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選ぶお酒、それぞれの物語

昨夜は高校時代の部活の仲間と飲み会をしました

私を含め人数は女子5名、洋風居酒屋で飲み放題2時間3500円コースです

卒業後初めて集まりました
18歳だった私たちは、21歳になっていました

お菓子やアイスやピザを持ち込んで部室でパーティーばかりしていた私たちは、お酒とおつまみで乾杯ができるようになりました
この日を、高校生の時から楽しみにしていました

みんな、さらに美しく成長していました
時間や経験は女の子を綺麗にしてくれるのです

乾杯のドリンクを

私は生ビールを
私は基本的にビールしか飲みません
味がめちゃくちゃに好きです
家族もずっとビールなので、私にとってビールを飲むというのは自然なことです
「意外」「ギャップ」と言われることも多く、それが「ウケを狙っている」と思われているように感じ、窮屈に思うこともあります

絵を描くのが好きな、黒髪ロングの思慮深い子は赤ワインを
彼女は絵を描くこと、歌を歌うこと、楽器を演奏すること、などのマルチな才能と夢を持っている子です
私は彼女とよく飲みに行くのですが、彼女はお酒はなかなか強い方です
しかし、飲み過ぎると大変なことになります、、、
前回飲んだ時に大変なことになったので、この日は少し控えめにしているようでした
ワインは普段は飲まないようですが、料理に合わせて選んでみたと言っていました

おしゃれでよく笑う、黒髪ボブの子はハイボールを
いつも全身古着で現れる彼女は、とても優しい子です
この日を、何度も「楽しみだね」と言い合いました
彼女ともよく飲みます
お酒が好きなわけでもないけどお酒を飲んで話す時間が好きで、朝まで潰れずに楽しそうにしている子です
最近「イケてる女になりたい」と色々なお酒に挑戦しようとしていますが、やはりあまりしっくりきていないようです

就活を頑張る、黒髪ミディアムの子はシャンディガフを
久々に会った彼女は、メイクに服装に振る舞いに、洗練されていました
就活に一生懸命で、バイトのシフトもたくさん入れていて、その隙間に遊びの予定もいっぱいだと言っていました
これまでの幾多の社交の経験が、彼女の一杯目にシャンディガフという、「適切な」お酒を選ばせたのでしょう
彼女が放った「シャンディガフで」の響きはとてもおしゃれなものでした

控えめに笑う、赤髪ロング巻き髪の彼女はモスコミュールを
インスタをやっていない彼女が、今どんな風に過ごしているのか、私は知りませんでした
高校時代は黒髪のショートヘアで、私たちの話を聞いて笑っていることが多かった彼女です
ふんわりと柔らかい雰囲気を纏って、髪型をがらっと変えて現れた彼女は、モスコミュールを飲みながら恥ずかしそうに彼氏の話をしてくれました
全てがよく似合っていて、私は彼女のことがもっと好きになりました

進路の話、学校生活の話、バイトの話、思い出話
一晩では、話すのに時間は足りません
私たちは静岡の街で、青春の煌めきを再び共有できました

夜風が冷たい3月20日、5人の女の子はそれぞれ酔っ払いながら家路に着きました
彼女たちは今日からまた、それぞれの生活を歩いています

幸せな女の子たち





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