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#自分語り

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今までの私の履歴から、少し引き出して書いています。
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雷は神也り

雷は神也り

群馬の夏は決まって夕立があった。
記憶では20年近く前までは、活発に夕立は起きていた。

最近は驚くほどに夕立が来ない。
夜になっても温度は下がらず、熱帯夜にエアコンが欠かせなくなった。

六十年間群馬に住み続けて来たけど、こんな夏は無かった。
大きな地震やら、大水害は少ない土地柄だけど、この地獄の釜のような暑さは、十二分に不快だ。
…それでも主に古老たちは「群馬は住みやすい」と宣う。
夏は暑いが

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邂逅

邂逅

営業を止めた昔の店舗、蔦の絡まる壁や看板、錆びたトタン板の壁、建物を剥がした後に残る白い影、薄く消えかかった琺瑯の看板、赤錆びた鉄骨、古い配管の流れ、色の褪せた児童遊具、歪みの残る板硝子、カーブミラー、政治家のポスター、石段、タイル張りされたコンクリート柱、狛犬、十字架&良く似た物体、手作りされた看板、猫、引っかけられた落とし物、古い人形&ドール、乱雑に入れられた玩具たち、腐りかけてる鍵、剥げ落ち

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旅はズブ濡れ

旅はズブ濡れ

しっかし、折角の連休が雨なんて、なんやねん!!💢…ってツッコミ入れたいわ。

本当なら今日はドライブ…ちょっと高速使って遠出する予定だった。
ただ目的地は海沿い。
きっと雨風が強いに違いない。
駐車場からテクテク歩くことを考えるとズブ濡れになる可能性が大。

流石にそこまで、って思う。
着替えやタオルはもって出るにせよ、その後の状態が辛いのよね。
風邪ひかないかしら?ってどうしても考える。

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雷を待ちながら

雷を待ちながら

群馬の夏は、切り離す事が出来ないくらい夕立の降る日が多かった。

ここ群馬の中央部では「小幡の三束雨」という言葉がある。
小幡は高崎市の南西に位置し、御荷鉾連山の麓で関東平野の際にある山あいの場所。
そこから沸きだす雲は、藁束を三束ほど纏めている間に入道雲となり、猛烈な雷雨を降らせると言うのだ。

もうすぐ高校野球群馬地区予選が始まる。
あの灼熱のグラウンドで行われる大会は、しばしば夕立で休止にな

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撮影環境は大事

撮影環境は大事

PCの強化改造完了!!。
CPUの換装と、メインメモリの容量倍加。
それにHDDからSSDへと記録域を変更させて、パワーアップをはかってみた!。
ベンチはとってないけど、体感としては処理速度は二倍強といったところか?。

まあいかんせんWIN7時代のPCだから、これが目一杯といったところでしょう。
しかしこれでようやく、画像処理をPCで行い、処理画像をクラウドにあげたり、サブバックアップとしてネッ

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初恋忌

初恋忌

明日24日は「村下孝蔵さん」の命日です。

異常気象のせいか、昨今の梅雨は遅くて短い傾向があり、小雨かと思えば炎熱で、その後に集中豪雨という状況になりがちです。

村下さんの「初恋」で歌われていた情景のように、しとしとと霧のごとく降りしきる雨が続いていた事を、今の若い人はきっと知らない。

五月雨と書いて「さみだれ」と読ませるのはなぜだろうかと思っていて調べたら、どうやら古代の稲作文化と関わりがあ

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去らば父よ!

去らば父よ!

