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霞ヶ関ワークライフ

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民間人だった僕が、ある日から霞ヶ関で官僚たちと一緒に仕事をすることになった日々を綴ったものです。 僕が書く記事の中では、少し真面目でモノクロな世界。
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#働き方改革

霞ヶ関ワークライフ6

霞ヶ関ワークライフ6

4ヶ月となると、仕事の一部はほぼ独力できるようになるし、係全体の業務も広く浅くではあるけれど、だいたいわかってくる。

そして、同課の他の係が、どんな分野を所管しているのかもなんとなく見えてくる。

他の局はまったく関わりがないので、わからん。そんな感じである。

 規模感のデカさ

さきほどから述べている、係とは省庁のなかの組織図(部門)である。

◯◯省 ◯◯局 ◯◯課 ◯◯係 ☜

◯◯係と

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霞ヶ関ワークライフ5

霞ヶ関ワークライフ5

嵐の前の静けさ

これまでの記事で、霞ヶ関の人たちは2年で部署異動し、経験者を残す配慮もまるでない、そんなサバイバル人事があたりまえ、とお話した。
そのデメリットは4月から業務が溢れること、前年からの経験者に負荷がかかることだ。

そして、私の係では係長が経験者、部下上司ともにフォローしなければならない中間管理職の立場になっているともお伝えした。

ようやくみんなが業務に慣れてきたこの時期••

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霞ヶ関ワークライフ1

霞ヶ関ワークライフ1

一般企業に勤めるアラサーゲイのサラリーマン、そんな僕が今年4月から、なんと霞ヶ関で働くことになりました。

いわゆる霞ヶ関とは?

あまり政治に関心がない人は、なんのこと?と思うだろうけど、霞ヶ関とは国家公務員、官僚たちが働く中央省庁が集まる地名。
それに対して、政治家がいる議員会館はすぐ近くの永田町という地名になります。

官僚=霞ヶ関
政治家=永田町

国家公務員の仕事は当然、守秘義務にあたる

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