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緊急事態宣言 29日目

GW最終日だが、特にかわりばえのしない一日。野菜室をきれいに拭いたくらいだろうか。そもそも、前日夜中に地震、というより市の無線放送に叩き起こされたことでまったく眠れなくなり、寝覚めは最悪だった。 同居人もわたしも学生だったころは、わざわざGWに旅行しようなどと考えたことはなかった。わたしが修士2年になると同時に同居人が就職し、そこから数年はしばらくGWに旅行していた。最初に行ったのは金沢だったのだが、首都圏育ちのわたしは23歳にしてはじめてGWのラッシュを経験して面食らった

    • 緊急事態宣言 28日目

      朝起きて、前日からせっせと整備を始めたベランダでフレンチトースト、りんご、ミネストローネの朝食をとる。しかし家が東向きということだと思うが、朝日がものすごく照りつけるので非常に暑い。ベランダはお茶向きかもしれない。そういえばちょっとよいティーポットがほしいのだった(なぜかというと、もともと使っていたポットは、なんとわたしがフィンランドに行っていた2ヶ月間ものあいだ、洗われないまま放置されたためにカビくさっていたので。洗ったけれど、気分的にできれば取り替えたい。それで、どうせ買

      • 緊急事態宣言 27日目

        緊急事態が延長されるらしい。途中から大方予想はできていたこととはいえ、そろそろ困ったことも出てきた。本の校正をしているなかで、どうしても確認すべき本がいくつかあるのだが、図書館に行くことができない。わたしの場合、現在の所属大学が入構を完全に禁じており、また出身大学は学生証などの身分証がないと入構できないと聞いたので、完全に行き場を失っている。本にはもう一度最後の確認の校正の機会がありそのときでも間に合うということだが、そのころに大学はどうなっているだろうか。一部地域では図書館

        • 緊急事態宣言 26日目

          朝は寝坊する。昼頃から、同居人とさんぽに出かける。去年の暮れ頃に近所のスポーツセンターでピックアップした、区内の畑がある地域のおさんぽマップに則って出かけようということになった。しかし、いざ行こうとすると結構な距離があったので、近くまで自転車で行って、周辺を徒歩で散策してまた自転車で帰ってくることになった。 わたしたちはつい半年前にここに引っ越してきた。当時、そろそろ広いところに引っ越すか、そのためには都内から出るか、みたいなはなしをしはじめつつも、まだそこまで本腰ではなか

        緊急事態宣言 29日目

          緊急事態宣言 25日目

          朝起きてからすこしあいだが開いてしまったオンライン英会話をする。いま本の校正をしているが、こういう大型タスクが入るとほかの細かいことすべてがあまりできなくなるのがよくない。どんなときも、ふだんの細かいルーティンを崩さないようにしたい。 朝早めにスーパーに出かけて、たらこを買う。昼にどうしてもたらこスパゲティが食べたかった。そのほかいろいろ野菜を買い込む。午前中からお昼を挟んで、知り合いの学振申請書について電話でディスカッションをする。とてもおもしろい研究で、個人的にとても応

          緊急事態宣言 25日目

          緊急事態宣言 24日目

          ついにオンラインでのリアルタイム配信講義の初日である。通勤がないとはいえ、まともな服を選び、メイクをし、髪を巻いたら多少欲が出て、もう一ヶ月も出番のなかったアクセサリーを身につける。しかし、家にいるというに着飾るのはやや違和感がある。 講義は10時40分からだが、この開始時間までどうにも落ち着かない。キャンパスでの講義の場合、いったん大学へ行ってしまえばあとは講師室で必要な準備をしてあまった時間はコーヒーを飲みながら本を読んでいると、チャイムが鳴って時間を告げるまではちょっ

          緊急事態宣言 24日目

          緊急事態宣言 23日目

          7時に起きるが、そのまま布団のなかでちくま新書の『世界哲学史1』を読む。古代エジプトにおける魂に関する哲学が面白い。彼らは人間とは肉体、名前、影、そしてバー(あえて言えば「人格」のようなものと説明されている)とカー(生命力のようなもの)から成り立っているという話。人間が死んでもカーは残るので、カーの入れ物として肉体をミイラ化しておく必要があったという。またバーのほうも日中は世をさまよって、夜になるとミイラ化した肉体と合体していると考えられていたとか。 これは面白い、と思って

          緊急事態宣言 23日目

          緊急事態宣言 22日目

          祝日だということで同居人は在宅で、勤務もしていない。わたしはまた気分が優れない。昼前から活動をはじめて、おひるごはんにトマトソースパスタを作って食べた。 3限の時間がいちおう講義の時間であり、アップロードした文書ファイルの不具合などあるといけないのでしばらくパソコンに張り付く。明治学院大学の講義では、リアルタイム配信を求められているわけではないし、そもそも講義の受講者が100を優に超えておりさまざまな通信環境の人がいると推測されるので、文章を書いてアップロードしている。写真

