銀座は光の街 姉ちゃんとの夜
誰の引用かって?
私のインスタのストーリーからですよ
こんばんは
まるりです
先日姉ちゃんと銀座に観劇に行きました
観劇レポはまた今度
夕方の公演だったので、終演後外に出ると、太陽が沈んで街が光り出していました
同じ空間で同じものを見ていた人たちと、劇場に別れを告げます
劇世界から突然に放り出され、余韻を纏ったまま銀座の街へと歩き出します
ディナーのお店は決まっていました
ル・ブラン銀座店
ずっと気になっていたお店です
おめかしした私たちは、そんな私たちをもっと引き立ててくれるようなお店に行きたかったのです
ル・ブランの内装はぱりっとしていて、高級感がありました
ウェイターさんが丁寧にお客様扱いしてくれるのも私たちをご機嫌にしてくれます
銀座の通りを見下ろせる、窓際のお席に座りました
自然に背筋が伸びて、笑い方も控えめになります
私は魚介のドリアを、姉ちゃんはアスパラと筍のリゾットを
魚介のドリアは人気No. 1らしいです
ずっと食べたかったの!
早く味わいたくて、あまり冷まさずに口に入れました
やけどしました
飲み込んで、お水で口の中を冷やしてからもう一口
口の中に、魚介だけが出すことができる旨味がぶわっと広がります
そして、クリーミーが濃厚さを主張しながらも包み込んでいきます
おいしー!!!
味わってから顔を上げると、姉ちゃんが目をきらきらさせてびっくりした表情でこちらを見ていました
「おいしい……なにこれ………」
良いリアクションです
姉ちゃんはいつも美味しい、美味しいと言ってごはんを食べますが、今日は格別に美味しいと思っているなこれは、と顔を見て確信しました
お料理を交換し、姉ちゃんのアスパラと筍のリゾットをいただきました
んん、おいしい………
美味しいものが混ぜ合わされて、複雑に上品な美味しさが出来上がっています
筍がジューシーでこりゃ困った
私にはわかります、姉ちゃんの好みの味だと
クオリティはもちろん違うけれど、姉ちゃんが作る料理にどことなく味付けが似ているような気がします
姉ちゃんは高度な調味料を使うのです
時々「おいしい!」と小叫びしながら、今日の舞台を振り返ります
すぐに振り返らないと忘れてしまうので、ゆっくり落ち着いて食事ができる場所を選びました
たまに窓の外を見て、ここ銀座なのねえ、などと言います
食事が終わり、ごちそうさまをします
お会計は姉ちゃんがスマートに済ませてくれました
本当にありがとう
美味しかったです、とお店の方に伝えて外に出ます
外はやっぱり銀座でした
白って200色あんねん
銀座の白の光は、澄んだ、光沢のある白です
金色の光は、神秘的で、喜びが宿る金色です
あらゆる光の質が高くて、心が照らされました
銀座は光の街なのだ、と思いました
私たちには手が届かないハイブランド店の並び
いつもなら怖気付きますが、いつもより「ちゃんとした格好」をしている私たちは、洗練されたディスプレイをほお〜っと眺めながら、歩いていきます
銀座駅の入口はあちこちに見えていて、でもまだ外を歩いていたくて
地下に下がらずに、私たちは照らされ続けます
長くて大きな、横断歩道を渡りました
光に包まれた広い道路のどまん中は、素晴らしかったです
景色を味わい続けたくてゆっくり歩きましたが、信号が点滅を始め、きゃーと走りました
街の横断歩道で走るのは、大好きです
東京で楽しく懸命に生きているのを感じます
ゆっくりと銀座駅に到着し、ゆっくりと電車を調べ、ゆっくりとホームに向かいます
銀座では、姉ちゃんと何度も「ママを連れてきたいね」と話しました
うちのママは東京が大好きで、東京の街をおめかしして歩くのが大好きです
ママにぴったりのコースが見つかったよ
今度一緒に銀座に歌舞伎を観に行って、ちょっと贅沢な食事をしよう
きらきらとした姉ちゃんとの夜、ずっと忘れないよ
私が働くようになったら、今度は私が銀座でご馳走してあげる
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