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平成生まれから見た連合赤軍
連合赤軍について知ったのは、つい最近のことだ。山本直樹の「レッド」という漫画を読んで知った。一度は読むのを挫折した。二巻の途中でいよいよ話の内容がつかめず、また、登場人物が多すぎて誰が誰だか分からなくなってしまったのだ。
それからしばらく経って、映画「突入せよ!あさま山荘事件」を観た。その映画が警察側の一面的すぎる視点で描かれていることに疑問を抱いた。果たしてこの見方だけでいいのかと。それで
短編小説:ある青年が落札者の評価を「非常に悪い」にした理由
ぼくはいつも休日は部屋から出ません。誰かと会う約束もないし、やらなければならないこともないからです。うたた寝をして起きたら夕方だった時のあの感覚はなんといえばいいのでしょう。敗北感、というのでしょうか。
今日は休日でした。うたた寝をし、目を覚ますと外はすっかり夕方です。ぼくは何のために生きているのだろう。そんなことをふと思いました。
スマートフォンを開くと、かねてからネットオークショ
分かり合えない二人に眩しい日が射す
「A2」という森達也監督のドキュメンタリー作品を観ました。この作品は地下鉄サリン事件を起こしたオウムという宗教団体にかかわるものです。作中では監督自身が撮影し、信者や地域住民などにインタビューをおこなっています。
見るかぎり、信者のほとんどがいまのぼくと近い年か、それよりも年上の人たちばかりです。それなのになぜだか彼らが中学生のように見えました。オウムの施設は、まるで先生のいない教室みたい
この先、いいように転べばいいんだがなあ~
小学生の女の子たちが家の前にたむろしてしゃべっている。「あのね」「~したらね」「~やってね」とぜんぶの語尾に「ね」がついている。ぼくが子供だったころもあんなふうな話し方だったのだろうか。
中学校の校舎から生徒らの合唱の声が聞こえる。校内音楽発表会か何かに向けての練習なのだろう。「練習いやだったなあ」と自分の中学時代のころを思い返すまえに、その合唱の声に心を奪われてしまった。すげぇ良いと思っ