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暗号資産・ブロックチェーンコラム

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暗号資産・ブロックチェーンに(多少強引に)絡めて好き勝手書いてます。
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2019年2月の記事一覧

生田絵梨花の写真集を堪能しながらふと考えた

生田絵梨花の写真集を堪能しながらふと考えた

1月22日、この日が何の日か思い浮かぶ人はいるだろうか。そう、乃木坂46いやミュージカル女優である生田絵梨花の誕生日だ。そして、2019年同日に彼女の2冊目となる単独写真集「インターミッション」が発売となった。初版20万部と女性ソロ写真集としては講談社史上最多初版部数となる話題の一冊だが、恥ずかしながら私もすぐに購入した。なぜなら私は彼女のファンだからだ。

仕事が終わり家に帰って彼女の写真集を堪

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仮想通貨・ブロックチェーンの誕生を機に議論すべきイデオロギーの中央集権

仮想通貨・ブロックチェーンの誕生を機に議論すべきイデオロギーの中央集権

人は気づけば新しいものを好むようになった。それは19世紀の産業革命以降、機械すなわちテクノロジーによって日々世の中が便利になってきたからである。三種の神器に見られるように、新しく世に出たばかりの頃には皆が揃って欲しがり、それがコモディティ化すれば次の新しいものが欲しくなる。技術の進歩は今も止まることがなく、次から次へと新しいものが現れてくる。

このような時代の流れに慣れてくると、「新しいもの=良

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遺伝子レベルに規定された人間の行動特性は仮想通貨の世界でも変わらない

遺伝子レベルに規定された人間の行動特性は仮想通貨の世界でも変わらない

人類の歴史を振り返ると、人間という生き物は、先祖代々の遺伝子を引き継ぎ、今もなお”猿”という生き物に変わりないことがわかる。私たち人間は自分たちより強い生き物に勝つため群れをなして行動してきた。その群れの中では、どの雄も長を目指し、どの雌も長の子を産むことを目指した。別の群れが現れれば、自分たちの群れを守ろうと必死で戦った。群れの生活環境が厳しくなると、新しく良好な住処を求めて群れで大移動した。群

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帰属の象徴としての仮想通貨

帰属の象徴としての仮想通貨

先週から、過激派イスラム武装組織ハマスへの仮想通貨による寄付金の問題が話題となっている。このニュースを見た時に、多くの人は仮想通貨がテロ組織支援に使われた、という悪い印象を持つだろう。私も当然そのような印象を持った。世界中どこにいても簡単に資金を送り届けることができる仮想通貨は、やはり便利であり危険だ。しかし、今回の件については、寄付する側の立場に立って考えてみると、改めて違った仮想通貨の性質が意

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メダルゲームをするくらいの感覚で仮想通貨投資を始めてみてはどうか

メダルゲームをするくらいの感覚で仮想通貨投資を始めてみてはどうか

つい最近、友人と地方に遊びに行った時のことである。帰りのバスまで時間があったので、私たちはバス停近くの古びたゲームセンターに入ることにした。中に入ると、騒音とも言えないどこか心地の良いうるささが襲ってくる。UFOキャッチャー、なかなか取れなくて透明な壁を叩いたな。格闘ゲーム、よくわからなくて4つあるボタンを適当に押したら意外と勝てたな。プリクラ、高校の時に恥ずかしげもなく男だけで撮ったな。ゲーム機

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高熱を出して世間的な仮想通貨”熱”の冷え込みを改めて感じた

高熱を出して世間的な仮想通貨”熱”の冷え込みを改めて感じた

ふと目を覚ますと、全身に重りを付けたかのような倦怠感に襲われた。暖房の効いた室内にいるはずなのにどこか雪山にいる感覚。寒い、さむい、さぶい。布団に包まりながら頭の中で何度も言葉を繰り返す。できる限りの防寒対策をして寒さを耐え忍んでいると、少しずつ身体が温かくなってきた。温もり、と呼べる心地良さは束の間で、どう言うわけか今度は暑さが見る見る増していく。暑い、あつい、あづい。全身から汗が滲み出る。まる

