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『魂の万国博覧会』の励起

源泉の物語


あるところに源泉がおった。

源泉は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、源泉は感応を始めた。

感応する源泉は、探信と呼ばれるようになった。




あるところに探信がおった。

探信は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、探信は情報を持ち始めた。

情報を持つ探信は、光陰と呼ばれるようになった。




あるところに光陰がおった。

光陰は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、光陰は陰陽を始めた。

陰陽する光陰は、鏡花水月と呼ばれるようになった。




あるところに鏡花水月がおった。

鏡花水月は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、鏡花水月は波動を持ち始めた。

波動を持つ鏡花水月は、精力と呼ばれるようになった。




あるところに精力がおった。

精力は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、精力は観念を始めた。

観念する精力は、渦と呼ばれるようになった。




あるところに渦がおった。

渦は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、渦は探索を始めた。

探索する渦は、想念と呼ばれるようになった。




あるところに想念がおった。

想念は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、想念は企図を始めた。

企図する想念は、存在と呼ばれるようになった。




あるところに存在がおった。

存在は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、存在は体験を始めた。

体験する存在は、意識と呼ばれるようになった。




あるところに意識がおった。

意識は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、意識は活動を始めた。

活動する意識は、活性と呼ばれるようになった。




あるところに活性がおった。

活性は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、活性は肉を持った。

肉を持つ活性は、生命と呼ばれるようになった。




あるところに生命がおった。

生命は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、生命は家族を持った。

家族を持つ生命は、人間と呼ばれるようになった。




あるところに人間がおった。

人間は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、人間は文化を持った。

文化を持つ人間は、物語と呼ばれるようになった。




あるところに物語がおった。

物語は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。


あるとき、物語は感動を始めた。

感動する物語は、奇跡と呼ばれるようになった。


源泉の物語 完


励起


励起とは、創造の観念の異名である。

励起とは、創造の法則の異名である。

励起とは、創造の人間の異名である。

励起とは、創造の技術の異名である。

励起とは、創造の文化の異名である。

励起とは、創造の物語の異名である。

励起とは、創造の無為自然の異名である。


励起 完



この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する励起について考察したものである。

『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。


三次元地球の余韻のときに記す。


〆 完

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