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結局、寅さんの世界がいいのかも〜子どもがエネルギーバンパイア負の連鎖から自由になるために〜

とらちゃんの玉手箱☆自由な生き方考察シリーズです。

前々回から、
「ハラスメントが生むエネルギーバンパイア負の連鎖」について考察しています。

「自由な生き方」をする上で、この負の連鎖ほどウットウシイものはありません。
日常に潜んでいるかもしれない、この負の連鎖を認識することが、
自由に生きることに繋がると考えています。

前々回は、ハラスメントが生むエネルギーバンパイア負の連鎖の構造について説明しました。

前々回の記事はこちら

エネルギーバンパイア負の連鎖とは、
人間は、誰かからエネルギーを奪われると、
自分の中のエネルギーが枯渇し、
他の第三者のエネルギーを吸い取ろうとする傾向があり、
これがハラスメントを発端として連鎖的に起こる現象を指します。

前々回もお話した例のおさらいになります。
例えば、ある職場で1つのパワハラ事案が発生し、ここではAさんが上司からエネルギーを吸われると、枯渇したエネルギーを補充するためにAさんは妻からエネルギーを吸い取ろうとします…というように、
「エネルギーを吸われたら、別の誰かのエネルギーを吸う」というバンパイア=吸血鬼の被害者が、すぐに吸血鬼になるという負の連鎖反応が起こることが、私たちの世界にはたびたび起こっているということです。

この事案の連鎖パターンとしては2つ。
最後の子供C君がいじめる方に回るか、いじめられる方に回るか、2パターン考えられるので、2つ提示します。

【パターン1】上司→Aさんをパワハラ→Aさんが妻Bさんをモラハラ→妻Bさんは子供C君に八つ当たり→子供C君はD君をいじめる→D君、不登校…

もしくは、

【パターン2】上司→Aさんをパワハラ→Aさんが妻Bさんをモラハラ→妻Bさんは子供C君に八つ当たり→子供C君は自己肯定感を下げる→ C君学校でいじめられ、不登校…
という流れができる恐れがあります。

たった一つのパワハラ行為が、どんどん次のハラスメントを生み、結局
弱きものへとしわ寄せが行く。

そして、この負の連鎖から離れる上で何よりも大事なのは、
自覚したら、できるだけ「逃げましょう」ということ。
当たり前のことだけど、なかなか難しい…というのが、現実でしょうか?

前回はこの「逃げる」ことはチカラだ!と、考察しました。
子どもの世界のハラスメントである「いじめ」についても触れ、
とらちゃん自身の子供時代のいじめ体験もカミングアウトしました。

まだ子供だったとらちゃんに
大人になったとらちゃんは、
呼びかけたいです。
「逃げていいんだよ」

上述の負の連鎖
パターン1とパターン2で起こる「子供C君」のこと。
いじめる側になったり、いじめられる側になったり…。

この「いじめ」の話とエネルギーバンパイア負の連鎖について、
もう少し踏み込んで書いてみます。

子どもがいじめられている。
子どもが誰かをいじめている。

「なぜ親は気づかないのか?」

という話になりますが、

これ、親自体がエネルギーバンパイア負の連鎖の渦中にいるから、
子どもの本当が見えてこない例もあると思います。
まさに上の例のパターン1とパターン2のようになる。

弱きもの、弱きものに負の連鎖のしわ寄せが波及しても、
心の余裕がないから、子供の本当が見えてこない。

お気づきの方もいると思いますが、
「親⇔子」、「教師⇔生徒」など、
縦の関係=主従関係こそ
エネルギーバンパイア負の連鎖反応を起こしやすいと言えます。

会社の人間関係や夫婦間でエネルギーを吸われると、
無意識のうちに、子供に八つ当たりをする…
子どもの肯定感を下げるような言動、行動をする…
子どものエネルギーを吸い取らなければ、
帳尻が合わないような状態に
陥ることも…
悲しいですね。

