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タネから始まる物語

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腹の底から笑えていない、心の底から楽しめていない、、、その理由は何故なのか、どうすればいいのか。 子どもの頃から自分の本音を抑え込んだまま生きてきた人間が、どんな辛い人生にしてし… もっと読む
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記事一覧

VO.16「自立心の落とし穴」

自立するために強くなる!

そう思いました。
しかし、なんかしっくりきませんでした。
じっくり分析したところその理由がわかりました。

確かに強くなることも必要なことではありますが、とても大切なことを間違えていました。
そもそもの前提が違ったんです。

どんな嵐や天候になっても倒れない強い茎にするために、いろいろ情報を仕入れて、学び、実践する。

一見真っ当な手段だと思いませんか?

私もそう思い

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VO.15タネから始まる物語-12「自立とは?①」

VO.15タネから始まる物語-12「自立とは?①」

嵐も無事乗り越えました。

緊急対処として、大きな箱を被せて雨風を防ぎ、
おかげさまで被害は無く済んだようです。

今回は、この嵐から免れようと急遽防御しました。

茎が折れてダメになるかもしれない、、、そう思い、ある意味で不安に襲われました。不安というのはとても不快です。結果的には被害を免れましたが、このような苦痛や恐怖、不安などの思いは二度としたくありません。

周りには、この嵐で折れてしまっ

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VO.14タネから始まる物語11「今まず何をすべきか?」

VO.14タネから始まる物語11「今まず何をすべきか?」

物凄い嵐です。

ここまで順調にきていたのに、茎が今にも折れそうなくらい撓(シナ)ってます。

周りの植物の中には、折れてしまったものもあります。

「想定外の事態です」

なんて、そんなワケないですね。

想定してなきゃ、あまりにも脳みそ働かなさせ過ぎです。
とはいえ、人間いざとならないとなかなか動けないもんですが。

こんな暴風雨のように、外部環境によって身も心もすり減らすことやダメージを受け

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VO.13タネから始まる物語⑩「可能性」

VO.13タネから始まる物語⑩「可能性」

ワサーッとなってきました!

ボウボウと葉っぱやツルが育ち始めました!

急成長です。

周りには、いろいろな植物があります。

綺麗な花も咲いてます。

あの花は綺麗だけど小さいな。自分の方が立派だ。

あの雑草みたいなのは、自分のを成長させるには土の栄養取られるから邪魔だな、、、

周りに似たようなモノが存在するだけで、比較対象の目で見たり、自分のために周りの何の関係のないものを排除する。

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VO.12タネから始まる物語⑨「正しい選択」

VO.12タネから始まる物語⑨「正しい選択」

順調に成長中です。
順調すぎ?て、鉢植えでは小さくて窮屈さを感じます。

そこで外の広い場所に植え替えするかどうか考えます。

どんな植物で、どう育つかわからないですが、さらに大きくなる可能性を考えると、環境変えはしてあげたいですね。

一方で、こんな思いもよぎります。

これまで割と順調にここまで育ったので、このままで充分なのかも知れない。

これ以上大きく成長することはないという可能性もあるし

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VO.10タネから始まる物語⑧「何を考えているかわからない??」

VO.10タネから始まる物語⑧「何を考えているかわからない??」

順調にすくすくと育っています。
適度に水をやり、土に栄養を含ませ、陽の光を充分に浴びる。

茎も葉も、しっかりしてきました。

心なしか、堂々としてきた感もあります。

目には見えませんが、土の中で根から水分や栄養を吸い、葉では光合成をして、一つ一つの細胞が活発に活動を繰り返しながら、成長しています。
呼吸もしているでしょう。

そしてここにきて、特徴も出てきました。
個性と呼んでも良いでしょう。

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VO.9タネから始まる物語⑦「今日も元気!それだけで」

VO.9タネから始まる物語⑦「今日も元気!それだけで」

「ヘターッ」として朽ちかけた姿に、ハッとし、正解かどうかはわからないまま、でも勝手な期待をすることはやめました。

そうだよ!

