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人は話し方が9割 │ 全部うまくいく

✅本書は「大切なことを適切なタイミングで話せる人になりたい」「思っていることを正直に言えない」
「沈黙の時間が怖い」などといった本質的なコミュニケーションの悩みを解消するヒントを教えてくれる必読の1冊。

著者が提案する方法のひとつは、「苦手な人との対話を避け、好きな人と話す時間を増やす」ことによって、コミュニケーションが上達する好循環を作り出すというものだ。

好きな人と会話すれば、会話が弾む。その結果、徐々に自信がつき、「話しづらいな」「苦手だな」と感じることが減り、より多くの人と話せるようになる、というわけだ。
 本書で取り上げられるのは、上司や家族、友人などといった身近な人たちとのコミュニケーションを円滑にするコツだ。その理由は、人前でプレゼンテーションする機会はそう多くないが、日常的なコミュニケーションは1日に何度も繰り返すものだからだという。


本書で紹介されるメソッドは、どんな立場の人にも大きな効果を発揮するだろうと思う。話し方に悩みを抱えてる人は、ぜひ読んでみてほしい。

ビジネス書の選手権「タマダービー」で第1位にも選ばれた、必読の1冊だ。


✅コミュニケーションがうまい人は、「拡張話法」を使っている。拡張話法は、感嘆→反復→共感→称賛→質問の5ステップで相手の話を広げるテクニックだ。このテクニックを使えば、相手は気分をよくし、次々と話を展開させていく。


✅話題がないなら、無理に話す必要はない。それよりも、話しやすい人と話して会話力を高めよう。


✅「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」の「4Dワード」を口にする人、つっこんだ男女関係や下ネタを話す人、相手の話を奪う人は嫌われる。

・「人前で話した時、急に頭が真っ白になってしまった」

・「何を言っているのかわからない、と言われて自信をなくした」

・「声が小さい、と言われてどうしていいのかわからなくなった」


過去の経験がきっかけとなり、話すことへの苦手意識が芽生えてしまう人は少なくない。これは、「自己肯定感」が失われてしまっている状態だ。
そんな人も、自分を肯定できれば、確実にうまく話せるようになっていく。


話すことを通じて失ってしまった自己肯定感は、話すことで取り戻すのが望ましい。ここでキーワードになるのが「全肯定」だ。お互いを否定しない空間に身を置くことで、自然と自己否定感が薄れていく。相手を肯定すると同時に、あなた自身が否定されることのないようにするのだ。

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✅話し方がうまくなる「3つのコツ」


普通の人が「話せる人」になるためには、3つのコツがある。

まず「否定禁止」。
会議では、誰かが何かを言った時に「そうは言っても」「それは、違うだろ」という空気が流れることがある。
そうなると、誰もそれ以上話せなくなってしまう。
意見や感想がどんどん出てくる場を作るためには、「とにかく正解を出さなければいけない」という思い込みを捨て、質より量を重視してどんな意見でも受け入れる雰囲気にすることだ。

次に「笑顔でうなずく」。
うなずきながら聞いてくれる人がいると、誰しも話しやすくなる。安心感が話す力を引き出すのだ。

最後に「プラストーク」。
プラストークとは、「人をほめること」「感動した話をすること」「今の現状を良くしていこうとすること」を指す。

ネガティブな話、否定的な話は、話す人と聞く人、双方のエネルギーを奪ってしまう。プラストークによって明るい空気を作るようにしよう。

✅コミュニケーションの三大原則 

コミュニケーションが得意な人は、次の3つの原則を守っている。

1⃣「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」


2️⃣「本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」


3️⃣「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」


✅話し方は「聞き方が9割」

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話し方において一番大切なことは、「聞くこと」である。前の項で紹介した通り、人は誰しも自分に関心を持ってほしい、他人に認めてほしいと感じている。
そんな相手の自己重要感を高めるために最も有効なのが、「聞き方」をマスターすることだ。

