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ただ、傍に居させてくれた
ばぁちゃんに癌が見つかった。
1ヶ月前に報告を受けたとき僕は、あまり深刻に受け止めていなかった。
ばぁちゃんは過去に4回骨折し、そのたび復活しては「毎日お経をあげているから」と笑顔で語る人だった。
だから、今回もまぁ、何とかなるだろうと思いたかったのだろう。
けど現実はステージ4で、87歳のばぁちゃんはもう、手術ができる段階ではなかった。
コロナ禍では一度入院すると、面会も難しく介護もできな
踊れない。僕にはおうち時間が無いのだから。
アフターコロナの状況でも変わらず密々な環境で仕事を続けたことで、自分の心が無意識に蝕まれていった工程をつらつら書いていたが、途中で書いても自分が楽になるワケでもないよな~~と思ったので、短く、コンパクトに、書きなぐっておく。
単純に言えば「自分にはおうち時間があるわけでもないのに、おうち時間の楽しさを提供しようとしたら、自覚のできないギャップでどんどん孤独に陥っていきました」という話。
戦々恐
ひび割れたグラスを満たす唯一の方法
先週の休みのことだ。
外出自粛に全くならない仕事に従事している身ということもあり、密々の密な日々を送ることでメンタルも追い込まれていたのか、床に倒れたら動けなくなってしまった。
その日は現在自分が作っている作品の作業を進めるべく早起きをし、洗濯物もして、ゴミも捨て、朝食もとり、ーそこまでは完璧だった。その後、あからさまな体調不良を実感し、改善しようとシャワーを浴びるも改善せず。
そこから生まれた
ひとつだけ、2019年
2019年はあまり個人としての作品を残すことができなかったが、これまでできなかったいくつかのことができるようになる一年だった。多くを語るより、これから撮るもので見てもらえたらなと思うが、ひとつだけ自分でも偉いと思える変化についてだけは書き残しておきたい。
父親のことが好きだと父親に伝えることができた
過程は端折るが、36年間生きてきて初めて出来るようになった。
長年嫌ったり憎んだりしてきた感情
偏見を捨てるべからず(2019/07/31+12/07)
松谷は落ち込んでいた。
プロットを書けば書くほど、面白いと十分に自信が持てるものにできていない事実に直面し、その原因が自分の人間性と無関係でないことが分かってしまうからだ。
今書いている話の骨子については自分でもブレイクスルーができたという手ごたえがあり、それなりに面白くできたのではないかと思っている。
だがそれを演じるキャラクターの魅力が、圧倒的に足りないと感じている。
自分が書いたキャラ設
「3人いるけど2人の世界」を破壊する。
僕はわかりやすく「同性に好かれてるな」と感じることが多い。
先日、元同僚が彼女を連れて職場へ挨拶にやってきた。
彼が僕のことを「凄くお世話になった」等と語るほど、連れの彼女の表情が硬くなった。微妙な感じの空気になるのだが、彼はそのことをあまり気にしていない。
似た経験を何度かするとわかってくるが、これは「2人の世界」が目の前で展開されていている為、入る余地がないと感じさせてしまうからだと考える。
金の使い方を知っているなんて奇跡だぜ
あけましておめでとうございます!
初詣行きました?
お雑煮食べました?
福袋買いました?
僕は仕事でした!
今の自分がしている、生きる為の仕事を続けてもう8年になる。
脊髄反射で出来てしまう仕事だからこそ、そこに感動も苦労も正直ないが、確実に保証された給与だけはそこに存在する。
金の価値は過程がどうであれ不動だが、手にした人間側としては過程によって重くも軽くもなる。今日何となく思ったことに「
「都合のいい理想の正体」
去年、母方の祖父が亡くなった。
その後、父方の祖父より思い入れが薄かった事実に気付かされた。
自分が生まれた時にはもう既に亡くなっており、一度も会ったこともないのにだ。それは何故かを知りたく思考のメスを入れてみた。
松谷の旧家には大きな仏間があり、そこにいつもでかでかと祖父の馬鹿デカイ肖像画が鎮座されていた。毎日仏間でお経を読む婆さんは、幼いころから自分に対して「お爺さんは子供が大好きだったか