rika_nano

アラフォー。はたらくおかあさん。

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最近の記事

【2024.8フランス旅行記⑤】11年前の回想といま

iPhoneを開けたら「2013年の今日」というムービーが表示された。11年前の今日、わたしたち家族はモン・サン・ミシェルからパリに戻り、ルーブル美術館を見学して、治安がめちゃくちゃ悪くて非常にデンジャラスだと何を見ても書いてあった在来線に恐る恐る乗ってシャルル・ド・ゴール空港に辿り着き、帰国した。らしい。当時上の子は年長、下の子はまだ生まれてなかった。 このときなぜフランスに行ったかというと、来年子どもが小学校に上がったら旅行は夏休み期間に行くしかなくなるのだろう、それっ

    • 【2024.8フランス旅行記④】パスポート申請の流れについて(参考)

      パスポートの申請が完了し、このたびようやく飛べることになった。ありがとうございます。 有楽町のパスポートセンターは平日のみ申請を受け付けている。そのうち19時まで受付けている日は3日間と知り18時ごろ行ったんだが、死ぬほど混んでいたのでご報告申し上げます。パスポートなんてもんは10年に一度くらいしかとらないから、どんな流れなのかすっかり忘れていた。みんなだって知りたかろう。パスポーセンターのサイトのサイトで窓口の混雑状況を見ると、受付と申請があってそれぞれ待ち時間が書いてあ

      • 【2024.8フランス旅行記③】旅は徐々に近づいてくる

        うだうだ旅の目的がどうとか言ってる間にも、どんどん旅の日は近づいてきている!遠いはなしだと思ってたのに、そろそろ決めないとやばいと焦り始めました。 それでわたしはですね、決めた。とりあえず決めた。コルマールってめっちゃかわいい街に行くんだい!ただ、新幹線みたいなやつを手配しようとしたとき、東京から大阪まで新幹線で行くくらいかかるとわかる。まあそりゃそうかもしれん。距離的に。ほんとにそこまでして行きたいのか…?とまたもや思うが、ここはもう行く! それでここ数日、主に本日進め

        • 書くことは、ただただ楽しい

          書きたい!欲が突然発生したのは、小学生のときだった。何かを読んだか、観たかして、感動して、この感動を書きたいと強く強く思った。感想文として、一生懸命書いた。頭の中にある感動を書いて書いて書きまくった。その、わたしにとってすごい力作を担任の先生に見せた。先生の反応は「これは、感想じゃなくてあらすじです」。以上。ちーん。学校の賑やかな休み時間、黒板の前、教卓の横。そっけなく突っ返された作文用紙を、その後どうしたんだっけ。それ以降、書いたことを見せるのが恥ずかしくなった。あらすじな

        【2024.8フランス旅行記⑤】11年前の回想といま

          【2024.8フランス旅行記②】旅の目的はこさえるものではなく湧き出る説

          旅行のはなしのつづき。 旅ってのはなんなんでしょうねえ。 と思って、旅にかんするエッセイを12冊くらいよんだ。それで改めて思ったことは、旅するひとには具体的な目的あるねってことです。みなさん、見事なまでに、ふらっと旅に出る。そこには、大なり小なり目的がある。さくらももこの旅エッセイを除いて、ただ誰かの目的に同行するだけの旅なんてのを書いてる人はほぼいない。あれ食べたいとか、あれ見ときたいとか、オーロラを見たいとか、アーユルヴェーダであるとか、見たい展示であるとか、こう、一世

          【2024.8フランス旅行記②】旅の目的はこさえるものではなく湧き出る説

          サステナブルな職場

           ここのところ職場と遠く離れた会場での研修により週の半分くらい職場に行かないという生活を送っていたのですが、それがわたしにとってはだいぶ励みになっており、明日行けば、そのあと二日は出勤しなくてすむ!頑張って生き延びよう!という心持ちであった。が、昨日研修が終わり、ああ終わってしまった、明日は出勤しなくちゃ、そのあと週末があるけど週末が終わると一週間がはじまってしまう、一週間が終わると週末が来てくれる、でもそしたら次の一週間がはじまってしまう、そのあと週末が来るんだけどソレが終

          サステナブルな職場

          【2024.8フランス旅行記】企画をはじめる時点で旅行ははじまっているの巻

           夏休みに、フランス旅行に行くことになった。  当初はニュージーランドなどを検討していたのだけど、夫の「子どもたちにはもっとわかりやすくイメージのわく国のほうがいいのでは」という気軽な助言により、フランスに決定した。とりあえずわかりやすい「ディズニーランドパリ」と最近授業でフランス革命をやったばかりの長女が希望する「ヴェルサイユ宮殿」を盛り込み、あとは白紙のフランス旅行。  職場の予定をチラ見しつつなんとか飛行機をおさえ、このあと宿を決定するためには行程を決めねばならぬ。決め

          【2024.8フランス旅行記】企画をはじめる時点で旅行ははじまっているの巻

          しがないオウエルの生態(やせたいよるに)

          突然夫から10kgくらい痩せた方がいいと言われた。 「え、なんで?醜いから?」 「……いや、そういうわけじゃないけど」 問1 夫の「……」に入る言葉を答えなさい。 正解例としては、「うん」とか「そう」とか「イエス」とかそういうのが入りますよねやっぱり。わたしもそう思います。夫はわたしが常に腹部に浮き輪を装着していることが気になるし、10年前は今より10kg程度痩せていたことが忘れられないらしい。実際わたしも浮き輪は邪魔だし、当時の自分を覚えてはいるが、別に不健康というわけ

