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注射で倒れる原因は貧血じゃなかった!長年の謎が解けた瞬間

こんにちは。

牧 菜々子です。

私は、注射で倒れる体質。

でも、貧血ではないのです。

私の場合、注射で倒れる原因は、針の刺激による反応。

神経の反射によって、まず、血管が広がってしまう。

だから、血圧が下がる。

意識が遠のく。

というわけです。

針の刺激による神経反応のことを、「血管迷走神経反射」というそうです。

この原因にたどり着くまでは、大変でした。

学校の健康診断で初めて倒れる

今まで、注射で3回倒れ、3回目で原因が判明しました。

1回目は、学校の健康診断。

友だちもみんな受けるし、注射がキライなことがバレたくない。

平気なふりして受けたら、倒れ込んでしまいました。

採血だったので、「こんなちょっとの血を採っただけで、貧血になっちゃうのか私!」と思っていたのですが…。

「先に言っといてくださいよ!」

2回目は、数年後。

薬を体に入れる注射でした。

痛いのはイヤだけど、血を採るわけじゃないから、貧血にはならないよね。

そう思っていたのに…。

目の前が、真っ白になり、意識を失いました。

目が覚めて、看護師さんに言われた言葉が、忘れられません。

「注射で倒れる体質なら、先に言っといてくださいよ!」

…えー…。

いやー。

知らないんですよ私も…。

とは言えず。

「すみません…。」

変だなぁ。

血を採ってないのに、倒れるなんて…。

貧血だからじゃないの?

どうしてなの?

ここから、注射の時は、横になって打ってもらうようになりました。

「先に言っといてくださいよ!」と言われたので、毎回、先に言うようになりました。

「なんか、貧血じゃなくても、注射で倒れることがあるんです…。

何でかわかんないんですけど…。」

毎回、こう言うと、「あー、はいはい」という感じで、対応してくれました。

よくあることなのか、細かいことも聞かれず、もちろん、倒れる原因を教えてくれる人もいませんでした。

原因は貧血じゃなく、神経にあった

原因が判明したのは、3回目に倒れた時です。

3回目は、採血に失敗した時でした。

横になったまま、針を刺され、刺した状態のまま、血管を探している様子。

痛い、痛いと騒ぎ、泣いたような気がするのですが、意識が遠のいていきました。

結局、血は採れていなくて、目が覚めた後に、「もう1回しますねー。」と。

いやー、キツかった…。

採血に失敗した看護師さんは、謝ってくれない代わりに、倒れた原因を教えてくれました。

「針の刺激で、血管が広がって、血圧が下がる人がいるんですよ。

迷走神経反射って言うんですけど。」

針の刺激?

おー!

そうか!

つじつまが合うー!

きっと、それだ!

後から調べて、確信したのでした。

別件で、「貧血は、ないです」と言われ、やっぱり、と。

あの看護師さんのおかげで、長年の謎が解けました。

原因は、神経にあったのです。

ハチに刺されて倒れる!?

さて、原因がわかって一件落着。

とはなりませんでした。

注射の時は、針を刺されることは前もってわかります。

ところが、ハチに刺されると、そうはいきません。

注射で倒れる原因がわかった後のこと。

なんと、ハチに刺され、倒れてしまったのです。

救急に駆け込むと、お医者さんがこう言いました。

「今までに、注射とかで倒れたことあります?」

「え?

注射では倒れますけど?

ハチと関係あります?」

信じられないことに、ハチの針も同じだったのです!

ハチに刺された針の刺激で、血管が広がり、血圧が下がる。

意識が遠のいて、倒れるのです。

自律神経を整える

もうこれで、ひと通りやりました。

さすがにもう、パターンはないと思っています。

自分なりの、予防策も、見出せました。

ハチの場合はできませんが、注射の場合は、刺す前の時間を、長く取ってもらう。

「イヤだ、イヤだ」と、弱音を吐く。

これで、うまくいきます。

倒れずに済むのです。

痛いだけでもイヤなのに、原因がわからず倒れるなんて、本当に怖かったです。

原因が、神経にあるとわかったので…。

今では、自律神経を整えることも、少し意識しています。

今後も、神経の弱い部分が出ることがあるかもしれませんし。

体質と、つき合っていこうと思います。