          緊急事態宣言 22日目

          緊急事態宣言 21日目

          最近、前の日の記録を書こうとすると、すでに忘れていることが増えた。この生活に慣れてきたということなのかもしれない。ひとまず、また体調が優れず午前中はGW休暇ということで休んだ。代わりに土日の午前中に作業をしようと思う。というか思うのだが、会社員と暮らしていることもあり土日はオフにするようなるべく心がけているものの、正直土日両方休むとじぶんが何をしていたのか、仕事のことを忘れてしまう。できれば3日仕事して1日休む、などのリズムのほうがよさそう。あるいは、もう毎日5時間ずつくらい

          緊急事態宣言 21日目

          緊急事態宣言 20日目

          朝、具合が悪くてあまり動けない。同居人は出社したので、ひとりになるのは数日ぶりだったが、だからこそガクッと疲れが出たのかもしれない。とりあえず午前中は安静にする。午後になってすぐ、駅前のスーパーまで数日ぶんの買い出しへ行く。本当は花も買いたかったが、花屋は臨時休業となっていた。 大きめのスーパーでキッチンペーパーが売り切れていたので、まいばすけっとに寄る。ただでさえ狭い店内に間隔を開けて人が並び、さらになぜか店員さんが3人くらい一斉に至近距離で陳列を行なっていたので結局密で

          緊急事態宣言 20日目

          緊急事態宣言 19日目

          朝7時に起きた。同居人と、川まで散歩に出かけた。よく晴れていて、川のなかでは犬が泳いでいた。水面は白いくらい反射して、こういう景色があればYUKIなら曲を一曲つくると思う。近くで見ると、川は思ったよりもきれいだった。帰宅後、前日買ってきたきのこシチューパンみたいなものと前の晩のあまりのスープ、そしていちごを食べた。わざわざおしゃれな皿に載せてみたりする。 そのあと、哲学オンラインセミナーに参加。実践に根差すような科学哲学というテーマで、とても興味深かった。オンラインだと、家

          緊急事態宣言 19日目

          緊急事態宣言 18日目

          11時くらいにうっすら目覚め始める。そのあと、寝床でトニ・モリスン『ソロモンの歌』を読み終えた。冒頭のシーンも非常に印象的だし(ほとんどシーンと言っていいと思うくらい、色への言及のせいかまさに鮮やかに目に浮かぶようにイメージすることができる)、ずっと面白いのだけれど、後半から加速度的に面白くなっていき、「ソロモンの歌」にたどり着いたときには声に出してさらに膝を打ちそうになった。大地とか童謡みたいなもの、場所の名前に刻まれたもの、などわたしからみると非常にアメリカ的なテーマをリ

          緊急事態宣言 18日目

          緊急事態宣言 17日目

          寝坊する。またあつ森チャレンジは振り出しに。10時くらいから机に向かって、来週の明治学院の講義に向けての資料を作り始める。来週はアートプロジェクトについて説明する予定。あと、どうもそもそも芸術批評というものの存在意義がわからない、という人が多かったので、それについての解説も自分なりに書いた。要は、芸術は好き勝手に作りそして楽しめばいいというが、そうしたごく個人的な楽しみはそもそも「芸術」という文化の存在に支えられており、その文化を成立させているのは芸術家とそれを評価する批評家

          緊急事態宣言 17日目

          緊急事態宣言 16日目

          朝7時に起きる。散歩にも出る。あつ森チャレンジ仕切り直しである。ヘルシンキの先生から送っていただいた論文を読みつつ、今まとめようとしている論文の計画を練り直す。のんびりやっていたが、発表の機会があり少し急ぐ必要が出てきた。しかしこれはありがたい。なぜならあと一歩で書けそうだけれど終わらない論文が3本あるからだ。最後の一手を決めるのは結構難しい。そういう意味で、締め切りというのは本当に大事。でも締め切りに殺されない程度にゆとりを持った設定も大事で、この塩梅は非常に難しいものであ

          緊急事態宣言 16日目

          緊急事態宣言 15日目

          あつ森チャレンジに3日目にして早くも失敗し、カウントが0に戻る。同居人が一週間ぶりに出社ということで、見送りには出たが、そのあと何の良心の呵責もなくほとんど帰巣本能というかんじでお布団に戻っていた。朝は本当に苦手である。 お昼ごはんに、Ubereatsでマクドナルドをデリバリーしてもらった。たぶん、2ヶ月ぶりのマクドナルド。ヘルシンキにいたとき、フィンランドのマクドナルドには黒パンというか、ライ麦とかなのかな、なんかそういうバンズのバーガーがあると聞いて行ってみたのだった。

          緊急事態宣言 15日目

          緊急事態宣言 14日目

          7時に起きる。短くはなったが、散歩にも出かけた。あつ森チャレンジ2日目クリアである(毎日朝7時に起きて散歩(雨天はヨガ)をするのが1週間続いたらあつ森を買うチャレンジ)。午前中は、吉田隆之『芸術祭と地域づくり』の後半を読んだ。学振PDとしての研究の最終年度、つまり今年度は、これまで考えてきた環境美学の理論を用いて具体的な事象を分析することが目標で、その対象が地域芸術祭である。昨年から明治学院大学の「現代社会と芸術」の講義でこの取り組みには着手しているのだが、どのように論文にな

          緊急事態宣言 14日目