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ナナフシ#9

(この物語はフィクションです。今回で完結です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
4

ナナフシ#8

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第8話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前

ナナフシ#7

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第7話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
1

ナナフシ#6

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第6話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
2

ナナフシ#5

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第5話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
1

ナナフシ#4

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第4話です。未読の方はよろしければナナフシ#1からお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前

ナナフシ#3

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第三話です。未読の方はよろしければナナフシ#1からお読みください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
2

ナナフシ #2

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第二話です。未読の方はよろしければ、ナナフシ#1を先にご覧ください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

豆鳥
4年前
2

ナナフシ#1

(この物語はフィクションです。数回にわけて完結させます) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  それに気がついたのは洗面台で朝…

豆鳥
4年前
3
ナナフシ#9

ナナフシ#9

(この物語はフィクションです。今回で完結です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください)
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 笹木は驚いた顔を玄関の扉から覗かせていた。眉をひそめ、警戒した草食動物のようにわたしをじっと見た。化粧をしていなかったので、あまり見られると居心地が悪

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ナナフシ#8

ナナフシ#8

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第8話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください)
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 マンションの部屋へ戻ると、荷物も置かずにまっすぐ浴室へ向かった。バッグをトイレの蓋の上に放るように置き、洗面台に栓をし

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ナナフシ#7

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第7話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください)
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 朝から頭痛がしていた。恋人が、山へ行く約束のメールをよこしていたが、わたしは返事できずにいた。なぜ、ナナフシを捨てるな

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ナナフシ#6

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第6話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください)
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 ナナフシは、夜間に室内を広く活動した。彼女に湯がかからないように、シャワーを浴びるのは一苦労だったが、その姿を見ながら

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ナナフシ#5

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第5話です。未読の方はよろしければナナフシ#1から順番にお読みください)
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 昼前に会社のトイレから出ると、廊下で笹木と出くわした。笹木は大量のファイルを抱えていた。わたしとすれ違ったとたん、分厚

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ナナフシ#4

ナナフシ#4

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第4話です。未読の方はよろしければナナフシ#1からお読みください)
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 午後から予報外れの雨が降りはじめた。終業時刻が過ぎると、一階のフロアには傘を持っていない社員たちが集まって、空へ向かって口々

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ナナフシ#3

ナナフシ#3

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第三話です。未読の方はよろしければナナフシ#1からお読みください)
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 ある夜、ナナフシがペットボトルの中で、バラの葉につかまってじっと動かなくなった。翌朝に見たとき、身体は心なしか大きくなり、そ

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ナナフシ #2

(この物語はフィクションです。数回に分けて完結させる予定で、今回は第二話です。未読の方はよろしければ、ナナフシ#1を先にご覧ください)
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 朝、会社の更衣室のロッカーを開けたとたん、覚えのないゴミが入ったコンビニの袋が足元に転げ落ちた。誰かがロッカーを間違えたの

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ナナフシ#1

ナナフシ#1

(この物語はフィクションです。数回にわけて完結させます)

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 それに気がついたのは洗面台で朝の支度をしているときだった。いつものように冷たい水で顔を洗い、タオルで顔をぬぐいながら、ふとトイレタンクの上に飾った壜ざしのコナラの枝に目を留めた。
 おととい、恋人と

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