 とある営業マンは、自分が伝えたいことばかり話してしまうクセがあり、営業成績が伸び悩んでいた。そこで著者のアドバイスにより、自分の話したいことを2割に抑え、お客さんが求めていることをしっかりヒヤリングするスタイルに変えた。その結果、営業成績を5倍に伸ばすことができたのだという。

 彼がしたことはたった1つ、「聞く」ことだけだ。「聞く」ことには、それほど大きな力がある。


✅相手に関心を持つ

 人は誰しも、自分自身に一番興味があるものだ。このような人間の欲求を満たすためには、相手をよく知ることが大切だ。「この人はどんな人で、どんなことに興味があるのだろう?」と相手に関心を持つことは、「聞き上手」になるためのファーストステップとなる。

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 アップル創業者のスティーブ・ジョブズはこう言ったという。「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男が女性にバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい? そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを見極めることが重要なんだ」

相手を観察し、相手が本当に求めているものを知る努力をしよう。そうすれば、人間関係はうまくいく。(はず)
私のコーチングの師匠は「相手の関心に関心を払うこと」が重要だと教えてくれました。



gotoさん、勝手に拝借します😂
「相手の関心」に関心を持つこと


✅「拡張話法」で相手に話させる

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コミュニケーションがうまい人は、自然と「拡張話法」というテクニックを使っている。これは、相手が自分で自分の話を広げてくれるという、便利なテクニックである。拡張話法を使えば、相手に好かれ、「またこの人に会いたい」と思ってもらうことができる。

拡張話法は、

感嘆→反復→共感→称賛→質問


の順に進んでいく。

まず、相手の話を聞いたら、感嘆詞をうまく使って感銘を表現する。
言葉の終わりに「!」「?」をつけるような話し方をしたり、語尾を伸ばしたりして感情を伝えよう(感嘆)。次に相手の話を繰り返し(反復)、「わかります」「大変でしたね」などと、相手の話に感情を込めて理解を示す(共感)
さらに「素敵?」「すごい!」などと相手を評価し(称賛)、「それで、それで?」などと質問をして相手の話をどんどん展開させていく(質問)。 
拡張話法を使えば、相手は気分をよくし、次々と話を展開させていってくれるはずだ。


✅「また会いたい」と思われる人の話し方

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◇うまく話そうとしない
 日常的な会話においては、必ずしもうまく話す必要はない。
それよりも、あなたの思いやスタンスのほうが重要だ。「何を伝えたいか」「どういう意識で相手と接しているか」に留意し、適切な言葉を選べること。これが、話し上手の条件である。

論語には「巧言(こうげん)令色(れいしょく)鮮(すくな)し仁。剛毅(ごうき)木訥(ぼくとつ)仁(じん)に近し」(口先だけうまく顔つきだけよくする者に真の仁者はいない。真の人格者はむしろ口が重く愛想がない)という言葉がある。


たとえ流暢に喋れなくても、気持ちを込めて話したほうが、相手の心に響くものだ。


話すことがどうしても苦手なら、開き直ってしまってもいい。流暢に言葉が出なくても焦らず、言葉を選びながらゆっくり話そう。

◇苦手な人には無理に話しかけない

誰かと一緒にエレベーターに乗った時、話さずにいるのが気まずいという人もいるだろう。
心の中に「沈黙することはよくない」という思い込みがあるために、「黙っていてもいい」という割り切りができないのではないだろうか。
しかし、話題がないなら、無理に話す必要はない。「沈黙はダメなこと」という呪縛からは、一刻も早く解き放たれた方がいい。


そもそも、話しにくい人とは無理に話さなくていい。
まずは話しやすい人とだけ話して会話力を磨こう。
あなたが話しやすい人、質問しやすい人、あなたの話に共感してくれる人を相手に、小さな成功を積み重ねていくことだ。