父親と本気で喧嘩が出来た人って、どのくらいいるんだろう?。

私は例え口喧嘩でもしたことがない。
勿論、仲が良すぎての事では無い。
現実は真逆で、お世辞にも仲が良かったとは言えなかったのだ。

食事中も喋ることは無い。
そも、夫婦仲も最低に近かったから、食事に会話が入る事自体稀だった。
TVが無かったら地獄の晩餐だったろう。

親父の実家は、それなりに裕福だった(らしい)。
らしい、と言うのは、我

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旅は寄り道

旅は寄り道

旅をしているときに急に別用が出来ることが良くあります。

今回もそうでした。
とある神社に行く予定があり、用件を済ませたら次はゆっくりと自宅方向に向かおう、と当初は考えていたのに、急に「場所探し」をしていた事を思い出したのです。

今を遡ること四十年近く前のこと。
当時私はライダーで、バイクを駆ってのツーリングを趣味としていました。
詳細なルートすらもう忘れてしまったのですが、長野県の長いワインデ

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毎度毎度のバカ騒ぎ

毎度毎度のバカ騒ぎ

思いの外、αAシステムを処分したショックは大きかったようで、胸にポッカリは大袈裟としても、空のバックを見てると何かチクリと来るものがある。

αとの付き合いは結構長くて、α200を手に入れたときからだと5年になる。
売り買いが激しい人だから、5年間でも結構長い方だ。
その間コツコツとシステムを変更しつつも、5年間マウント変更しなかったのだから、私的には非常に異例だったりする。

標準ズームとマクロ

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花のように、鳥のように。

花のように、鳥のように。

私は物事を深く掘り下げていくのが苦手です。
他人に「ねえ、どう思う?」と問われると答えに詰まりやすい。
自分の思うことを話すのは好きなのですが…。

SNSもやっているわけですが(noteもそうですよね?)Xとかポストしていると、何か問答をしたいような方々がリポストされてくるのですが、これが苦手です。

私は、このような人間ですから「ごくごく普遍的な」ポストしか出来ません。
嫌いは嫌い、好きは好き

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星野富弘さんの逝去に寄せて

星野富弘さんの逝去に寄せて

突然の訃報に触れ、少なからず動揺をしています。
一年ほど容体を崩されていたとの事ですが、知る術も無く。

星野さんには、些少ではありますが御縁もありました。
詳細は書けませんが…結局は一度も会うことは叶わず、これからも作品から偲ぶのみとなってしまいました。

口に絵筆を咥えて花を描き、そして画中に詩を添えて作られた「詩画」という世界を広く世間に知らしめた事で、同じように重度の障害を持ちつつ生きる人

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今年は何の年?

今年は何の年?

不思議なもので…写真って心に力が無いと撮れないみたい。

今日は色々あって、昨日までは桜などを撮りに行こうと思っていたけど…結局はほぼ家にいて、車の掃除などをしていた。
老母が座るための椅子を、弟が買ってくれたのは良いけれど…届いた椅子をいざ組み立て始めると、なんと!ネジの間隔が違っていて組めないという大波乱に遭遇。
もうすっかり頭に来て、中国製品のいい加減さと言うものに久方振りに激怒させられた。

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新たな車と人生と

新たな車と人生と

車を換えます(汗)。

前にも似たようなnoteを載せましたが、どうにもMTが足と腕に辛くて(汗)。
やはり寄る年波には勝てないのかなぁ(涙)。

軽自動車とMT の組み合わせは、正直大変です。
5速のミッションを駆使しながらの走行は、より大きな排気量車に比べると非常に忙しない。
特に山道の上りはキツい。
まあ、それがスポーツマインドというものでもあるので、楽しさ半分ですが。

しかし正直、もう少

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カメラ選び、発想の転換

カメラ選び、発想の転換

MFTを選んだ理由は
「小さいから、画質が良いから」でした。
しかしその直前には、フルサイズへの夢が捨て切れ無かったし、同時にコンデジやスマホでも足りるんじゃ無いか?という極端な迷いの日々がありました。
それが一気に終結を迎えたのは
「高画質に拘らない」という方向性を見出せたからでした。

還暦に入って、この先の生き方を考えようと言う時、その中に「写真とどう付き合っていこうか?」というものも含まれ

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