学校のいじめについて考えることの話
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Xにおいて「学校のいじめ」問題
よく騒がれていますし、社会問題にもなっています。死者も出ています
今回は学校のいじめ問題について考えてみたいと思います
私の学校へのいじめの認識
「いじめ」と言えば、犯罪行為からすこし離れる印象を受けますが、実体は
暴行
傷害
誹謗中傷
窃盗
器物損壊
そういった犯罪行為をまとめて「いじめ」とくくっているのが現状です
また、生徒同士のいじめだけでなく教員から生徒へのいじめも問題になりましたね…
ものすごい偏見ですが…
「いじめ」への「学校の側の対応」はひどく内向きで、外部に漏れないようにしている印象を受けてますし、担当教員も見て見ぬふりも数多く起こっているのではないでしょうか
たとえいじめが発覚し、「第三者委員会を設ける」としても、そこに関係者が携わっているケースも少なくないと考えています
それは会社のパワハラ、セクハラへの対応と似ているなぁと思っています 外部に漏らしたくないのです
そして最終的には、いじめの被害者が転校や学校へ行かないという手段をとり終わりを迎えるケースもよく聞きます
「~ではないでしょうか」「聞きます」といった伝聞でこのような書き方はあまり好きではありませんが、実際にご家族からのお話をきいたり、学校の状況に透明性がないため状況から推測するしかない状況も「いじめの助長」につながっているのではないか
というのが私の意見です
今、学校のいじめに対してどのような対応が求められるのか
学校のいじめに対してどのような対応が今の社会に求められるのか、基本的な部分から少し深堀りしてまとめてみたいと思います
①早期相談がしやすい、透明性高い環境を作る
学校の教師、ご家族、友達に相談する これは一番に考えられる方法だと思います
しかし、実際それが機能しているか、できるかは別問題だと考えています
相談した先生や教育委員会から、「いじめではない」と言われてしまえば、そこで話は終わってしまいますし、
ご家族に対して「証拠」を求めるケースも少なくないのですが、学校という不透明な場所で、ご家族がそれをだせない
のは当たり前です
悪魔の証明なのです。こういうケースで、学校側への不信感につながることがとても多いと感じます
学校側の設置した第三者委員が全然「第三者ではない」ケースもよく聞きます
これに対して私が考えうる対応として挙げられれるのは以下のことです
・教室におけるカメラ、icレコーダーの設置
カメラ、icレコーダーに対して、嫌悪感や、行動に制限が生まれることを嫌う声もあるのは知ってますが、それで制限される行動なら厳に慎むべきではないでしょうか
それが教員の質につながると私は考えています。むしろ、何かあったときの事実の証明にもなりますし、ご家族にも教員にとっても自分の、お子さんの身を守る環境になるのではないでしょうか
・定期的な保護者会などの実施
いじめなどの大きな事件などが起こってから説明会などが開かれるケースはあると思いますが、定期的にいじめへの対応クラスがどういう状況であるか、等をこまめに教員、ご家族の間で共有していく集まりがあってもいいのではないか と考えています
お子さんが基本的に多くの時間を過ごす「学校」という場に対しての理解がご家族にないことは、容易に不信感につながってきます
ご家族との信頼関係の構築、学校側の意思とご家族側の意思をすり合わせるための密な話し合いは行われていることで、大きな関係性の亀裂を防ぐことができるのです
・子どもが気楽に教育委員会、教員とのつながりのない第三者相談機関の常設
今の日本社会で生きるお子さんの状況として、学校の先生、ご家族以外の大人と関わる機会がどれだけあるだろうと考えた時にあんまりないんじゃないかな…と思うのです
私たちも「相談できる人」を考えた時に、話しやすいのは「学校でも、家族でもない誰か」だったりするのです
そういった関係性を意図的に作る場として、児童館でも、支援センターでも、それ以外でも、子どもが大人と関われる自由に行き来できる、相談しやすい第三者機関が必要なのだと私は考えます
②いじめの早期発見、予防的取り組みを拡充する
