中小企業診断士の資格って取った方がいいんですか?
こんにちは、mamekaです。今回のコロナの状況で、帰休となり、巣篭もりの中、仕事に繋がる資格準備をしたいと思っている方は多いと思います。
そんな中で、日経新聞による「ビジネスパーソンを対象にした新たに取得したい資格の調査」で、第1位となった「中小企業診断士」について調べてみました。
中小企業診断士とは?
特徴は、大きく4つありました。
1.経営コンサルタント認定 唯一の国家資格であるが、独占業務ではない
中小企業庁で登録(https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/index.html)
2.現在約26,000人の中小企業診断士が登録されている
中小企業診断士の60%が企業内で働いている
3.中小企業は、日本の企業数の99.7%を占めており、それらの企業が顧客となる。
中小企業の数は、3,809,228社(H26年度経済センサス-活動調査)
4.資格の維持にポイントを貯める必要がある
5年で30pointが必要になる。仕事を見つける、pointを買う必要がある
中小企業診断士の資格をとるメリットは?
診断士協会へ登録ができる
・診断実務案件へ参加できる
・セミナーに参加できる
・協会イベントへ参加できる
任意団体へ参加できる
・研究会へ参加できる
・マスターコースへ参加できる 1コース6ヶ月〜1年間5〜15万円ほど
・診断士や他士業と交流できる
専門家として活躍できる
・自治体の運営機関で活躍できる
・企業の相談役として活躍できる
受験スケジュールは?
8月 一次試験
10月 二次筆記試験
12月 二次口述試験
3年以内 実務補修
3年以内 登録
試験の内容は?
一次試験
・7科目のマークシート方式
・60%以上で合格。ただし、40%未満が1科目でもあると不合格
・一次試験に合格した場合は、翌年度まで有効
・一次試験で合格した科目は、翌々年度まで有効
①経済学
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理
⑤経営法務
⑥経営情報システム
⑦中小企業経営・中小企業政策
二次筆記試験
・4科目(ランダム)の筆記試験
・60%以上得点(相対評価)で合格。ただし、40%未満が1科目でもあると不合格
・机上でのコンサルティングを実施する
二次口述試験
・評定が60%以上で合格。(99%が合格)
・二次試験の内容から出題される
実務補修
・二次口述試験後、3年以内に15日間(5日間1セット×3回)実施する
・指導員+合格者6名で、中小企業に赴きアドバイスを実施する
それぞれの試験の合格率は?
一次試験 約20%
二次試験筆記 約20%
二次試験口述 約100%
どうやって勉強するの?
①受験校に通う、通信教育を受ける
・TAC/LEC/大原(1次、2次試験対策)
・AAS/MMC/TBC(2次試験対策 診断士専門受験校)
②web講座を受ける
・4dan4.jp(2次試験対策)
・STUDYing(1次、2次試験対策)
③有志団体を活用する
・タキプロ(診断士が受験生にアドバイスをする)
④参考書/書籍で勉強する
まとめ
一次試験、二次試験筆記は合格率約20%と難関です。
資格保有者の60%が企業内で働いていることから、会社員が多いですね。
経営情報システム科目では、IT系の知識を学べるようです。しかし、
ITパスポート程度の知識にとどまってしまうようなので、実際のオペレーションの観点からいうと、不十分かと思います。
一方、起業・独立などして、組織が大きくなってきたときの経営舵取りで、外部を活用する際に、自分の不得意分野をなくすという
観点で活用できそうという印象を受けました。(そのときになったら、実際に勉強する暇はないと思います)
まとめると、会社員のうちに、実践を十分積んできて、inputを増やしたい、体系的な知識を得たいという方にまさにオススメな資格なようです。
そして、独占業務をできるわけではないので、中小企業診断士の資格取得を機に、人脈拡大や学習の機会として、活用している人が多いのではないでしょうか。
以上、中小企業診断士資格のまとめでした。
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