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詩歌の企図

  源泉との邂逅を想いて詠める スナオ

みなもとの 今のこころねうけとめて 丸の世のみち はてしなきかな

  返歌 よみ人しらず

みなもとの かかるおもいのほとばしる いまのきらめきいとおしきかな


  <白い音>との邂逅を想いて詠める スナオ

みなもとの さらにおくやま わけいれば 白き霧中に さわがしき声

  返歌 よみ人しらず

みなもとの さらにおくやま とびこむは 生む苦しみぞ 新しき世を


  ある夜の夢にて一人の紳士に連れられ眺めたる
  景色を想いて詠める スナオ

まぼろしか 多くの民のはたらきて 三途の川に橋をかけるや

  返歌 よみ人しらず

まぼろしを まことに化かす人の念 三途の川もバスでわたるや


  小綬鶏の鳴く東雲に詠める スナオ

皆からの かちどき幽か われの耳 小綬鶏の声のみぞあふれる

  返歌 よみ人しらず

かちどきの 溢れたるかな そらのうえ 皆々様の 飛びたるを待つ


  明けの明星の消えゆくをみて詠める スナオ

明日への希望の光思い込み 時の節のみ明けの明星

  返歌 よみ人しらず

明日への確かな一歩輝かす 時の宝石明けの明星


  題しらず スナオ

この世とはすべてをうつす鏡かな 闇も吐息も煌めきも身も

  返歌 よみ人しらず

あの世とはすべてを照らす光かな 心も道もはたらきも身も


  夢枕に時鳥の鳴きて目の覚めし時を想いて詠める スナオ

ひと鳴きの ゆめかうつつか 時鳥 まどろむみたま 暁のそら

  返歌 よみ人しらず

ひと鳴きを こころまちにと 時鳥 あすのみたまを 磨きなされよ


  新しき世の開かぬに苛立ちて詠める スナオ

あたらしき世の誕生を宣れといふ 何度宣りてもなお生まれずや

  返歌 よみ人しらず

あたらしき世は宣りと時 ふたつが合うて生まれるや 宣りは成りけり 時を待つのみ


  新しき世の開かぬを憂いて詠める スナオ

皆に問う 地球の乱れ人のみの責や 高天原の責もありやと

  すべて・・・よりの返歌 よみ人しらず

これからの地球の意味をさだめるは すべてなるかな すべてなるかな


  約束の書を書き終えたのか終えていないのか
  ただ力尽きて詠める スナオ

ながきみち 心奮わす 御声にも ちからつきたる われのみたまよ


  返歌 よみ人しらず

明日へと 進む一歩を 踏みだせば 背中を押して たすけたるらん


  『魂の万国博覧会』の執筆にあたり高幡不動尊にて
  ご祈祷したときの護摩札に想いて詠める スナオ

横たえるお護摩の札に問いかける 満願成就のありやなしやと

  返歌 よみ人しらず

皆々が口をそろえて称えるは 新しき世の満願成就


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