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サトシ・ナカモトが正体を明かす日

サトシ・ナカモトが正体を明かす日

「衝撃」は溜め込む時間が長い程強くなる。そんなことを改めて考えさせられた出来事が年始早々にあった。

1月2日、この日は毎年決まって高校の部活動の新年会が開かれる。毎年の恒例行事だ。卒業してかれこれ10年近く経つが不思議と参加率が落ち込むことはない。今年も変わらず8割以上の仲間が参加した。20代後半ともなれば当然話題に上がるのが結婚。ここ数年は毎年必ず新たに結婚報告する人が現れ、今年もまた何人かの

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自己体験から2018年の日本の仮想通貨業界を振り返る

自己体験から2018年の日本の仮想通貨業界を振り返る

年始に入り各メディアでは専門家が昨年の業界動向を振り返る記事が増えてきた。恐縮ではあるが、この場を借りて私なりに日本の業界動向を振り返りたい。私は昨年半年を欧州で過ごした。その経験を踏まえて以下を述べる。

欧州に発つ前の日本では、国内取引所のハッキング騒動が相次ぎ、国全体として業界に対する関心が下火となっていた。投機目的の個人が市場から離れ、そこには仮想通貨の革新性を信じる者だけが残った。企業に

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ICO基準を定めることの必要性

ICO基準を定めることの必要性

あなたを解雇します。突然のリストラ宣告。私はこのような場面をドラマや映画でしか見たことがないのだが、実際にリストラを経験した人の心情を思いやると心が痛くなる。これだけ会社に尽くしたのに、なんで私が。解雇理由が労働者個人に起因するものであれば仕方がないと思えるかもしれないが、会社都合の場合には誰もが最初は納得がいかないだろう。仮想通貨業界では後者による従業員の解雇が相次いでいる。BTC価格の下落によ

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年末年始はICOプロジェクトの良し悪しを見極める時期として最適

年末年始はICOプロジェクトの良し悪しを見極める時期として最適

年末に差し掛かり、BTC価格とは別に気になるのは各国におけるICOプロジェクトのロードマップ進捗である。少し前には一部の業界人が「このプロジェクトは開発が早い/遅い」などと評価する風潮も見られたが、今となってはICOプロジェクトが開発遅延することは業界で当たり前のこととなり進捗云々の話はほとんど聞こえない。

一声に開発進捗と言っても、構想が薄く簡単なプロダクトをロードマップ通りに開発していること

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情報消費文化を今一度醸成すべきである

情報消費文化を今一度醸成すべきである

最近のメディアを見ていると、一つ一つの情報がきちんと消費されないままゴミの山として後処理されているかのような感覚を覚える。インターネットの普及により情報量が人の処理能力を上回るようになったという見方もできるが、その原因はおそらく別にある。

それは人の情報の趣向がSNSの発展と共に変化してきたということだ。人は活きる情報以上に共感を呼ぶ情報を求めるようになった。つまり、個人ではなく集団を意識した情

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業界人のBTC価格予想は正直当てにならない

業界人のBTC価格予想は正直当てにならない

2018年も残りあとわずか、年末に差し掛かると思い出されるのがこれまで数々の業界人たちが予想してきたBTCの年末価格である。

大手取引所のCEOや著名投資家らが「2018年末にはBTC価格は~だろう。」などと一丁前に自信を持ってメディアのインタビューに答えるのだが、正直当たっていた試しがない。今年で言えば、米国の著名投資家であるMike Novogratz氏は昨年末にBTC=4万米ドルとの予想を

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未知なる部分の多い仮想通貨スマホ

未知なる部分の多い仮想通貨スマホ

ICOプロジェクトSirinLabsが開発を進める仮想通貨スマホFINNEYがまもなく一部の地域で販売開始となる。ブロックチェーン技術を活用したスマホの開発は台湾メーカーのHTCも現在行なっているが、果たしてそれがどのような物でどう便利であるのかは実際手にするまでわからない部分も多い。

両者に関するこれまでの報道を振り返れば、仮想通貨スマホはそれ自体がノードとしての役割を果たす。また、ウォレット

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BTC相場下落時に心に留めておくべきこと。

BTC相場下落時に心に留めておくべきこと。

BTC価格の下落が止まらない。この時多くの人はBTC延いては仮想通貨全般への不安を抱くだろう。

確かに投資対象として見た時に短期的な視点からは売りに動くことが損失を最小化する意味でも合理的と言えるかもしれない。現に売りが加速し、BTC価格は節目となる50万円を割り込む水準まで下落している。

今回の下落を悲観的に捉える投資家も多くいると思うが、私は敢えてその見方を真っ向から否定したい。というのも

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