現在の「学校のいじめ」は受け身での対応、つまり、事が起こってからの対応しているケースが多いと考えられます
目立つのはそういったケースであるだけかもしれませんが…
なので、いじめが起こってから対応するだけでなく、いじめを事前に予防することが大切なのです
重要視されなければならないのは、目立たない、事が大きくならないうちにその芽を摘んでいる学校の取り組みなのではないでしょうか
そして大切なのは、「いじめを防ぐことをお子さんに任せないこと」です。子どもにそれを任せてしまうと、いじめのターゲットが増えてしまう可能性が高いのです。勇気を出していじめ加害者に立ち向かい、その後更に被害にあってしまってしまうことだけは防がなく手はいけません
上記に記述した第三者機関を作ることもそうなのですが
・お子さんの特性や性格理解、家庭事情、引き継いだ情報などから学校側の「いじめ」の予測た対応を具体的に話し合い、決めておく
「いじめ」を行うお子さんは、加害者側は、「いじめ被害者」よりも事前のケアが必要になります。いじめの原因は様々あると考えますがその子の行動の根源は「満たされなさ」があるのです。そこには特性や個別の事情も絡んでくると思います
そこを把握しておくことで、教員、大人は予防的な取り組みの幅を増やすことができるのです
③双方の対話よりも、警察、メンタルケア、治療を優先する
よく、いじめ被害者、加害者を合わせて話し合い、ごめんなさいして終わり という幕切れもよく聞きますがこれは根本的な解決になっていないのです
再びいじめが始まる可能性もありますし、ターゲットが変わるだけのこともあります
基本的に「いじめ」は犯罪行為の性質があり、警察への連絡が必要であると考えます
それに伴い学校側からの「表沙汰にしたくない」という思いは反映させないほうがいいのです
寧ろ表沙汰にしたほうが、他の被害も浮き彫りになる可能性が高く、隠すような形になると今後も被害が拡大することが考えられます
表沙汰にならないことで、学校組織の自浄作用が失われることになりますし、そういう学校はたくさんあるのではないでしょうか
そして、ケアが必要なのは
被害者
加害者
双方に必要です
被害者へのケア、環境調整も必要ですが、そもそも加害者側がいなければ、被害者も生まれないのです
そして、被害者は、「平和に過ごしていた生活を突然脅かされた本来ケアが必要ない人」 ことが多いのです
それなのに突然、精神的ケアが必要ほど心に傷を負ってしまったり、環境調整で転校などを余儀なくされるのは道理が通らず、あまりにも理不尽であることは忘れてはいけません
④チームでの連携、業務の整理などの課題
教員の労働環境、現状を私は以下のようなものだと思っています
・孤立しやすく、チームでの連携がとりにくい
・業務過多
・上司、教育委員会、文科省の対応が遅く、見当はずれ、適切な対応を取れない、相談できない
とても一人では抱えきれない問題ですし、様々な連携を取らなければ解決できないのに
こういった環境では生徒個別の「いじめ問題」に対して適切に対応できないのも無理ないのではないでしょうか
まずは上記の課題を整理することがまず「いじめ問題」に取り組む土台になると考えます
逆に言うと、できなければ永遠にその問題に苦しむことになると断言できます
しかし今の学校現場に自浄作用があるかと言われれば、現状イエスと言える人は少ないのではないでしょう
教員の働き方改革 という言葉はよく聞きますが、いまどうなっているのでしょう
まとめ
学校のいじめ問題は対応に問題があると様々な社会問題として別の形で表出するものだと考えています
・いじめでの自殺、不登校の増加
・学校批判の声の増加
・教員の負担増、離職率の増加
など、それに対して個人や団体が自衛をしなければならなくなり
フリースクールの必要性の高まりや、支援団体が生まれる流れになります
ひどければ、snsで晒して解決を図る直接的な「私刑」になることもあります
何が良いとか悪いとかではなく、「どこに力を入れて根治するか」を私たちは考えなければいけないのではないでしょうか
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています
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