スナオ

縁あって、『魂の系統』『魂の万国博覧会』を記す機会をいただいた者です。

スナオ

縁あって、『魂の系統』『魂の万国博覧会』を記す機会をいただいた者です。

マガジン

  • 『魂の系統』『魂の万国博覧会』の考察

    『魂の系統』および『魂の万国博覧会』に登場するテーマを考察した記事。

  • 魂の系統

    魂の系統を記す。

  • 歌合

    本記事の歌合わせのまとめ。

  • 連歌

    本記事の連歌のまとめ。

  • 魂の万国博覧会

    『魂の系統』の続編となる。

最近の記事

『魂の万国博覧会』の励起

源泉の物語 あるところに源泉がおった。 源泉は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 あるとき、源泉は感応を始めた。 感応する源泉は、探信と呼ばれるようになった。 あるところに探信がおった。 探信は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 あるとき、探信は情報を持ち始めた。 情報を持つ探信は、光陰と呼ばれるようになった。 あるところに光陰がおった。 光陰は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 あるとき、光陰

    • 『魂の系統』の励起

      零の物語 あるところに男がおった。 男は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 男が公園を歩いていると、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おにいさん、お待ちなさい。」 男は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 男が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「明日の昼は、ここにいてほしいのだがな。」 男は、 「お安い御用ですよ。」 と引き受け、翌朝ふたたび同じ公園にやってき

      • 『魂の万国博覧会』の無為自然

        三の物語 あるところに女がおった。 女は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 女が公園を歩いていると、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おねえさん、お待ちなさい。」 女は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 女が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「明日の昼は、ここにいてほしいのだがな。」 女は、 「お安い御用ですよ。」 と引き受け、翌朝ふたたび同じ公園にやってき

        • 『魂の系統』の無為自然

          啓示の物語 あるところに女がおった。 女は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 女は、『魂の系統』『魂の万国博覧会』を読むのが好きだった。 あるとき、アセンデッドマスター・キョウコからスナオのメッセージが示された。 「五次元地球のミッションは、 新しい三次元地球の文化を飛翔させることです。 では、今の三次元地球のミッションはといえば、 新しい三次元地球のために、体験を蓄積することです。 『これはもう体験するのをやめよう』とか、 『これは忘

        『魂の万国博覧会』の励起

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        • 『魂の系統』『魂の万国博覧会』の考察
          48本
        • 魂の系統
          3本
          ¥8,000
        • 歌合
          20本
        • 連歌
          25本
        • 魂の万国博覧会
          86本
          ¥1,000

        記事

          『魂の万国博覧会』の離反

          司命のスカウトの物語 新しい三次元地球の始動を前に、司命は新しい四次元世界のありようを考えていた。 「新しい四次元世界は、地獄は似合わない。教習所にしてみよう。」 そこで司命は存在ノ神の元へ行き、新しい四次元世界の考え方を説明して新しい人材の追加を願い出た。 そこで存在ノ神が三次元地球へ行く予定の者の中から希望者を募ったところ、三名の女の守護霊が手をあげた。 次に存在ノ神は、肉体を持たない者のなかから、三次元地球の爆発までの体験を替わりにしてもよい三名を募った。

          『魂の万国博覧会』の離反

          『魂の系統』の離反

          天照大神のスカウトの物語 新しい五次元地球の始動を前に、天照大神は新しい十二次元世界のありようを考えていた。 「新しい十二次元世界は、高天原、ニライカナイ、崑崙山といったばらばらの世界は似合わないわ。国連本部を作りましょう。」 天照大神は西王母とアマミキヨにそれぞれ話をした。 西王母もアマミキヨも快く受け入れた。 そこで天照大神は、存在ノ神の元へ行き、新しい十二次元世界の考え方を説明して新しい人材の追加を願い出た。 そこで存在ノ神が三次元地球へ行く予定の者の中から

          『魂の系統』の離反

          『魂の万国博覧会』の恐怖

          コジュケイの物語 あるところに鳥のオスがおった。 鳥の呼び名は、コジュケイ。 コジュケイは、毎日囀りを楽しんでおった。 あるときコジュケイは、人間の囀りが理解できることに気がついた。 そして、コジュケイは合図をきいた。 「あなたは、これから五次元地球へいくわよ!」 コジュケイは、北の丸公園に舞い降りる。 コジュケイの物語 完 イソヒヨドリの物語 あるところに鳥のオスがおった。 鳥の呼び名は、イソヒヨドリ。 イソヒヨドリは、毎日囀りを楽しんでおった。