◇独り言でつぶやくようにほめる
人をほめることは、会話においてとても大切なことだ。しかし、普段ほとんど人をほめない人が突然、「今日も笑顔が素敵だね」などと言っても、怪しいだけだ。普段から「相手が何を大切にし、どこをほめられると嬉しいのか?」を観察しておき、ここぞという時に心からほめよう。
 身近な人をほめる時には、「やっぱり」という魔法のキーワードを使い、独り言でつぶやくようにほめてみよう。「やっぱり、やると思ってた」「やっぱり、美味しい」などといった使い方だ。面と向かってほめられることがあまり得意ではない日本人に、このほめ方は効果抜群だ。

◇人を巻き込む話し方
あなたが何かをやりたい時に、「周囲を巻き込もう」という熱意が外に出すぎると、逆に人が集まらないことがある。自分優先で無理やり人を説得しようとすると、かえって相手の気持ちは引いてしまうものだ。セールストークと同じ原理である。
 そんな時には、説得ではなく、もっと効果的に人を巻き込もう。「楽しそうな人には巻き込まれたくなる」という人間心理を利用するのだ。

人は無理やり説得されて参加するよりも、「いいな」「楽しそうだな」と自ら参加したほうが、意欲が高まるものだ。周囲の協力が必要な際にも、まずは自分がワクワクすること。そして誰より自分自身が楽しんでいるところを見せて、自ら巻き込まれてくれる人を作り、「最強の協力者」とすること。これが成功の鍵だ。


✅人に嫌われない話し方

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◇相手の感情に寄り添う
「なぜ今この人、こんなことを言うんだろう」と思わせる、一言多い人がいる。例えば、相手が楽しそうにペットの話をしている時に「俺、犬嫌いなんだよね」と言ってしまうような人だ。

相手の気持ちを考えず、ついつい余計な一言を言ってしまうのだ。
 このような場面においては、仮に自分が犬が苦手だったとしても「そんなに可愛いんだね。いいね」とだけ相槌を打っておけばいい。相手の感情に寄り添うことを意識しよう。

◇嫌われる人の共通点
 嫌われる話し方をする人には7つの共通点がある。そのうち3つを紹介する。

 まず「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」の「4Dワード」を口にする人だ。

「4Dワード」は、知らず知らずのうちに、周囲に「ネガティブな人だ」という印象を与える。日頃の言葉遣いには気をつけたいものだ。

 次に、「つっこんだ男女関係や、下ネタを話す人」だ。周りの人が笑顔で聞いていたとしても、心の中で「何、この人? あまり深入りするのはやめよう」と思われているかもしれない。
親しい仲間内ならまだしも、よく知らない間柄では控えたほうがいいだろう。

「相手の話を奪う人」も要注意だ。話し方の基本は、相手の話を引き出し、気持ちよく話してもらうことである。その基本を守り、相手との共通点が見つかっても、相手の話を奪わないように留意したい。「拡張話法」で話を広げ、相手が十分に話した後に、ゆっくりと自分の話を切り出すようにしよう。


✅感想

「なぜあの場面であんなことを言ってしまったんだろう」「なぜこの場面で、ああ言えなかったんだろう」……日常のコミュニケーションにおいて「もっとうまく話せたはずなのに」と悔やんだり、悩んだりすることは、誰にでもあるだろう。
日常の些細なコミュニケーションが、周囲の人との信頼関係にいい影響を及ぼしたり、逆に信頼を損なってしまったりすることは珍しくない。

本書は、まさに自分の話し方を振り返る際にぴったりな一冊だった。
「4dワード」、「聴くこと」は基本の「き」なのだが、出来ていると思っていても、ついつい忘れているので気をつけねばと再認識させてくれた。


読みやすい文で書かれており、文章のボリュームもコンパクトだ。自分のコミュニケーションを見直すきっかけとして、家族や上司、部下とのコミュニケーションに悩むすべての人に手に取っていただきたい一冊である。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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