あのタネがせっかく芽を出し、

ふた葉となったとき、それだけで嬉しかったじゃないか。

そう思い直したところ、やがてふた葉は元気を取り戻し、すくすくと育ち始めました。

なんかの偶然かもしれません。

が、それはもうどうでもいいです。

ただただ、その時のこの植物をよく

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VO.8 タネから始まる物語⑥「捻れ(ねじれ)」

VO.8 タネから始まる物語⑥「捻れ(ねじれ)」

考えてみました。

それにしても、なぜ急に活き活きさが無くなったんでしょう。

日当たり、水、土に特に問題はないようです。

思い当たることが一つだけあります。
ただ、科学的根拠がないかもと思うことなので、というかあるかも知れませんが、私にはわかりません。
しかし考えられるのは、今の所それだけです。

それは、タネから始まる物語②の記事にある、
「植物をいじめると成長に影響はあるのか? 」
に関連

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VO.7 タネから始まる物語⑤「今を願って」

VO.7 タネから始まる物語⑤「今を願って」

せっかく出た芽がヘターっと潰れてました。

何で???

ついこの前は、どんな花を咲かせるのか、どんな実をつけるのか、楽しみにしてたんです。

原因がわかりません。

日光に当て、水をやり、土に栄養をやり、様子を見ることしかできません。

とにかく、元気に、ただただ生き生きとしてて欲しい、

今元気でいること、

それだけを願っていました。

VO.6 タネから始まる物語④「存在」

VO.6 タネから始まる物語④「存在」

ふた葉になりました!

根もだいぶしっかりしてきた感じです。

ここまでくると、個性も出てくるもので、

どんな花を咲かせるのか、あるいはどんな実をつけるのか、という想像にも少し実感も出始めてきました。

せっかちな気持ちも出て、こんなことを問うようになります。

「キミはどんな色のどんな形の花になるんだ?それとも美味しい実をつけるのかい?」

ふた葉は当然答えませんが、タネの身になってみると、こ

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VO.5 タネから始まる物語③「タネを撒いて思ったこと」

VO.5 タネから始まる物語③「タネを撒いて思ったこと」

出たーっ❗️

出た出た‼️

芽が出ました❣️

ピョコッ、と。

嬉しいですね!

さてどんな花が咲くのでしょう!

それとも美味しく食べられる実がなるのでしょうか!

なんか楽しみです!

あれ???

このnoteの記事テーマは、

ハッピーエンドストーリーの創作です。

それは、自分には「楽しい」がわからない。

人生楽しみたい。

腹の底から笑える!

そんな日々を送るために、必要なこ

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VO.3 タネから始まる物語②「タネを撒いて思ったこと」

VO.3 タネから始まる物語②「タネを撒いて思ったこと」

まだ芽は出てきませんね!そんなすぐには出るわけもありませんが。

さて、

タネを撒いた鉢植えに水をやりながら、ふとこんなことが頭をよぎりました。

〝それにしても殻の硬いタネだったなぁ。”

想像するにフニャフニャした芽ですから、芽からしたらけっこうな硬さです。

芽はあの硬い殻を破るわけか、、、。成長して膨張する圧力なのか、生きようとするエネルギーが強いのか、素人の自分に理屈はわかりません。何

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VO.2タネから始まる物語①「タネを巻く」

VO.2タネから始まる物語①「タネを巻く」

タネを手に入れました。

何のタネかはわかりませんが、何かのタネであることは間違いがないです。

このタネを育てる、という使命が自分にはあるんです。何故かはわかりません。

でもせっかく手に入ったタネですし、使命なら育てるという以外に選択肢はありません。

このタネは、ある人からもらいました。

タネをくれる時に、その人は一言だけ言いました。

「これを〝自分”だと思って育ててね」

というわけで

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