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掌編小説

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2000字程度で書いた掌編小説をあげていきます。 ここから短編・長編にしていくためのネタ作りの練習も兼ねてオリジナルの掌編小説書いていきます。
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#日直

掌編小説②「雨」「話す」「机」

掌編小説②「雨」「話す」「机」

 雨が降っている日に、建物の中にいるのが好きだ。
 雨のように、広範囲にわたる何か大きなものから、守られているような気分になるし、曇天で薄暗くなった外とは対照的な屋内の雰囲気の明るさに、胸がどことなくワクワクする。
 それはたぶん、小さい頃の記憶が思い出されるからかもしれない。

 父が、いらなくなった大きめのダンボールを持って帰ってくることがたまにあった。小学一年生の子供が二人入れるくらいの大き

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