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甘枝ゆとり
2021年1月12日 00:16
なんでうちは若い社員がやめちゃうんだろうな仕事がきついのか?ノルマなんてこれまでに課したことがないぞもちろん目標に対して実績未達の場合ボーナスの査定はちょっと厳しくしているだがそれは会社員として当然のこと生活面に至ってはなおのこと気を払っている若い奴らは安心して生活できるように必ず寮に入れるようにしてやっているし門限だって早くはな
2021年1月31日 00:33
なんだか妙なウイルスで汚れてるだなんてそんなこと伺ったもんだからピンセットで軽くつまんでビーカーいっぱいのアルコールに浸して消毒してあげようとしたのねあたしよかれと思って地球をねそしたらなんとその妙なウイルスは滅亡したのよただそのねほんっとにほんとよ悪意はないのないのよあたし人間や動物がみなさん泥酔してしまってねと
2021年1月30日 00:35
モクさんは6弦ベースを鳴らしゆらゆらとグルーヴの深淵へ俺らをいざなってくれるづぅづぅんどぅんどぅどぅんどぅーうぃどぅーうぃどぅーうぃどぅーうぃこのLime Lightとかいう店始めは上司に連れてこられたづぅづぅんどぅんどぅどぅん正直いって肌に合わないだってさダサくね?づぅーんどぅどぅそれなのにもう俺ひとりで訪れること数知れずづ
2021年1月29日 00:40
しげるさんはラジオ体操をやらない朝礼所長による点呼と連絡事項伝達のあと決まって行うラジオ体操ところが当所イチの古株しげるさんはピアノの前奏が始まるやいなやさっさと持ち場に就いてしまう誰も注意しない別に迷惑がかかるわけじゃないし僕が入所したときからそうだからそういうもんなのかと思っていた人事異動があって新しい所長が来たその人はしげるさんの途
2021年1月28日 00:22
石を投げたりしていた水を掛けたりしていたそんなのは序の口もっともっともっと酷いことぉしてきた15年ぶりの同窓会で酔っ払ったせんせいがクチをすべらすまでは誰もが想像していなかったあぁそういや同窓会に来てないしあのクラスにひとりは居たボンクラは雇われていたんだとねビビるでしょ俺たちが上履きの底を顔になすりつけたり彫刻刀で●
2021年1月26日 23:36
某月某日某所発某所行いまも例のキャンプは決行されているようです世情がどうあれおかまいなしだそうでして数十年来変わらない揃いのキャップと揃いのツナギに着替えさせられてそれから揃いのリュック全身薄いグレーでしたそして上述のキャップにはご丁寧に赤い糸の刺繍で「盗聴」と書かれていますキャンプは10日ほど続き煮炊きはスタッフがや
2021年1月25日 00:30
いまこれを読んでくださってるみなさん上から目線でたいへん恐縮ですが 素直ですね 先日あたくしがみなさんのお宅にお送りした "都合よく記憶がなくなるくすり" ちゃあんとお飲みいただいたようでどうもありがとうございますあいす
2021年1月24日 00:31
これは夢の世界のおはなしおとなは読まないでねさてあの有名な○ッキー○ウスは世界にたった1人しかいないんだってねそれは都市伝説でもなんでもなくて実際に世界6か所に散らばるデ。ズ二○ランドを秒刻みのスケジュールでまわっているんだってなぜならあのディ○○ーは光の速さのほぼ半分つまり1秒間に地球を3周できるほどのスピードで移動できる技術を独自
2021年1月23日 14:20
結果からいえば優勝した最高の気分のはずでも僕の気持ちのどこかに煮え切らないものが残る振り返れば一年生のとき欠席裁判に近いようなかたちでいやいやながら引き受けた合唱の指揮者なんてやったことがないから困惑したのも当然先生はまともに教えてくれないしピアノの伴奏の子は無愛想だしでもクラスでの練習を重ねて本番というときふしぎな恍惚感が僕
2021年1月22日 23:22
「あそこに大きな木が見えるだろう」「いえ、見えません」「見えるだろう」「いいえ、まったく」Wooden Cultureの申し子ヒメシミズさんが言うでも僕には大きな木が見えないかっちりと目を見開いてしっかりと辺りを見回してもどこにも大きな木は見当たらない「悪かった、目を閉じてごらん」「はい」「どうだい、大きな木が見えるだろう」「いいえ、まったく」
2021年1月20日 00:35
BARで隣り合った男に突然冷や水ならぬ冷やソルティドッグを浴びせられた男は会計と思しきカネをカウンターに叩きつけてその場を去って行った相当酔っ払っていたようだバーテンが言うには「あのお客様いつもそうなんですよ…」いやいやむこうは常連かもしれないけどこっちは初めてだよAnyway気にしてないよいちおうね「大変申し訳ございません…」「
2021年1月19日 00:33
思えば私の幼少期は非常に恵まれていたようだ「チョコレートは兄弟仲良くわけるのよ!」「ああ、なんてこと、油を無駄にこぼして!」「ちょっと、ゴールドはダメよ、子供が扱うものじゃないの!」父はいつも多忙でまともに顔を合わせることもなく日常を過ごしていたヒステリックな母の私と2つ下の弟を叱る声だけが邸宅に響いていた記憶まだ私が母の身の丈にすら追いついていない年頃
2021年1月18日 18:59
あぁやっぱり夢だったんだな安心したよどうせそんなことだろうと思っていた僕のベッドを取り囲む両親ときょうだいの目元が安堵で緩んだ呼吸器は相変わらずうっとおしい見積もりの依頼もネットで簡単に出来るらしいけど僕は若いくせにそういうのに疎いので手元にあったチラシをみてまっさきに目についた番号に電話をしてみた個人経営の職人さんらしく慇懃ながらもテキパキと応対し
2021年1月17日 14:12
凡そ拾年に渡る洋行から戻つた後見聞を記事として寄稿したり思つたことを小説也で書き起したりしつつも更に暇を持て余した私はとある大学校の非常勤講師として英文学の教鞭を執る事になつた退屈極まる講義と謂えど職責は果すべし或る蘇格蘭の三流作家に依るポエムを読ませ訳をするやうにと独りの学生を名指した処何とも野暮つたいことに"I LOVE YOU"の下りを"我