主従の固定化された関係の中で風通しが悪くなり、
新鮮なエネルギーが入って来なくなると、すぐそばの「従」の立場にある存在からエネルギーを本能的に奪ってしまう…子供の本当が見えてこないのも当然の結果なのかもしれません。
だから、子供がいじめられていたり、誰かをいじめていても気づかないのでしょう。

子を持つ親である
とらちゃんも、このことは、
「こわいな」と感じます。

とらちゃんには息子がいます。

息子のことを宇宙で一番大事にしているし、
宇宙で一番愛しています。

でも、パパさんとの関係の中で、
エネルギーを取ったり、取られたりしていると、
一番大切なはずの可愛い息子の心の在り様を感じ取れなくなってしまう。
それどころか、
息子の肯定感を下げ、エネルギーを奪ってしまうこともあるかもしれません。

そんなこと、みなさんもありませんか?

気持ちが安定している時は、
息子の瞳の奥から語られているもの、
言葉にできなくても飛んでくるシグナル、

それらを精いっぱい
五感を超えた「ママセンサー」でキャッチしようとする。

でも、夫婦間でバンパイアの応戦(!?)をしていると、
そのママセンサーがおバカになっちゃう!!

まだ息子は幼稚園児なので、
「いじめる/いじめられる」問題の渦中にはないのですが、
これから小学校、中学校に進んだ時の複雑な人間関係が絡み合う中で、
何か異変があったとき、
ママセンサーがピカッと反応するよう、
夫婦間でのエネルギーの奪い合いは
ほどほどに…ね…(笑)

話を戻しますが、
主従関係=縦の関係だけで生きていくのは
かなり息苦しく、
自由度も高くない。
エネルギーバンパイアの連鎖に支配されかねません。

それに対して、
「ななめの関係」は、
もう少し風通しがいいですね。

ななめの関係とは、
学校、家庭での縦の関係ではなく、
地域コミュニティや親戚関係の中で主従関係にないつながりをいいます。

縄文時代、江戸時代、昭和30年代などが、何故、昨今見直されているかというと、ななめの関係があったから。

親や先生がそばにいなくても、

「坊やどうしたの?今日は元気ないね?」
「一人なの?うちでお菓子食べていく?」

隣の気のいいおいちゃん、
寺子屋にいるおねえさん、
ななめの関係性にある人々が
子供を見てくれる。言葉をかけてくれる。

映画「男はつらいよ」で登場してくる、
あの葛飾柴又の商店街のような「ななめの関係性」メインで動いているようなコミュニティの在り方を想像すると、エネルギーバンパイアの悪い連鎖的反応は生まれにくいでしょう。

主人公の寅さんから見ると
さくら夫婦と満男
おいちゃんおばちゃん、
タコ社長とその従業員、
商店街の皆さん、
み〜んなななめの関係。

昨今、第三の居場所=サードプレイスを創ることの意義が言われ始めている背景に、とらちゃんはこの社会を拘束するエネルギーバンパイア負の連鎖もあると捉えています。

とらちゃんは、
青森の下北半島という、
青森の中でも
やや辺境な地域に住んでいます。

辺境がゆえに
自然も美しく
豊かなご縁を頂き
とても有難い想いをしています。

ただ、都会同様、核家族化は進んでおり、
地域内のななめのつながりは、薄れているようにも見えます。

子どもの本当を
ななめから
見守れない。

地域にもよると思いますが、
「田舎」=ななめのつながり、横のつながりが濃い
というのは、
現代では成り立たないのかもしれません。

昭和の寅さんの、
あの牧歌的なコミュニティは
令和の田舎には見出すことが難しい。

そういう状況も踏まえ、
まだ形になっていませんが、
友人たちと子どもの居場所づくりができないか、
模索しています。

子どもが
自由な心でいられる場
本当の自分に還れる場

結局とらちゃんは
寅さんの世界を
つくりたいんだなー

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