ひとつだけ、2019年

2019年はあまり個人としての作品を残すことができなかったが、これまでできなかったいくつかのことができるようになる一年だった。多くを語るより、これから撮るもので見てもらえたらなと思うが、ひとつだけ自分でも偉いと思える変化についてだけは書き残しておきたい。

父親のことが好きだと父親に伝えることができた

過程は端折るが、36年間生きてきて初めて出来るようになった。
長年嫌ったり憎んだりしてきた感情の根底には、「好きでいさせて欲しい」の欲求があった。それが今までどういう過程で理由で歪んでいったのかまで自覚できたので、全て伝えた上で「お父さんは僕のことが好きかい?」と聞くこともできた。
互いが生きている間にこうした話ができるようになって……、いやちがうな。
できるようになる関係にしようと、自分から望んで行動して、結果として変えることができて良かった。

望んで変えることができた実感は、来年自分が脚本を書いて撮るものに活きてくれる予定だ。僕は来年の自分に期待をしている。
皆も期待してくれると嬉しい。

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