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逃げるチカラ。ハラスメントが生むエネルギーバンパイア負の連鎖から離れよう。

とらちゃんの自由な生き方考察シリーズです。

前回、ハラスメントが生むエネルギーバンパイアの負の連鎖についてお話しました。
人間は、誰かからエネルギーを奪われると、
自分の中のエネルギーが枯渇し、
他の第三者のエネルギーを吸い取ろうとする傾向があり、
これが連鎖的に起こるのが、
「エネルギーバンパイアの負の連鎖」だと考えます。

前回の記事はこちら↓


前回の事例のおさらいになりますが、一つのパワハラ事案が発生すると…

【パターン1】上司→Aさんをパワハラ→Aさんが妻Bさんをモラハラ→妻Bさんは子供C君に八つ当たり→子供C君はD君をいじめる→D君、不登校…

もしくは、

【パターン2】上司→Aさんをパワハラ→Aさんが妻Bさんをモラハラ→妻Bさんは子供C君に八つ当たり→子供C君は自己肯定感を下げる→ C君学校でいじめられ、不登校…
という流れができる恐れがあります。

たった一つのパワハラ行為が、どんどん次のハラスメントを生み、結局
弱きものへとしわ寄せが行く。

この負の連鎖から抜け出すのは、正直かなり大変ですが、
その状況から、徐々に離れていくことはできるかもしれません。
この負の連鎖から離れるための
基本となる行動について考えます。
非常に当たり前の行動でありながら、
案外みんなできない行動についてです。

まずパワハラに関しては、

身体的苦痛を受けた場合は、暴行罪、傷害罪として相手を訴えることができます。
でもパワハラの多くは精神的苦痛を伴う言葉の暴力に苦しめられるケースとなるでしょう。

言葉の暴力は、侮辱罪として訴えることもできますが、
それを立証するためには膨大なエネルギー、時間、費用を要すると聞きます。

ですから、個人的には、

「これパワハラだよね??」ということが連続的に起こり、苦しい場合は、
とにかく「逃げる」「離れる」ことをおススメしたいです。

「逃げる」という言葉の持つネガティブなイメージは、
重々承知した上で、
でも、敢えて言いたい。

「逃げる」って、本当に大切。ある種のチカラです。才能です。

だって勇気の証だから。
自由意志で別の道を選ぶってことだから。
自分の中の「自由になりたい」という願望にOKをだしている証拠なんだから!
自分から自由になろうと思える人は、チカラがある人だと、とらちゃんは感じるのです。
自分の状況を受け止め、湧き上がる感情に向き合い、そして行動する。
その行動が逃げるってことであれば、世間がなんといおうと、
それはその人にとって勇気ある行動なのです。

自分で自分を生きようとする。

自分の苦しい感情に蓋をしたり、
世間体を気にしたり、
しがらみに絡まりまくっていたり、
損なわれていく自分と世界の境界線があいまいになり、
常に夢遊病者のように生きていたり…

自分が自分を生きていない。

そんな人が実は、この世界には数多いるわけで、
勇気をもって逃げることは、
簡単そうで、実は難しいことが多いのです。

異動、退職…一時的に自分ばっかり不利益を被ることに絶望するかもしれないけど、
その場に居続けることの方が長期的には大損害です。
(※ちなみにパワハラが原因の退職の場合、失業保険の受給理由が「会社都合」になる場合もあり、
失業してもすぐに基本手当がもらえます。派遣、アルバイトも!なんとかなるのだ!!)


また今回のテーマの如く、

我慢して一か所に留まり、
エネルギーを奪われ続けると、
他の人のエネルギーを奪うこともあるでしょう。
吸血鬼の被害者は、いつのまにか吸血鬼になりえます。
あなたの大切な人をあなた自身が知らず知らずのうちに傷つけるかも。
そして、バンパイア行為のしわ寄せはいつも弱い方、弱い方に行きます。


逃げることが大切な点に関しては、
学校の「いじめ」も同じですよね。

「勉強が遅れる」
「不登校になったら恥ずかしい」
「親になんと言われるか」

そんなことを忖度して、ずるずるいじめられる現場に自分を置くのは、
本当に危ない。

実は、とらちゃんも
小学校2年生から3年生にかけて、いじめられた経験があります。
香港から東京の下町の小学校に転校し、
当時は珍しかった帰国子女だったとらちゃんは、
「香港人!香港人!」と揶揄され、
知らない間に大事なランドセルをカッターでヅタヅタにされたり、
男子から不当に殴られることもありました。

でも、その時のとらちゃんは、「親に心配かけてはいけない」と、ヅタヅタにされたランドセルをなんとかして親に見つからないよう、帰宅したらすぐに押し入れに隠したり…

元々勉強ができない方だったので、
「勉強にこれ以上、遅れたくない。だから学校には行かなきゃ」
という子供なりの責任感で自分をなんとか駆り立てていました…

いやぁぁぁ…
しんどかった。

毎日、いじめられる恐怖と親に気づかれまいとする緊張感の中、今思うと、
かなりギリギリのラインを歩いていたように思います。

でも、
今なら言えます。

大人になったとらちゃんは、
子どもの時のとらちゃんに

「逃げていいんだよ」


いじめられている子供を見つけたら、
大人がまず声をかける言葉も

「逃げていいんだよ」

それが基本になる社会であってほしい。

しかし
厄介なことに…

「石の上にも三年」
「転石苔むさず」

日本は逃げる人を厭う傾向にあります。
社会は無言のうちに強要します。


「我慢しろ」
「耐えろ」

おいおいおい!

時代錯誤。

自殺したらどうする?
命あっての物種だ!!
もういい加減この手のマインドセットから自由になりましょうよ、と、
とらちゃんは叫びたいです。

例えば、
仕事を覚えるために石の上に三年いるのは大切なことです。
でも、パワハラされたり、いじめられたりしているのに
石の上に三年もいたら死んじゃいますよ。
ってことです。

そこら辺の切り分けを上手にしていくことも
大切だとも思うのです。でも簡単なようで案外難しい。

根性論は長年の日本教育による刷り込みでもあるからです。

「逃げる」はチカラ。

誰かにエネルギーをとられたり、
誰かのエネルギーを吸わないためにも、
キケンだと感じたら、
まず「逃げる」ことが基本です。

次回は、子供の世界のハラスメントである
「いじめ」とエネルギーバンパイアの負の連鎖について
少し考えてみようと思います。

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