          しがないオウエルの生態(やせたいよるに)

          しがないオウエルの生態

           春に退職したる!とそれだけを励みにこれまで頑張ってきたのだけど、ひょんな理由からとりあえず今すぐには辞められなくなった。ショック。ショックだけどまあ仕方ない。「やめよっかなーと思ってたけど全然続けるンでもいいよー」ってわけにはいかない。ショックでおさきまっくらという気分になった。わたしはどうやって生きていけばいいのか……と途方に暮れている。ウキウキ頑張っていた通信講座もぱったりと進まなくなった。あとちょっとなんだけど、これやる意味あんのかと思ってしまう。いや意味はあるんだけ

          しがないオウエルの生態

          【読書日記】想像力 生きる力の源をさぐる/内田伸子

          この本、おもしろくてうおー!!となりました。 このおもしれー本を読んでわたしが思ったことはコレ。 わたしたちって壮大な伝言ゲームの世界を生きていたんだ……! 人間には想像力がある。想像力があるから過去の経験から未来を予測したり計画を立てたりできる。他人の気持ちを想像し、社会性を育むことができる。過去の経験や知識をもとに実在しない世界を想像しては無限に創作し、それを共有し、語り継ぐことができる。想像の中ではディズニーの魔法もテレビの中の井戸から這い出てくる貞子もわたしに微笑

          【読書日記】想像力 生きる力の源をさぐる/内田伸子

          【読書日記】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

           このnoteに5億回くらい書いてるけどまじで会社を辞めたいと思っている。思ってるけどまあ、なにもしてない。魔王のようにやってくる明日を、明日がくるよぉ、くるよぉ、とおいおい泣いてるだけである。わたしが「魔王が来るよぉ」と泣くと、もうひとりのわたしが「坊や、それは狭霧じゃ」とたしなめてくる。この一人二役をエンドレスでやってます。定年まで自分とのこの不毛なやりとりを興じるのはいやだなと思う。この不毛の輪から脱する方法は3つ。①退職する ②悟りを開いて解脱する ③何も感じなくなる

          【読書日記】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

          会社辞めたい③満身創痍

           このあいだテレビで、美大を出たわけでもないフツウの日本人サラリーマンがピクサーでアニメーターになったはなしを紹介していた。  その人は子どものころ絵を描くことが好きだったけど、絵は学ばずフツウに大学を出て、プログラマーだかSEだかになった。ある日映画館で公開されたばかりのトイストーリーを見て、CGに衝撃を受けた彼は、思い切って新卒から2年務めた会社を辞め、専門学校に入ってCGアニメーションを学んだ。自作CGアニメを海外のコンクールに出品し、いい線いったが海外のアニメーション

          会社辞めたい③満身創痍

          パク・ジミンとわたし

           いやこれは、図々しいタイトルかもしれない。  パク・ジミンとわたしを並べるなんて、申し訳ない、と思うんだけど、きっと彼は許してくれるでしょう。あの柔らかな笑顔で、あかくぽってりとした唇から美しい歯を覗かせて、このARMYの戯言を許してくれると思うのです。  おととい三日間の旅行から帰ってきたわたしは死ぬほど疲れていた。いつもの休日ならば、6時台にいそいそと起きて支度をし、7時オープンのカフェに行って10時くらいまで本を読んでいるのだけど、昨日の朝はどうしよっかなーと思いつ

          パク・ジミンとわたし

          読書日記 親ガチャ3種盛り編

           最近読んだ2冊。少し前に読んだ「汝、星の如く」も含めて、どれも「親ガチャにハズレた子どもたちの、その後の人生」を描いたものだった。意図したわけではないのに、こういうのってよくあるテーマなんだろうか。あと、全部海辺の話なんだよな。これもよくあるんだろうか。 ○52ヘルツのクジラたち/町田そのこ  虐待されて育った主人公に突如救世主が現れ、なんとか人並みの人生を生きていたけれど、救世主が自死してしまい、救世主に救って貰ったのに自分は救えなかったことでなんかもう死にたくなり、海

          読書日記 親ガチャ3種盛り編

          【読書日記】きりこについて/西加奈子

          語り手 ねこ 主人公 きりこ 時代 現代(おそらく、平成21年頃) 舞台 団地・自宅・学校・会社  自分の世界で「もっともかわいい女の子」として暮らしていた少女きりこは、恋をした相手に「ぶすだから嫌だ」と拒否されたことをきっかけに世間に「ぶす」と「美人」の価値観があることを知り、友達の書いた漫画をきっかけに世間と自分の世界とでは認識が違うことを知る。世間で生きていくことも、自分の世界に戻ることもできなくなったきりこは、つらい現実から逃れるように睡眠障害となり、眠りつづけるよ

          【読書日記】きりこについて/西加奈子

          丸善を推す

           お茶の水と丸の内の丸善が好きすぎる。  好きすぎるので、朝から晩までいたい。もしかすると、新宿の紀伊國屋などもおもしろいんだろうか。他にもいろんな「いい本屋」があるんだろうが、わたしは丸善に何一つ不自由していない。よって、開拓しなくてもいいと思っているし、ついついこの二軒で満足してしまう。まだ出会っていない、すばらしい何かに出会うチャンスを捨てているような気も最近している。本屋にも個性があるのかもしれない。他の本屋を知らないようでは、わたしは丸善を何も知らないのと同じかもし

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