          『魂の万国博覧会』の恐怖

          『魂の系統』の恐怖

          ガビチョウの物語 あるところに鳥のオスがおった。 鳥の呼び名は、ガビチョウ。 ガビチョウは、毎日囀りを楽しんでおった。 あるとき三次元地球が爆発する。 ガビチョウの物語 完 ハクセキレイの物語 あるところに鳥のオスがおった。 鳥の呼び名は、ハクセキレイ。 ハクセキレイは、毎日囀りを楽しんでおった。 あるとき三次元地球が爆発する。 ハクセキレイの物語 完 不安 不安とは、平安の微分の異名である。 不安とは、取引の励起の異名である。 不安とは、持続の

          『魂の系統』の恐怖

          『魂の万国博覧会』の適応

          猫の物語 あるところに女がおった。 女は、村の近くの湿地で穂のある草を育ててくらしておった。 あるとき、女は、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おねえさん、お待ちなさい。」 女は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 女が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「穂のある草をしまっておく倉でねずみに食べられて困っておるじゃろう。」 女は、 「はい、その通りです。なんとかならないですか。」

          『魂の万国博覧会』の適応

          『魂の系統』の適応

          古墳の物語 あるところに女がおった。 女は、村の近くの湿地で穂のある草を育ててくらしておった。 また、新たに溝をほっては穂のある草を増やしておった。 あるとき、女は、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おねえさん、お待ちなさい。」 女は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 女が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「溝をほった土に困っておるだろう。」 女は、 「はい、その通りです。なん

          『魂の系統』の適応

          『魂の万国博覧会』の平安

          物語の物語 あるところに男がおった。 男の名は、アイスキュロス。 アイスキュロスは、劇の脚本を書くのが好きだった。 あるとき、アイスキュロスは天寿を全うした。 肉体を脱いだアイスキュロスは、世の移り変わりを眺めてすごしておった。 そしてあるとき、こう思った。 「今度は、小説を書いてみよう。」 そこで、とある夫婦の娘として生まれることとした。 娘の諱は、琴子。 あるとき、琴子は天寿を全うした。 肉体を脱いだ琴子は、世の移り変わりを眺めてすごしておった。

          『魂の万国博覧会』の平安

          『魂の系統』の平安

          随筆の物語 あるところに男がおった。 男の名は、ソポクレス。 ソポクレスは、劇の脚本を書くのが好きだった。 あるとき、ソポクレスは天寿を全うした。 肉体を脱いだソポクレスは、世の移り変わりを眺めてすごしておった。 そしてあるとき、こう思った。 「今度は、随筆を書いてみよう。」 そこで、とある夫婦の娘として生まれることとした。 娘の諱は、時子。 あるとき、時子は天寿を全うした。 肉体を脱いだ時子は、世の移り変わりを眺めてすごしておった。 そして、自分のこ

          『魂の系統』の平安

          『魂の万国博覧会』の勾配

          タケヒトの物語 あるところに男がおった。 男は、十六になって生まれた村を離れ旅に出た。 広い広い海を四年の年月をかけて渡りきった。 とある川べりにやってきた男は、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おにいさん、お待ちなさい。」 男は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 男が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「ここに祠をまつってほしいのだがな。」 男は、 「お安い御用ですよ。」 と

          『魂の万国博覧会』の勾配

          『魂の系統』の勾配

          タキシミミの物語 あるところに男がおった。 男は、十六になって生まれた村を離れ旅に出た。 広い広い海を四年の年月をかけて渡りきった。 とある川べりにやってきた男は、自分を呼ぶ声に気づいた。 「もうし、おにいさん、お待ちなさい。」 男は、呼ばれたほうに顔を向けると、大きなひきがえるが一匹こちらを向いていた。 男が、 「なにごとですか。ひきがえるさん。」 と、ひきがえるに尋ねると、 「ここに祠をまつってほしいのだがな。」 男は、 「お安い御用ですよ。」

          『魂の系統』の勾配

          『魂の万国博覧会』の化粧

          計画の物語 あるところに男がおった。 男の名は、イエス。 あるとき、イエスは命を落とした。 肉体を脱いだイエスのところへ存在ノ神がやってきてこういった。 「戻ってきて早々だが、新しい計画の準備を手伝ってほしい。」 イエスが、 「どのようなことでしょうか。」 とたずねると、 「とある男に未来を見せて、本を書かせることにする。」 との答え。 イエスが、 「私はどのような役目をすればよろしいでしょうか。」 とたずねると、 「男に未来を見させる案内をしてほ

          『魂の万国博覧会』の化粧

          『魂の系統』の化粧

          黙示の物語 あるところに男がおった。 男の名は、ヨハネ。 あるとき、ヨハネは男に出会った。 男は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。 男はヨハネにこういった。 「あなたは文字が書けるかな。」 ヨハネは、 「かけますが、なにか手伝いをしましょうか。」 と答えた。 すると男は、 「私の話す言葉を、本にしてほしい。」 といった。 ヨハネは、少し驚いたが、 「承知しました。」 と答えた。 そして、男はヨハネの聞いたこともない話をしゃべ

          『魂の系統』の化粧