ 「おはよう」「おやすみ」のあいさつがしたいだけ 逢えなくてもいい 電話できなくてもいい 時々、メールで繋がれるだけで 薄くても細くても あの人と繋がっていたいだけ 連絡先にあの人が存在していればいいだけ それだけ… あの人の特別じゃなくなっても 私の生活の中に あの人の存在が感じられれば それだけで十分なのに ただの遠くにすんでいる友人でいい そう、ただの友だちでいいの

私だけ…未完の愛

私には好きな人がいます。 * 大好き…と言うより、愛していると言える位の気持ちです。 でも、この気持ちは完全に一方通行、返って来ることのない独りよがりな片想い。 憧れの人をそっと想い、姿を見るだけで、少し言葉を交わしただけでドキドキして、それだけで幸せを感じられた無邪気な片想いとは少し違います。 * もっと切なくて、悲しい片想い… 人混みではぐれて、そのまま置き去りにされて

確かに愛されていた。それだけで…

あなたが居なくても、私は前に進める。 * あなたに本当に強く深く愛されていたという、確信があるから。 それが私の自信になったから。 それが私の存在に価値を与えたから。 心が温かく軽く柔らかく包まれ、心地好く満たされ安心出来た毎日。 離れていてもお互いを想い気にかけて、時間を見つけては連絡を取り合い、労い、励まし、愛しい気持ちを伝えあった。 少しのことに感謝し、「ありがとう」という言葉が会話の中にたくさん溢れていた。 愛情を惜し気もなく注いでくれる人に、私は戸惑い、上手

ズルい女

別れても…正しくはフラれても(捨てられても)、私が1番愛されていたと図々しくも思えるのは、ちゃんと理由がある。 それは、あの人が選んだ相手は同情と援助での繋がりから始まっているから。 夫との不仲、時々のDV。 SNSの掲示板で知り合い、そこからブログで友達になり、いろいろと相談を持ち掛けていたらしい。 時折、「今すぐ来て!」とか「助けに来て!」と夜中にメッセージまで。 そして、ついに離婚してシングルマザーに。 子どもは3人いたらしいけれど、1人は夫側に。 収入も十分では

両想いなんて、ただの思い過ごし

両想いで、さらに結婚出来るって、普通の事のように思ってる人が多いけど、それって奇跡なんだ。 始まりは、ただの思い過ごしの恋なんだ。 両想いなんだって思って浮かれていても、ある日、別れてしまう二人もいる。 自分は両想いだと思っていても、相手は妥協だったり諦めだったり、ただ相手の熱量に流されただけだったり…。 だから、相手を想う気持ちを大切にしていかないと。 一緒にいてくれることに、あぐらをかいてはいけない。 両想いは、そこから本当の愛を育てるスタートライン。 そこから一緒

いつだって姫か猫でいたいんだ

もう遠い昔、付き合っていた人は、私をかわいいかわいいと、事あるごとに言ってくれた。 それはもう、息をするかのように、普通に、当たり前に、隙あれば…と言う感じで。 あるときは面と向かって、あるときは何気なく呟くように、またあるときはため息混じりに。 『かわいい』は私にとって、小さい子を寝かしつける時の『トントン』と同じような、安心できて幸せを感じられる魔法の言葉だった。 その魔法は、一緒にいるときだけでなく、電話での会話の中でも、メールの文章の中でも『かわいいなぁ』は、いつで